車載ソフトウェア

自動車の高機能化に合わせて規模拡大が続く「車載ソフトウェア」について、解説記事や技術動向、製品開発に用いるツールの最新情報などを紹介します。

TopStory

AUTOSARを使いこなす(21):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載第21回からは、2021年11月25日に発行された最新規格文書の「AUTOSAR R21-11」について紹介する。

(2021年12月20日)

新着情報

車載ソフトウェア:

エレクトロビットは、車載通信向けのイーサネットスイッチファームウェア「EB zoneo SwitchCore」を発表した。ネットワーク管理機能やネットワークセキュリティ機能を有しており、既に量産中のEVで採用されている。

(2021年12月14日)
自動運転技術:

SUBARU(スバル)と日本無線、日本アビオニクス、ACSL、マゼランシステムズジャパンは2021年11月8日、相対速度時速200kmでの小型無人航空機の自律的な衝突回避に成功したと発表した。

(2021年11月9日)
自動運転技術:

マツダはドライバーに体調不良などの異変が生じた際に安全に停止するための運転支援技術「Co-Pilot Concept」を開発した。

(2021年11月5日)
組み込み開発ニュース:

OKIは2021年10月14日、人間とAIによる360度リアルタイムモニタリングを実現するシステム「フライングビュー」の販売を開発すると発表した。無人自動運転モビリティの周囲映像を、人の目に加えてAIで常時モニタリングすることで、モビリティの高度な遠隔運用を実現する。

(2021年10月22日)

HILS

いまさら聞けないHILS入門(13):

車載システムの開発に不可欠なものとなっているHILSについて解説する本連載。最終回となる今回は、アクチュエーター故障の中からインジェクターとスロットルアクチュエーターのテストを紹介します。

(2017年12月26日)
いまさら聞けないHILS入門(12):

車載システムの開発に不可欠なものとなっているHILSについて解説する本連載。今回は、スロットルポジションセンサーと回転センサーの故障に関するテストについて紹介します。

(2017年10月25日)
いまさら聞けないHILS入門(11):

車載システムの開発に不可欠なものとなっているHILSについて解説する本連載。今回は、システム構成機器の故障などの診断機能と故障発生時のセーフ機能についてのテストについて紹介します。

(2017年9月7日)
いまさら聞けないHILS入門(10):

車載システムの開発に不可欠なものとなっているHILSについて解説する本連載。今回は前回に引き続き、HILSを用いてどのようにECUをテストするかについて説明します。アイドリング機能や回転数制御、過回転防止機能の手動テストはどのように行うのでしょうか。

(2017年6月23日)
いまさら聞けないHILS入門(9):

車載システムの開発に不可欠なものとなっているHILSについて解説する本連載。今回から、HILSを用いてどのようにECUをテストするかについて説明していきます。まずは手動テストから紹介します。

(2017年5月17日)
いまさら聞けないHILS入門(8):

車載システムの開発に不可欠なものとなっているHILSについて解説する本連載。今回は、エンジンと発電機のプラントモデルをHILSシステムの中に組み込んで、実機と同じように動かすための手順を説明します。

(2017年3月15日)
いまさら聞けないHILS入門(7):

車載システムの開発に不可欠なものとなっているHILSについて解説する本連載。今回はエンジンの負荷となる発電機のプラントモデルを検討するとともに、これまで2回にわたって説明してきたエンジンのプラントモデルと組み合わせることを考えます。

(2017年1月18日)
いまさら聞けないHILS入門(6):

車載システムの開発に不可欠なものとなっているHILSについて解説する本連載。今回は、実験データを利用する統計モデルによる「プラントモデル」について考えてみましょう。

(2016年11月4日)
いまさら聞けないHILS入門(5):

車載システムの開発に不可欠なものとなっているHILSについて解説する本連載。今回は、実世界の電気信号やHILS内部のデジタル信号と関連して動作する「プラントモデル」がどのようなものであるかについて考えてみましょう。

(2016年9月28日)
いまさら聞けないHILS入門(4):

車載システムの開発に不可欠なものとなっているHILSについて解説する本連載。今回は、前回取り上げたセンサーとともにHILSの入出力インタフェースのポイントとなるアクチュエータの回路と機能について分析し、ECU出力に対するHILSインタフェース回路の仕様について考えます。

(2016年8月17日)
いまさら聞けないHILS入門(3):

車載システムの開発に不可欠なものとなっているHILSについて解説する本連載。今回は、HILSの入出力インタフェースのポイントとなるセンサーの構造と機能について分析し、HILSの信号発生回路仕様について考えます。

(2016年6月30日)
いまさら聞けないHILS入門(2):

車載システムの開発に不可欠なものとなっているHILSについて解説する本連載。今回は、HILSがどのような仕組みで動作しているかについて解説します。また、さまざまな車両の制御システムごとにいかなるHILSシステムがあるのかについても見て行きます。

(2016年5月30日)
いまさら聞けないHILS入門(1):

最新の高級自動車は200個ものコンピュータを搭載しているといわれる。ECU(電子制御ユニット)と呼ばれるこのコンピュータが、正しく動作するかどうかを試験するテスト装置として注目を集めているのがHILSだ。本連載では、HILSの導入や、HILSを使ってECUのテストを行うための基本的な知識の提供を目指す。連載第1回は「HILSとは何か」だ。

(2016年4月27日)

AUTOSAR

組み込み採用事例:

APTJのAUTOSAR準拠ソフトウェアプラットフォーム「Julinar」が、ジェイテクトが開発するEPSに採用された。同EPSは、日産自動車の北米向けSUV「ローグ」の新モデルに搭載されている。

(2020年12月7日)
車載ソフトウェア:

富士ソフトは、車載ソフトウェアの標準規格であるAUTOSARについて日本語解説を基に開発体験できる「AUTOSAR開発体験キット」に「メモリ保護編」を追加すると発表した。

(2020年11月25日)
車載ソフトウェア:

シノプシスとエレクトロビットは、シノプシスの車載SoC開発用プロセッサIP「DesignWare ARC EM」および「ARC HS Functional Safety」向けに、エレクトロビットのClassic AUTOSARソフトウェア「EB tresos」の提供を開始する。

(2020年9月30日)
オートモーティブワールド2020:

SCSKは、「オートモーティブワールド2020」において、自動運転システムなど向けのAUTOSARであるAUTOSAR Adaptive Platform(AP)の活用事例についてデモンストレーションを披露した。

(2020年1月31日)
オートモーティブワールド2020:

オーバスは、「オートモーティブワールド2020」において、車載ソフトウェア標準であるAUTOSARのAP(Adaptive Platform)で用いるサービス指向通信(SOME/IP)をCP(Classic Platform)でも対応できるようにする「AUBIST SOME/IP」のデモンストレーションを披露した。

(2020年1月27日)
車載ソフトウェア:

BlackBerry QNXとETASは、協業により、「AUTOSAR Adaptive Platform」に準拠した車載コンピュータやドメインコントローラー向けのソリューションを開発すると発表した。

(2019年12月3日)
ET2019:

APTJとウインドリバーは、「ET&IoT Technology 2019(ET2019)」の会場内で会見を開き、車載ソフトウェアの標準規格であるAUTOSARと仮想化技術を活用した車載ソフトウェアプラットフォームの開発と販売に向けた業務提携について発表した。

(2019年11月22日)
車載ソフトウェア:

オーバスが提供する「AUTOSAR Adaptive Platform」仕様準拠のソフトウェアプラットフォーム「AUBIST Adaptive Platform」が、ルネサス エレクトロニクスの車載システム用SoC「R-Car」に対応した。

(2019年7月30日)
車載ソフトウェア:

UTテクノロジーは、車載ソフトウェアの標準規格「AUTOSAR」に精通したエンジニアを育成する。自動車メーカーや部品メーカーからの技術ニーズに対応できるエンジニアを育成し、自動車産業全体の競争力向上に貢献していく。

(2019年5月21日)
ET2018:

車載ソフトウェア標準であるAUTOSAR CP(Classic Platform)に準拠するソフトウェアプラットフォーム(SPF)を手掛けるAPTJは、「Embedded Technology 2018/IoT Technology 2018(ET2018)」の開催に合わせて同会場内で会見を開き、2018年10月1日に正式販売を開始した同社のAUTOSAR CP準拠のSPF「Julinar SPF」について説明した。

(2018年11月20日)
オートモーティブワールド2018:

メンター・グラフィックス・ジャパンは、「オートモーティブワールド2018」において、現行のAUTOSARであるAUTOSAR Classic Platform(CP)から、次世代AUTOSARであるAUTOSAR Adaptive Platform(AP)への架け橋となるソリューション「AUTOSAR on Linux」を展示した。

(2018年1月19日)
オートモーティブワールド2018:

デンソー子会社のオーバスは、「オートモーティブワールド2018」において、次世代AUTOSARであるAUTOSAR Adaptive Platform(AP)に対応するOS「AUBIST Adaptive OS POSIX」のデモンストレーションを披露した。

(2018年1月17日)
ET2017:

SCSKは「Embedded Technology 2017(ET2017)/IoT Technology 2017」において、異なる車載ネットワークの中継やセキュリティの実現に向けて、AUTOSARの次世代規格と位置付けられるAUTOSAR Adaptive Platformを用いたセントラルゲートウェイを紹介した。

(2017年11月20日)
ET2017:

車載ソフトウェアの業界標準として定着が進みつつあるAUTOSARに対し、開発の効率化を実現するとともに日本品質を盛り込む活動を続けるAPTJが、AUTOSAR準拠のソフトウェアプラットフォームを開発し、先行販売を開始する。

(2017年11月16日)
車載ソフトウェア:

ベクター・ジャパンは「第2回オートモーティブ・ソフトウェア・フロンティア」において、国内自動車業界で導入が広がっている車載ソフトウェアの標準であるAUTOSARと、既に必須となっている自動車向け機能安全規格のISO 26262の両方を満たすためのポイントを紹介した。

(2017年4月6日)
車載ソフトウェア:

イーソルは、車載ソフトウェアの標準仕様であるAUTOSARのプレミアムパートナーとして承認を受けた。車載ソフトウェアプラットフォームの技術や知見を生かして仕様策定に貢献するとともに、AUTOSARの動向や最新情報を自社の開発やサービスに反映し、日本の車載システム開発ベンダーを中心にAUTOSARの成果を還元していくとしている。

(2016年4月20日)
オートモーティブワールド2016:

イータスは、「オートモーティブワールド2016」において、車載ソフトウェアの標準規格であるAUTOSARの初期評価から、仮想環境を使ったECU(電子制御ユニット)の顧客提案まで利用できる「AUTOSARスターターキット」を紹介した。

(2016年1月18日)
ET2015:

SCSKは、「組込み総合技術展 Embedded Technology 2015(ET2015)」において、車載ソフトの標準規格・AUTOSARに準拠する基盤ソフト(BSW)「QINeS-BSW」を紹介。現在ほぼ海外の企業が提供しているAUTOSAR BSWについて、国内のソフトウェア/ツールベンダーが国内顧客の要望を取り入れ、より機動的にサポートできることをうたう。

(2015年12月2日)
車載ソフトウェア:

ルネサス エレクトロニクスは、プライベート展「Renesas DevCon Japan 2014」において、ローエンドマイコンを用いる車載システムにも適用可能なAUTOSARソリューションを参考展示した。

(2014年9月5日)
車載ソフトウェア:

車載ソフトウェアの標準規格であるAUTOSAR仕様の開発プラットフォームのほとんどは欧州ベンダー製だ。この状況を打破し、日本発の車載ソフトウェア開発プラットフォームを世界トップ3に押し上げようという取り組みが始まった。

(2014年6月24日)
電気自動車:

富士通テンは、「第5回国際二次電池展」において、電気自動車やハイブリッド車のリチウムイオン電池パックを制御するECU(電子制御ユニット)「BMS-ECU」を展示した。ソフトウェアプラットフォームにAUTOSARを採用していることなどを特徴としている。

(2014年3月3日)
ET2013:

メンター・グラフィックス・ジャパンは、「ET2013」において、車載情報機器やディスプレイメーター、運転支援システムなど複数の車載システムを1つのハードウェア上で運用する仮想化技術の導入に最適なハイパーバイザ「Mentor Embedded Hypervisor」を紹介した。

(2013年11月27日)
車載ソフトウェア:

制御系車載システムへのマルチコアプロセッサ導入に向けた開発が加速している。この動きを受けて、欧州の車載ソフトウェア標準規格であるAUTOSARに準拠したリアルタイムOS(RTOS)「TOPPERS/ATK2」のマルチコアプロセッサ対応版が、2013年6月からTOPPERSプロジェクトを通じて一般公開される。

(2013年5月10日)

AUTOSARを使いこなす

AUTOSARを使いこなす(21):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載第21回からは、2021年11月25日に発行された最新規格文書の「AUTOSAR R21-11」について紹介する。

(2021年12月20日)
AUTOSARを使いこなす(20):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載第20回では、前回に引き続き、AUTOSAR Classic Platformにおけるマルチコアマイコンへの対応について解説する。

(2021年6月9日)
AUTOSARを使いこなす(19):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載の第19回では、AUTOSAR Classic Platformにおけるマルチコアマイコンへの対応について解説する。

(2021年4月28日)
AUTOSARを使いこなす(18):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載の第18回では、前回に引き続き、2020年12月に一般公開されたAUTOSARの最新リリース「R20-11」について紹介する。

(2021年1月6日)
AUTOSARを使いこなす(17):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載の第17回では、2020年12月に一般公開されたAUTOSARの最新リリース「R20-11」について紹介する。

(2020年12月8日)
AUTOSARを使いこなす(16):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載第16回では、AUTOSARと関わりの深い“安全”に関する動向を取り上げる。ISO 26262の先にあるものについて、自動車関連企業11社が発表した「SaFAD paper」を基に解説しよう。

(2020年8月27日)
AUTOSARを使いこなす(15):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載の第15回では、前回に引き続き、2019年12月に一般公開されたAUTOSARの最新リリース「R19-11」について紹介する。

(2020年2月25日)
AUTOSARを使いこなす(14):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載の第14回では、2019年12月に一般公開されたAUTOSARの最新リリース「R19-11」について紹介する。

(2020年1月16日)
AUTOSARを使いこなす(13):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載の第13回は、第11回と第12回で筆者が提案したAUTOSARに関するスキルや研修に関する取り組みの現状について報告する。マニュアルを基にした運用や外注の活用本当に問題はないのだろうか。

(2019年12月19日)
AUTOSARを使いこなす(12):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載の第11回では、AUTOSARの人材育成に関わる「研修」の現状について取り上げる。

(2019年9月2日)
AUTOSARを使いこなす(11):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載の第11回では、AUTOSARの人材育成に関わる「研修」の現状について取り上げる。

(2019年8月20日)
AUTOSARを使いこなす(10):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載の第10回では、あまり知られていないAUTOSARにおける標準化活動について、筆者の経験を基にその一端を紹介する。また、AUTOSAR Adaptive Platformの最新リリースであるR19-03の変更点についても取り上げる。

(2019年6月17日)
AUTOSARを使いこなす(9):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載の第9回では、前回取り上げたAUTOSAR Adaptive Platformのアーキテクチャに続いてメソドロジについて説明する。

(2019年4月15日)
AUTOSARを使いこなす(8):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載の第8回では、新たに登場したAUTOSAR Adaptive Platformのアーキテクチャについて説明する。

(2019年3月4日)
AUTOSARを使いこなす(7):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載の第7回では、AUTOSAR Classic Platformに次いで新たに登場したAUTOSAR Adaptive Platformについて説明する。

(2019年2月5日)
AUTOSARを使いこなす(6):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載の第6回では、2018年11月時点でのAUTOSARの最新動向を紹介するとともに、Classic PlatformとAdaptive Platformの関係について説明する。

(2018年12月17日)
AUTOSARを使いこなす(5):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載の第5回では、第4回で挙げた避けるべき代表例の1つ「標準をただ従うものとして捉えること」について掘り下げてみよう。

(2018年9月7日)
AUTOSARを使いこなす(4):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。第4回では、AUTOSARに何らかの期待を抱いて取り組みを進める上で、避けるべきことについて考えてみよう。

(2018年6月11日)
AUTOSARを使いこなす(3):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。第3回では、「AUTOSARに対する期待は何か?」という問いへの答えを考えてみよう。

(2018年5月7日)
AUTOSARを使いこなす(2):

車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。技術面の解決に取り組むだけではなく、AUTOSARを扱う際に陥りがちな思考から解き放たれることで、AUTOSARともっとうまく付き合っていくことができるかもしれない。

(2018年4月6日)
AUTOSARを使いこなす(1):

既に量産車への適用が始まっている車載ソフトウェア標準「AUTOSAR」。これまでMONOistでAUTOSARの解説連載を2回執筆してきた櫻井剛氏が「AUTOSARを使いこなす」をテーマに新たな連載を始める。第1回は、まず現状を確認するためにAUTOSARの最新動向を紹介する。

(2018年3月13日)
AUTOSAR〜はじめの一歩、そしてその未来(9):

本連載の最終回となる今回は、筆者が考える「AUTOSAR導入の『成功』とは何か」について述べる。前回説明したマネジメント層の役割だけでなく、組織として何をするべきか、そしてAUTOSARの導入で得られるものとは何なのか。

(2016年6月15日)
AUTOSAR〜はじめの一歩、そしてその未来(8):

「量産開発を通じてのAUTOSAR導入」の2つ目の側面である「AUTOSAR導入により、基本的な型や支援体制をどのように変えていくかの見極めと必要な活動の実施」では、現場担当者の上司であるマネジメント層の果たす役割は極めて大きい。マネジメント層が壁になるのか、支えるのかによって状況は大きく変わるからだ。

(2016年6月2日)
AUTOSAR〜はじめの一歩、そしてその未来(7):

筆者へのAUTOSAR関連の問い合わせで、最近になって急激に増えているトピックが幾つかある。今回はそれらのトピックをまとめる形で、「AUTOSARの最新動向:2016年3月版」と題してお送りしよう。

(2016年4月21日)
AUTOSAR〜はじめの一歩、そしてその未来(6):

「量産開発を通じてのAUTOSAR導入」は2つの部分に分けることができる。前回紹介した「量産開発プロジェクトを完了させる」に続き、今回は「AUTOSAR導入により、基本的な型や支援体制をどのように変えていくかの見極めと必要な活動の実施」について説明する。

(2016年3月10日)
AUTOSAR〜はじめの一歩、そしてその未来(5):

AUTOSARを初めて導入する際の、もう1つの典型的パターンが「量産開発を通じてのAUTOSAR導入」になる。この「量産開発を通じてのAUTOSAR導入」は2つの部分に分けることができる。今回はそのうちの1つ、「量産開発プロジェクトを完了させる」について説明する。

(2015年11月4日)
AUTOSAR〜はじめの一歩、そしてその未来(4):

AUTOSARを初めて導入する際に2つある典型的パターンの1つが「AUTOSAR導入準備の初期段階としての試作評価実施」だ。このパターンの場合にどのように取り組むべきかについて筆者の考察を示す。

(2015年10月1日)
AUTOSAR〜はじめの一歩、そしてその未来(3):

国内企業でAUTOSARを初めて導入する際の典型的パターンは2つある。「AUTOSAR導入準備の初期段階としての試作評価実施」と「量産開発を通じてのAUTOSAR導入」だ。今回は、これら2つのパターンの詳細と、それぞれどういった結末が起こり得るかについての考察を示す。

(2015年9月2日)
AUTOSAR〜はじめの一歩、そしてその未来(2):

「AUTOSARとは?」という問いにはさまざまな切り口での答えがある。今回は、前回に引き続き、「AUTOSARとは?/What is AUTOSAR?−2015年版−」の後編として、AUTOSARの標準化の対象である「(Software)Architecture」「Methodology」「Application Interface」の3項目の観点から説明する。

(2015年8月4日)
AUTOSAR〜はじめの一歩、そしてその未来(1):

量産車にもすでに適用されている車載ソフトウェアの標準規格「AUTOSAR」。しかし現在も、AUTOSARとそれを取り巻く環境は刻々と変化している。本連載では、2011年に好評を博したAUTOSARの解説連載「AUTOSARとは?」の筆者が、2015年現在のAUTOSARの仕様や策定状況、関連する最新情報について説明する。

(2015年7月21日)

モデルベース開発

モデルベース開発:

自動車メーカーとサプライヤーが運営する「MBD推進センター(Japan Automotive Model-Based Engineering center、JAMBE)」が2021年9月24日に発足した。参画企業と日本自動車研究所(JARI)の共同研究事業として、モデルベース開発(MBD)を中小サプライヤーや大学にも普及させていく。

(2021年9月27日)
モデルベース開発:

東芝デジタルソリューションズは2020年7月9日、自動車メーカーとサプライヤーがモデルを持ち寄って車載システムの動作をシミュレーションできる「分散・連成シミュレーションプラットフォーム(VenetDCP)」の販売を開始すると発表した。

(2020年7月9日)
モデルベース開発:

モデルベース開発や制御開発を手掛けるAZAPAが、計測事業に乗り出した。早稲田大学 次世代自動車研究機構と共同で、早稲田大学 本庄キャンパス(埼玉県本庄市)にシャシーダイナモを設置した。サプライヤーが部品を持ち込むと、車両に自社の部品を組み込んで燃費などの性能を測定する。その測定データを基にモデルを構築し、シミュレーションで制御やハードウェアの伸びしろを検討できるようにする。

(2020年3月17日)
組み込み開発ニュース:

日立ソリューションズは、MATLAB/Simulinkを用いて車載ソフトウェアのモデルベースを開発する際の、テスト工程を効率化する「モデルベース開発ソリューション」を発表した。HILS環境での実機テストを、SILS環境で安価に実施できるようになる。

(2020年1月31日)
車載ソフトウェア:

ETASは、ネクスティ エレクトロニクスとの業務提携と、兼松フューチャーテックソリューションズとの販売代理店契約の締結を発表した。

(2019年5月29日)
モデルベース開発:

マツダは2021年に向けて、エンジンや電動パワートレイン、プラットフォーム、デザインなど、さまざまな分野の取り組みを同時並行で市場投入する。「今後の研究開発計画を、今の人数でなんとかこなせるのはモデルベース開発を取り入れているから。単なる開発手法ではなく、ものの考え方だ」と同社 常務執行役員 シニア技術開発フェローの人見光夫氏は説明する。

(2018年10月9日)
車載ソフトウェア:

ネクスティ エレクトロニクスは、車載ソフトウェアの開発強化のため、東海ソフトに出資した。モデルベース開発における開発管理や、次世代車載システムの開発技術力の向上、開発期間の短縮を目指す。

(2018年8月16日)
モデルベース開発:

ルネサス エレクトロニクスの車載用マルチコアマイコン向けのモデルベース開発環境が、新たに複数の制御周期(マルチレート)によるシステムの開発に対応した。シャシー系やブレーキをはじめ、エンジン、駆動用モーターなどを対象に、制御モデルを構築した段階でマルチコアマイコンへの実装の仕方や、ECUとしての処理性能などを検証できるようになる。

(2018年6月15日)
モデルベース開発:

アンシス・ジャパンのユーザー向けイベント「自動運転からEVまで シミュレーションで実現する設計開発ソリューションセミナー」で、モデルの流通に向けた課題や取り組みについてトヨタ自動車 電子制御基盤技術部 主幹の辻公壽氏が講演した。

(2018年6月12日)
モデルベース開発:

経済産業省は、自動車メーカーやサプライヤーでのモデルベース開発(MBD)の活用に関する今後の活動方針を示した

(2018年4月10日)
設計開発ツール:

パナソニックとAZAPAは電動パワートレインへのモデルベース開発の適用について協業を発表した。モデルベース開発の活用により、パナソニックは試作機を製作する回数を従来より3〜5割削減する。電動パワートレインだけでなく、自動運転技術やコックピットにもモデルベース開発を取り入れていく。

(2017年5月9日)
設計開発ツール:

MathWorks Japanは、モデルベース開発環境「MATLAB/Simulink」の最新バージョン「R2017a」を発表した。製品ラインアップには、自動運転システムや先進運転支援システム(ADAS)に向けた新製品「Automated Driving System Toolbox」を追加した。同梱したさまざまな画像認識アルゴリズムで開発を支援する。

(2017年3月16日)
設計開発ツール:

MathWorksは、自動車のパワートレインのプラントモデル構築と制御設計やシステム設計を支援する「Powertrain Blockset」を発表した。プラントモデルのひな型が用意されており、ユーザーは自由にカスタマイズしながら制御をシミュレーションし、燃費改善や排ガス低減に必要な制御を検討することができる。

(2016年11月24日)
人とくるまのテクノロジー展2016:

イータスは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、制御システムのモデルベース開発で課題となっている複雑化が進むモデル構造を再設計する手法とその補助ツール「SCODE/Constraint Graph」を紹介した。

(2016年6月3日)
設計開発ツール:

車載システムの制御アルゴリズム開発に広く利用されている「MATLAB/Simulink」。車両搭載が広がっているADAS(先進運転支援システム)や、その延長線上にある自動運転技術の開発でも活用されている。そこで重視されているのが、MATLAB/Simulinkの“分析”の機能だ。

(2016年6月2日)
オートモーティブワールド2016:

ルネサス エレクトロニクスは、「オートモーティブワールド2016」において、モデルベース開発環境と駆動用モーターを制御するIPを組み合わせたモデルベース開発ソリューションのデモンストレーションを実施した。ルネサスのIPによってモーター制御をリアルタイムに再現できる点を特徴としている。

(2016年1月21日)
設計開発ツール:

MathWorks Japanは、同社のモデルベース開発環境「MATLAB/Simulink」のユーザーであるトヨタ自動車とデンソーが、量産開発に適用しているバージョンを「R2010b」から「R2015a」に移行すると発表した。

(2015年10月13日)
モデルベース開発:

MathWorks Japanがモデルベース開発環境「MATLAB/Simulink」の最新バージョン、「Release 2015b」の提供を開始した。

(2015年9月10日)
「MATLAB/Simulink」を学生が体験:

「MATLAB/Simulink」を提供するMathWorks Japanが理工学系の学生を対象にワークショップを行った。学生たちはレゴマインドストームを使って、日産の「ステアバイワイヤ」の簡易版を再現。1日かけてモデルベース開発の基礎を学んだ。

(2015年8月28日)
モデルベース開発:

モデルベース開発環境「MATLAB/Simulink」の最新バージョン「R2013a」は、車載ミリ波レーダーの設計を容易にする2つの機能が追加された。「Raspberry Pi」や「Kinect for Windows」など組み込み機器の開発で注目さている製品との連携も可能になっている。

(2013年4月17日)

奮戦ちう

モデルベース開発奮戦ちう(12):

モデルベース開発の新人教育を無事に終え、既に社内で経歴を積んだ技術者向けの社内教育を始めることになった京子たち基盤強化チーム。そこで、部門間の壁という大きな課題に突き当たることに。モデルベース開発を導入するのは、一体誰のためなのか。最終回の今回も難問続出。最後に京子が見せた涙の意味は?

(2015年4月23日)
モデルベース開発奮戦ちう(11):

全社のモデルベース開発におけるライセンス管理やデータマネジメント、そして教育を目的とした基盤強化チームに選ばれた京子。まずは、最大の課題と感じていた、モデルベース開発を知ってもらうための教育カリキュラム作りに取り組むことになった。

(2015年4月9日)
モデルベース開発奮戦ちう(10):

ついにモデルベース開発を適用した「CVT∞」を完成させた京子たち三立精機の制御設計チーム。成果報告のための会議で説明担当になった京子だったが、そこでこれまでとは異なる種類の課題にぶつかることになった。

(2015年3月26日)
モデルベース開発奮戦ちう(9):

豊産自動車や他のサプライヤとともにモデル結合を行って、「バンビーナ」を搭載する「CVT∞」のECUに必要な仕様は固まった。京子たち三立精機の制御設計チームは、再度モデルの修正と検証を進めて、実際の車両を使った実機検証に挑むことになった。

(2015年2月12日)
モデルベース開発奮戦ちう(8):

金融危機や量産チームへのレビューといった難問にぶつかりながらも何とかモデルベース開発を進めてきた京子たち三立精機の制御設計チーム。今度は、納入先の豊産自動車が行う、モデルを組み合わせた仮想のクルマによる試験に対応することになった。

(2014年12月25日)
モデルベース開発奮戦ちう(7):

モデルベース開発の有効性を社内外に認知してもらった京子たち三立精機の制御設計チーム。量産チームにもモデルベース開発を展開しようと悪戦苦闘していたある日、世界を揺るがした、あのとてつもない金融危機が起こった。

(2014年11月12日)
モデルベース開発奮戦ちう(6):

京子たち三立精機の制御設計チームは、モデルベース開発を活用して、ついに変速機「CVT∞」の制御ソフトウェアを完成させた。しかし、この制御ソフトウェアがきちんと動くことを確認するためにはテストを行う必要がある。ソフトウェア単体から実車を使ったものまで、さまざまなテストが待ち受けているのだ。

(2014年10月1日)
モデルベース開発奮戦ちう(5):

ついに、ハイブリッド車「バンビーナ」が燃費世界一を目指す上で重要な役割を果たす変速機「CVT∞」の制御設計を始めることになった、京子たち三立精機の制御設計チーム。悪戦苦闘しながらも、制御モデルの設計やECUへのソフトウェア組み込みなどの作業を着実に進めていく。

(2014年8月27日)
モデルベース開発奮戦ちう(4):

モデルベース開発に必要なツール購入も完了し、燃費世界一を目指すハイブリッド車「バンビーナ」に搭載する変速機「CVT∞」の設計がついに始まった。そこで重要になるのが、車両全体の設計を統括する自動車メーカーとの仕様のすり合わせ作業である。

(2014年7月30日)
モデルベース開発奮戦ちう(3):

モデルベース開発を行うにはさまざまなツールを購入する必要がある。事業担当者にとってツールの選定と予算確保は悩みの種。それは、主人公の京子の上司である山田課長にとっても例外ではなかった。

(2014年6月26日)
モデルベース開発奮戦ちう(2):

燃費世界一を目指すハイブリッド車「バンビーナ」の開発に関わる中で、モデルベース開発を一から勉強している電装部品メーカーの若手女性技術者・小野京子。初めて参加した自動車メーカーの「大部屋会議」に圧倒されつつも、モデルベース開発に“前のめって”いく。

(2014年5月28日)
モデルベース開発奮戦ちう(1):

技術者であれば一度は聞いたことがあるかもしれない「モデルベース開発」という言葉。本連載では、主人公である電装部品メーカーの若手女性技術者・小野京子が、“燃費世界一”を目指すクルマの開発に関わる中で、モデルベース開発を一から学びつつ、技術者としても成長していく姿を描きます。京子の奮戦に乞うご期待!

(2014年4月17日)

今だからこそ!モデルベース開発入門

今だからこそ!モデルベース開発入門(2):

モデルベース開発は、自動車メーカーやティア1サプライヤーだけのものではありません。ティア2以下のサプライヤーや中小企業にも無関係ではないのです。また、モデルの活用を「やらなければならない」と思うのではなく、自分のためでもいいのです。

(2020年2月17日)
今だからこそ!モデルベース開発入門(1):

モデルベース開発という言葉は、自動車業界にとって決して目新しいものではありません。今さら何を解説しようというのか、と思われる方も多いことでしょう。しかしここ数年で、自動車業界全体でモデルベース開発の「活用、流通」という言葉をよく耳にするようになりました。自動車開発のキーワードの1つになっていると言っても過言ではありません。

(2020年1月6日)

車載Linux

つながるクルマ キーマンインタビュー:

Red Hat(レッドハット)が車載ソフトウェアに参入する。車載情報機器で採用拡大が見込まれる車載Linux向けに、開発ツールやコンポーネントを展開する。車載情報機器向けのOSはGoogle(グーグル)の「Android」と車載Linuxの2つが主流となっており、グーグルへの依存を懸念する自動車メーカーやサプライヤーが車載Linuxに注目している状況だ。

(2021年5月25日)
車載ソフトウェア:

Linuxベースの車載情報機器関連のオープンソースプロジェクトAutomotive Grade Linux(AGL)は2020年12月2〜4日、開発者向けイベント「Automotive Linux Summit」をオンラインで開催した。基調講演に登壇したLinux FoundationでAGL担当エグゼクティブ ディレクターを務めるDan Cauchy氏が、コロナ禍におけるAGLの取り組みや、今後の活動方針について語った。

(2020年12月22日)
車載ソフトウェア:

Linux Foundationの車載向けオープンソースプロジェクトであるAGLは、AGLプラットフォームの最新版「UCB 9.0」を発表した。音声認識やコネクティビティ、セキュリティなどの機能を強化している。

(2020年5月27日)
車載情報機器:

Linuxベースの車載情報機器関連のオープンソースプロジェクトAutomotive Grade Linux(AGL)のメンバーは、消費者向けエレクトロニクス展示会「CES 2020」(2020年1月7〜10日、米国ネバダ州ラスベガス)において、開発現場やクルマの利用者の実用性を強く意識したさまざまなデモンストレーションを披露した。

(2020年2月6日)
車載ソフトウェア:

Automotive Grade Linuxに、中国のSAIC Motorなど7社が新たに加盟した。中国の自動車メーカーの参加は初となる。

(2019年10月31日)
車載ソフトウェア:

Automotive Grade Linuxは、新たなワーキンググループ「AGL Instrument Clusterエキスパートグループ」と、AGLプラットフォームの最新版となる「Unified Code Base8.0」を発表した。

(2019年9月11日)
車載情報機器:

Linuxベースの車載情報機器関連のオープンソースプロジェクトAutomotive Grade Linux(AGL)による開発者向けイベント「Automotive Linux Summit」(2019年7月17〜19日、虎ノ門ヒルズフォーラム)に合わせて、AGLメンバーの自動車メーカーらがAGLを使ったさまざまなデモンストレーションを実施した。

(2019年7月19日)
車載ソフトウェア:

Linuxベースの車載情報機器関連のオープンソースプロジェクトAutomotive Grade Linux(AGL)は開発者向けイベント「Automotive Linux Summit」(2019年7月17〜19日、虎ノ門ヒルズフォーラム)を開催。基調講演では、Linux FoundationでAGL担当エグゼクティブ ディレクターを務めるDan Cauchy氏が、AGLの現状や、インフォテインメントシステム以外の取り組みなど今後の方針について説明した。

(2019年7月18日)
車載ソフトウェア:

Linuxベースの車載情報機器関連のオープンソースプロジェクトAutomotive Grade Linux(AGL)は、大手自動車メーカーであるフォルクスワーゲン(Volkswagen)が加盟したと発表した。

(2019年4月10日)
車載ソフトウェア:

Automotive Grade Linux(AGL)は、オープンソースの音声認識APIを特徴とする車載Linuxの最新版「Unified Code Base(UCB)7.0」をリリースした。また、AGLに新たに加盟した5社について発表した。

(2019年3月26日)
CES2019:

Linuxベースの車載情報機器関連のオープンソースプロジェクトAutomotive Grade Linux(AGL)は、消費者向けエレクトロニクス展示会「CES 2019」(2019年1月8〜11日、米国ネバダ州ラスベガス)において、サプライヤーなど日系企業のAGLメンバーで開発したインフォテインメントシステムでデモンストレーションを行った。

(2019年1月16日)
車載ソフトウェア:

The Linux Foundationがホストを務めるAutomotive Grade Linuxは、AGLプラットフォームの最新版「Unified Code Base(UCB) 6.0」を公開した。テレマティクス、インストゥルメントクラスター向けのデバイスプロファイルを追加している。

(2018年11月2日)
車載ソフトウェア:

Green Hills Softwareは、同社のRTOS「INTEGRITY」用の仮想化機能「INTEGRITY Multivisor」と、主要な64ビット・オートモーティブグレードSoCに搭載するAutomotive Grade Linux(AGL)向けの開発ツールを提供開始した

(2018年7月12日)
Automotive Linux Summit 2018レポート:

車載インフォテインメントシステム(IVI)をレゴブロックのように組み合わせながら開発できたら――。Linuxベースの車載情報機器関連のオープンソースプロジェクトAutomotive Grade Linux(AGL)が開発者向けイベント「Automotive Linux Summit」を開催。3日目の基調講演では、マツダの後藤誠二氏が、自動車メーカー5社で共同開発している”IVIのためのオープンハードウェア”について紹介した。

(2018年6月29日)
Automotive Linux Summit 2018レポート:

Linuxベースの車載情報機器関連のオープンソースプロジェクトAutomotive Grade Linux(AGL)が開発者向けイベント「Automotive Linux Summit」を開催。その基調講演にトヨタ自動車 コネクティッドカンパニー コネクティッド戦略企画グループ プロジェクトゼネラルマネージャーの村田賢一氏と、トヨタ自動車 知的財産部 コネクティッドビークルグループ プログラムマネージャーの遠藤雅人氏が登壇した。

(2018年6月22日)
車載ソフトウェア:

Mercedes-Benz(メルセデスベンツ)ブランドの商用車部門であるMercedes-Benz Vansは、商用車の次世代サービス向けにOS(基本ソフト)として車載Linux「Automotive Grade Linux(AGL)」を採用する。2018年内に実証実験ベースで取り入れる。クラウドと連携した物流の効率化など、顧客に合わせたソリューションを迅速に開発できるようにする。

(2018年6月21日)
車載情報機器:

車載システム向けLinuxの共同開発プロジェクトAutomotive Grade Linuxは、音声認識にフォーカスしたSpeech EGと、車両クラウド間接続にフォーカスしたV2C EGという2つのエキスパートグループを発足した。

(2018年3月22日)
車載情報機器:

トヨタ自動車が車載Linux「Automotive Grade Linux(AGL)」を用いた車載情報機器の全面採用を決めた。2017年夏発売の新型「カムリ」の車載情報機器にAGLを採用していたが、これを今後発売する全ての新型車に広げていくことになる。

(2018年1月12日)
Automotive Linux Summit 2017レポート:

Automotive Grade Linux(AGL)の開発者向けイベント「Automotive Linux Summit 2017」の基調講演に、トヨタ自動車の村田賢一氏が登壇。トヨタ自動車におけるAGL関連の開発活動や、AGLの初採用車両となる新型「カムリ」との関係について語った。また、今後の採用拡大時に課題になる特許リスクについても指摘した。

(2017年6月7日)
車載情報機器:

トヨタ自動車は、次世代のインフォテインメントシステムで車載Linux「Automotive Grade Linux(AGL)」のプラットフォームを採用する。北米市場向けの「カムリ」の新モデルを皮切りにレクサスブランドでも採用し、幅広い車種に展開していく。

(2017年6月1日)
車載ソフトウェア Automotive Grade Linux インタビュー:

Linux Foundation傘下で車載システム向けのLinuxディストリビューションを開発しているAutomotive Grade Linux(AGL)の活動が活発化している。Linux Foundation 自動車部門ジェネラルマネージャーのDan Cauchy氏に、リリースしたばかりの新バージョンの内容や、今後の開発方針などについて聞いた。

(2016年8月24日)
Automotive Linux Summit 2016レポート:

Linuxベースの車載情報機器関連のオープンソースプロジェクト「Automotive Grade Linux(AGL)」に関する開発者向けイベント「Automotive Linux Summit 2016」に登壇したトヨタ自動車の村田賢一氏は、「AGLの活動はうまくいっているが、これで満足していない」と語り、新たな活動についての提案を行った。

(2016年7月20日)
車載ソフトウェア Automotive Grade Linux インタビュー:

トヨタ自動車などの自動車メーカーが、車載Linux「Automotive Grade Linux(AGL)」を中核とするオープンソース活動に注力している。2016年1月には車載情報機器向けの独自ディストリビューションを発表し、参加企業も国内自動車メーカーを中心に増加している。AGLの活動について、Linux Foundationの日本代表ディレクタに聞いた。

(2016年3月11日)
車載ソフトウェア:

Linuxベースの車載情報機器関連のオープンソースプロジェクトであるAutomotive Grade Linux(AGL)は、新しいLinuxディストリビューションを開発した。Yocto Projectがベースになっており、TizenやGENIVIなど既存のオープンソースプロジェクトの最良のソフトウェア部分を利用している。

(2016年1月6日)
車載情報機器:

トヨタ自動車は、車載情報機器上でスマートフォンアプリを利用するためのプラットフォームとして「スマートデバイスリンク(SDL)」の採用を検討している。同様のプラットフォームに、Appleの「CarPlay」やGoogleの「Android Auto」があるが、SDLはオープンソースである点で異なる。

(2015年6月3日)
Automotive Linux Summit 2015リポート:

Linuxベースの車載情報機器関連のオープンソースプロジェクト「Automotive Grade Linux(AGL)」に関する開発者向けイベント「Automotive Linux Summit 2015」に、トヨタ自動車の村田賢一氏が登壇。AGL、Tizen IVI、GENIVIという3つの組織に分散している開発体制の一本化に向けた提案を行った。

(2015年6月2日)
車載情報機器:

Linuxベースの車載情報機器関連のオープンソースプロジェクト「Automotive Grade Linux(AGL)」が、要求仕様書(Requirements Specification)のバージョン1.0を公開。今後は、「デジタルクラスタやテレマティクス、高度運転支援システム(ADAS)までをカバーできるようにしていく」という。

(2015年6月1日)
車載情報機器:

Renault(ルノー)と日産自動車が、GENIVIアライアンスが推進しているカーナビゲーションシステムなど車載情報機器のオープンプラットフォームを全面採用する。同プラットフォームのリファレンスOSはLinuxだ。

(2015年3月12日)
オートモーティブワールド2015:

ユビキタスは、「オートモーティブワールド2015」において、ミラクル・リナックスと共同開発を進めている車載情報機器向けLinux統合ソリューションのプロトタイプ版を披露。車載情報機器向けプラットフォーム「Tizen IVI 3.0」の高速起動を実現した。

(2015年1月23日)
車載情報機器:

組み込み機器向けミドルウェアを手掛けるユビキタスとLinuxディストリビュータのミラクル・リナックスが、Linuxベースの車載情報機器の開発に必要なソフトウェアの販売から技術サポートまでをワンストップで提供するために業務提携する。今後はBSP(Board Support Package)を投入し、2015年度中にもビジネスモデルを確立したい考えだ。

(2014年9月17日)
車載半導体:

ルネサス エレクトロニクスは、「Automotive Linux Summit 2014」において、同社の車載情報機器向けSoC「R-Car M2」などの評価ボード上で「Tizen IVI」を動作させるデモンストレーションを披露した。

(2014年7月9日)
車載情報機器:

「Automotive Linux Summit 2014」の2日目の基調講演には、パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社のインフォテインメント事業部で技術担当(CTO)を務める水山正重氏が登壇。水山氏が、「オープンソース活動では、議論だけに時間を費やすべきではない。開発成果を実装する必要がある」と語る背景には、携帯電話機の開発を担当していた際の経験があった。

(2014年7月4日)
車載情報機器:

Linuxベースの車載情報機器関連のオープンソースプロジェクト「Automotive Grade Linux(AGL)」が、開発したソフトウェアの最初のバージョンを公開。東京都内で開催中の開発者向けイベント「Automotive Linux Summit 2014」では、リファレンスプラットフォームとなっている「Tizen IVI」の開発状況やAGLの開発成果が紹介された。

(2014年7月2日)
Tizen IVI基礎解説(後編):

Linuxベースの車載情報機器向けプラットフォームである「Tizen IVI」。前編では「Moblin for IVI」から始まり、Tizen IVIに至るまでの歴史と、Tizen IVIの開発に関わるさまざまな組織について紹介した。後編では、HTML5プラットフォームへの志向を強めるTizen IVIの特徴について解説する。

(2013年9月20日)
Tizen IVI基礎解説(前編):

Linuxベースの車載情報機器向けプラットフォームである「Tizen IVI」。本稿では、車載情報機器に深いこだわりを持ち、IVIという言葉を提言したIntelのみならず、トヨタ自動車をはじめとする自動車メーカーやティア1サプライヤ、半導体メーカー、ソフトウェアベンダーなどが開発に参画しているTizen IVIについて解説する。

(2013年7月26日)
Automotive Linux Summit Spring 2013リポート:

2013年5月28〜29日に東京都内で開催された、「Automotive Linux Summit Spring 2013」(主催:The Linux Foundation)。同イベントでは、車載情報機器への採用が広がりつつあるLinuxや、それと関連する開発プロジェクトの最新情報が紹介された。本稿では、ジャガーランドローバーとルネサス エレクトロニクスによる2日目の基調講演をリポートしよう。

(2013年6月13日)
車載情報機器:

トヨタテクニカルディベロップメントは、トヨタ自動車からの委託を受けて、Linuxベースの車載情報機器向けプラットフォーム「Tizen IVI」の開発活動に参加している。

(2013年5月27日)

車載ネットワーク

車載ソフトウェア:

エレクトロビットは、車載通信向けのイーサネットスイッチファームウェア「EB zoneo SwitchCore」を発表した。ネットワーク管理機能やネットワークセキュリティ機能を有しており、既に量産中のEVで採用されている。

(2021年12月14日)
車載ソフトウェア:

PALTEKは、小型CANフレーム送受信機「CAN CUBE」を発売した。CANネットワークの構築が容易で、ECUの統合テストやシステムテストのための環境構築時間を短縮できる。

(2020年11月25日)
3DEXPERIENCE CONFERENCE JAPAN 2020 ONLINE:

ダッソー・システムズは、オンラインイベント「3DEXPERIENCE CONFERENCE JAPAN 2020 ONLINE」(2020年7月14日〜8月7日)を開催。その中でカテゴリーセッションとして、デンソー 電子PFハード開発部 ハード生産革新課の山口紘史氏が登壇し「異なる通信仕様間を制御する協調仕様の検証方法」と題して、車載ネットワークの協調仕様策定の事例について発表した。

(2020年8月14日)
車載ソフトウェア:

General Motors(GM)は2019年5月20日(現地時間)、新しい車載デジタルプラットフォームを2020年モデルから採用し、2023年までにラインアップの大部分に展開すると発表した。2019年4月に発表し、同年末から生産する「キャデラックCT5」向けから、この車載デジタルプラットフォームが生産される。新型キャデラックCT5の日本導入時期は未定。

(2019年6月5日)
車載情報機器:

日立オートモティブシステムズは、ECUのセントラルゲートウェイがスズキ向けで初採用されたと発表した。ハイトワゴンタイプの軽自動車「スペーシア」「スペーシア カスタム」の新モデルに搭載される。

(2017年12月28日)
車載LAN規格 CXPI インタビュー:

日本国内で開発/策定された車載LAN規格「CXPI(Clock Extension Peripheral Interface)」が、自動車技術会のもとで2019年のISO化に向けて動き出している。CXPIは、CANやLINの適用が難しかった部位の多重通信化を狙う。機器間を1対1でつないでいたワイヤーハーネスをCXPIで多重化できれば、車両の軽量化にもつながる。CXPIの開発の背景や、導入のメリットなどについて話を聞いた。

(2016年4月4日)
車載ソフトウェア:

NXP Semiconductorsは2018年9月4日、車載イーサネットのIPを持つOmniPHYを買収したと発表した。買収額は非公表とした。

(2018年9月7日)
車載ソフトウェア:

デンソーは、車載イーサネットのカンファレンス「2015 IEEE-SA Ethernet&IP@Automotive Technology Day」の展示ブースで、車載イーサネットのコンセプト展示を行った。リング型トポロジーにより冗長性を高めたことが特徴だ。

(2015年11月10日)
車載ソフトウェア:

Mentor Graphicsは、車載情報機器をはじめデジタルメーターや先進運転支援システムなどに適用可能な車載ソフトウェアプラットフォーム「Mentor Automotive Connected OS」を発表した。車載イーサネットとして知られるイーサネットAVBへの対応を最大の特徴とする。

(2015年10月27日)
車載半導体:

Altera(アルテラ)は、同社のプログラマブルSoC「Cyclone SoC FPGA」が、Audi(アウディ)が開発中の量産車向け先進運転支援システム(ADAS)に採用されたと発表した。

(2015年1月7日)
車載半導体/車載ソフトウェア:

制御系システムの車載LAN規格として広く利用されているCAN。次世代規格として期待されたFlexRayの採用が広がらない中、CANをベースにより高速のデータ伝送を可能とする車載LAN規格「CAN FD」が登場した。このCAN FDの普及に向けて、対応製品も発表され始めている。

(2014年6月6日)
車載情報機器:

車載情報機器向けネットワーク規格MOSTの標準化団体であるMOST Cooperationは、東京都内で会見を開き、MOSTの最新規格となるMOST150を用いた先進運転支援システム(ADAS)ネットワークのデモ展示を披露した。

(2013年11月19日)
CEATEC 2013:

車載情報機器向けネットワークへの適用が検討されている車載イーサネット。「CEATEC JAPAN 2013」では、インテルがデモ展示を行うなど意欲を見せた。一方、村田製作所やTDK、ミツミ電機など、周辺部品メーカーも製品開発を着々と進めている。

(2013年10月11日)

車載イーサネット

はじめての車載イーサネット(4):

今回は、このIPパケットに載せられて送られるトランスポートレイヤー(第4層)に相当するTCPセグメント/UDPデータグラムの構造や振る舞い、そして車載イーサネットで用いられる上位プロトコルを紹介していきたいと思います。

(2020年4月20日)
はじめての車載イーサネット(3):

前回は、イーサネットの導入に伴うネットワークトポロジーの変化から始まり、現時点で車載(車の中で)使われつつあるIEEE 100BASE-T1をはじめとしたフィジカルレイヤーを簡単に紹介しました。今回は、このフィジカルレイヤーの上、データリンクレイヤー(イーサネットフレーム)とネットワークレイヤー(IP)について書いていきます。

(2019年11月25日)
はじめての車載イーサネット(2):

インターネット経由で誰とでもつながる時代。個人が持つ端末はワイヤレス接続が大半を占めていますが、オフィスなどではいまだに有線によるローカルエリアネットワーク(LAN)が使われています。そのLANの基盤技術の1つとして広く使われているイーサネット(およびTCP/IP)が、次世代の車載ネットワーク技術として注目を浴びています。本稿では注目される背景、役割や規格動向から、関連するプロトコルの概要まで、複数回にわたり幅広く解説していきます。

(2019年8月5日)
はじめての車載イーサネット(1):

インターネット経由で誰とでもつながる時代。個人が持つ端末はワイヤレス接続が大半を占めていますが、オフィスなどではいまだに有線によるローカルエリアネットワーク(LAN)が使われています。そのLANの基盤技術の1つとして広く使われているイーサネット(およびTCP/IP)が、次世代の車載ネットワーク技術として注目を浴びています。本稿では注目される背景、役割や規格動向から、関連するプロトコルの概要まで、複数回にわたり幅広く解説していきます。

(2019年5月13日)

CAN/LIN入門

よくあるCANの質問(2):

第2部となる今回は、消費電力についてと、CANアプリケーションに電圧レールが複数ある場合の設計方法に注目します。

(2020年9月8日)
よくあるCANの質問(1):

CAN(Controller Area Network)システムは、一般的なインタフェースのように見えますが、CANシステムを設計、実装する際には疑問や問題がたくさん湧き出てくるでしょう。すでに多くのエンジニアがこのような課題に取り組んできましたので、「よく聞かれる質問」に対する解説をシリーズでお送りします。第1回では、CANシステムの信号終端処理を取り上げます。

(2020年6月15日)
車載ネットワーク:

セキュリティ対応や自動運転などの車両の高機能化に伴い、より高速な車載ネットワークが求められている。本稿では次世代の車載ネットワークの1つとして考えられているCAN FD導入の背景やプロトコルの概要ついて紹介する。

(2018年1月24日)
車載ネットワーク“CANの仕組み”教えます(6):

連載第1回から第4回までの内容を基にCANに関するさまざまな演習問題をお届け。CANの理解度チェックに役立ててほしい

(2008年12月5日)
車載ネットワーク“CANの仕組み”教えます(5):

実務でCANの設計・開発を行う際に役立つポイントを紹介。また、CANに関連するキーワードとその特徴をまとめて解説する

(2008年10月17日)
車載ネットワーク“CANの仕組み”教えます(4):

今回は「物理層」に注目し、CANの通信線の仕組みを解説。CANバスに信号を送信する際に考慮すべきポイントとは?

(2008年9月10日)
車載ネットワーク“CANの仕組み”教えます(3):

安全面を重視する車載ネットワークでは、仮に通信時にエラーが発生したとても正常な動作を維持し続けなければならない

(2008年8月7日)
車載ネットワーク“CANの仕組み”教えます(2):

CANを理解するうえで欠かせないフレーム。今回はデータフレームとリモートフレームの構造や使われ方、通信調停を解説する

(2008年7月9日)
車載ネットワーク“CANの仕組み”教えます(1):

現段階においてCANは車載ネットワークの事実上の標準といえる。だからこそ、その特長と基礎をしっかり押えておきたい

(2008年6月16日)
車載ネットワーク“CANの仕組み”教えます 【序章】:

なぜ車載ネットワーク「CAN」が開発されたのか? “ECU間通信へのシフト”や“配線方式の変遷”について解説する

(2008年5月9日)
車載ネットワーク「LIN」入門(3):

今回はLIN2.0/LIN2.1で追加された「ステータスマネジメント」「診断」「ノードコンフィグレーションと識別」「ノード機能ファイル」を解説する!!

(2010年11月16日)
車載ネットワーク「LIN」入門(2):

前回に引き続き、LINの基礎知識を解説。今回は「LINフレームの構造」「ネットワークマネジメント」「LIN記述ファイル」について詳しく見ていこう

(2010年10月8日)
車載ネットワーク「LIN」入門(1):

自動車のボディ制御に使われる通信プロトコル「LIN」。その基礎から、フレーム構造やネットワークマネジメントといった仕様までを解説する

(2010年9月10日)
次世代車載ネットワーク FlexRay入門(4):

FlexRay入門の最終回。今回は「欧州での採用事例」「開発効率化のためのさまざまな取り組み」「今後の動向」などについて紹介する。

(2011年4月22日)
次世代車載ネットワーク FlexRay入門(3):

「FlexRayプロトコルの概要」第2弾。今回は、「エンコーディング/デコーディング」や「同期方法」など、FlexRayプロトコルのその他の項目を紹介する。

(2011年3月29日)
次世代車載ネットワーク FlexRay入門(2):

今回は、FlexRayプロトコルのうち「通信構造/バスアクセス」「タイミング」「フレームフォーマット」「通信コントローラの状態遷移」の概要を紹介する

(2011年2月25日)
次世代車載ネットワーク FlexRay入門(1):

次世代車載ネットワーク通信プロトコル「FlexRay」。本連載では、その仕様から、現在の状況・今後の動向までを詳しく解説していく

(2011年1月25日)

車載情報機器

車載情報機器:

BlackBerryは2021年10月20日、Google(グーグル)やクアルコムと自動車の次世代コックピットで提携すると発表し、QNXハイパーバイザー/VIRTIOベースのレファレンスデザインを公開した。自動車メーカーやサプライヤーにおけるコックピットの開発期間を短縮する。

(2021年10月21日)
人工知能ニュース:

デンソーテンがドライブレコーダーなどカメラを搭載する組み込み機器のSoC(System on Chip)上でリアルタイムに画像認識を行える軽量かつ高性能なエッジAI技術を開発した。0.5TOPS程度の処理性能を持つSoCで、高性能コンピュータに用いられるGPU向けAIに匹敵する性能を実現できるという。

(2021年9月29日)
モビリティサービス:

デンソーは2021年9月1日、地域情報配信システム「ライフビジョン」を活用したデマンド交通予約機能の実証実験を京都府伊根町で実施すると発表した。同町の住民がタブレット端末から配車サービスを手軽に利用できるようにする。実証実験の期間は同年10月31日までを予定している。

(2021年9月15日)
車載情報機器:

三菱電機は2020年7月22日、自然な言葉で人と機器が円滑に意思疎通する技術「Scene-Aware Interaction(シーン・アウェア インタラクション)」を開発したと発表した。

(2020年7月30日)
車載情報機器:

BMWは2020年7月2日、2020年第3四半期以降の車載ソフトウェアのアップグレードについて発表した。

(2020年7月6日)
組み込み採用事例:

ACCESSは、ソニー損害保険の運転特性連動型自動車保険「GOOD DRIVE」向けにBluetooth Low Energyモジュール搭載のアクセサリーソケット型ビーコンを開発し、提供を開始した。

(2020年5月15日)
CES2020:

英語で話しかけると英語で、ドイツ語で話しかけるとドイツ語で、乗客の問いかけに答えるバスが2020年内にも走り出す。

(2020年1月16日)
車載ソフトウェア:

BlackBerryの「QNX Hypervisor 2.0 for Safety」が、第三者認証機関のテュフ・ラインランドから、自動車分野の機能安全規格で最高水準となる「ISO 26262 ASIL D」認証を取得した。

(2020年1月10日)
CES2020:

ソニーは消費者向けエレクトロニクス展示会「CES 2020」(2020年1月7〜10日、米国ネバダ州ラスベガス)において、同社の技術を盛り込んだコンセプトカー「VISION-S(ビジョン エス)」を披露した。車両の周囲や車内のセンシング技術、ディスプレイ、オーディオ技術などを搭載し、内外装も独自にデザインした。ソフトウェアを中心とし、通信よってアップデートし続けられる「アダプタビリティ」も取り入れているという。

(2020年1月9日)
CES2020:

中国の電気自動車(EV)ベンチャーBYTONは2020年1月5日(現地時間)、消費者向けエレクトロニクス展示会「CES 2020」(2020年1月7〜10日、米国ネバダ州ラスベガス)のプレスカンファレンスにおいて、2020年から量産を開始するSUVタイプのEV「M-BYTE」を北米で初披露した。北米での販売価格は4万5000ドル(約486万円)を予定している。BYTONは日産自動車やBMWのOBが立ち上げた。

(2020年1月7日)
車載情報機器:

日産自動車は、「インテリジェントモビリティ」の要素の1つで、つながる便利さを提供する「インテリジェントインテグレーション」の取り組みの一環で、出発前から到着後まで、車内外の体験をシームレスにつなげるパーソナルサービスの開発を進める。その例が「コネクテッドアプリコンセプト」だ。

(2019年11月15日)
車載ソフトウェア:

ブラックベリーは車載音響ソフトウェア「QNX AMP(Acoustic Management Platform)」の最新版「AMP 3.0」の提供を始め。車両内でさまざまなECUやネットワーク配線を用いて構成しているカーオーディオなどの車載音響システムを、1個のSoCで統合管理できるようになり大幅にコストを削減できるという。

(2019年10月11日)
車載ソフトウェア:

デンソーとブラックベリー(BlackBerry)は2019年9月11日、複数のHMI(Human Machine Interface)を連携させる統合コックピットシステム「Harmony Core」を共同開発したと発表した。同年秋から米国で発売されるSUBARU新型レガシィ、アウトバック(米国仕様)に搭載される。

(2019年9月12日)
人とくるまのテクノロジー展2019:

矢崎総業は、「人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」において、コックピット関連の車載情報機器を一括して制御する「統合制御ユニット」を公開した。

(2019年5月31日)
車載ソフトウェア:

グーグルが、2019年5月7日に開幕する開発者会議「Google I/O 2019」に向けて、車載情報機器関連の新たな技術を2つ発表した。1つはAndroidを車載情報機器向けに展開する「Android Automotive OS」向け、もう1つはAndroidスマートフォンと車載情報機器の連携システム「Android Auto」向けとなる。

(2019年5月8日)
オートモーティブワールド2019:

QNXソフトウェアシステムズは、「オートモーティブ ワールド2019」において、次世代車に用いられる車載情報機器やデジタルクラスタなどのコックピットシステムを1個のSoCで統合管理できる「BlackBerry QNX Digital Consolidated Cockpits」を披露した。

(2019年1月30日)
CES2019:

パナソニックは、消費者向けエレクトロニクス展示会「CES 2019」(2019年1月8〜11日、米国ネバダ州ラスベガス)において、1つのSoC(System on Chip)でメーターやセンターコンソールのディスプレイ、サラウンドビュー、リアシート向けのエンターテインメントを動作させるコックピットドメイン制御プラットフォーム「SPYDR 2.0」を発表した。

(2019年1月10日)
車載ソフトウェア:

ルノー・日産自動車・三菱自動車のアライアンスとGoogleは2018年9月18日、複数年にわたる技術提携契約を結んだと発表した。アライアンスの3社はAndroidをOSに採用した次世代インフォテインメントシステムを2021年から搭載する。

(2018年9月19日)
車載ソフトウェア:

アマゾンは2018年8月9日、音声AI(人工知能)アシスタント「Alexa」を車載情報機器に組み込むためのソフトウェア開発キット(SDK)「Alexa Auto SDK」を公開したと発表した。無償で利用できるソフトウェア開発プラットフォームのGitHubからダウンロードすることができる。

(2018年8月14日)
車載情報機器:

コックピットの進化に向けて、ハイパーバイザーを用いた仮想化により複数のHMIを統合制御するデモンストレーションを各社が「CES 2018」で披露した。

(2018年1月30日)
MONOist 2018年展望:

つながるクルマに関連した技術や製品は、これまでにも多くあり、現在も開発が進められている。しかし、それだけでは「走るスマートフォン」にはならない。スマートフォン並みにクルマの自由度を高めるには何が必要か。

(2018年1月25日)
オートモーティブワールド2018:

The Qt Companyは、「オートモーティブワールド2018」において、同社のUI開発フレームワーク「Qt」の車載システムへの適用イメージを紹介した。

(2018年1月22日)
オートモーティブワールド2018:

QNXソフトウェアシステムズは、「オートモーティブワールド2018」において、組み込みソフトウェアのバイナリーコードに対する静的解析が可能なクラウドベースのテストツール「BlackBerry Jarvis」を展示した。先行ユーザーであるJaguar Land Roverは、コードのセキュリティ評価期間を従来の30日から6000分の1以下となる7分に短縮したという。

(2018年1月19日)
車載情報機器:

デンソーとBlackBerryは、カーナビゲーションシステムやメーター表示などを行うデジタルクラスタ、ヘッドアップディスプレイ(HUD)といったHMI製品を統合的に管理できる「統合HMIプラットフォーム」を共同開発した。Intelも開発に協力している。2019年以降、車両に搭載される予定。

(2017年12月15日)
車載情報機器:

ルネサス エレクトロニクスと米国の組み込みソフトウェアベンダーGreen Hills Software(GHS)は、Fiat Chrysler Automobileのピックアップトラック「ダッジラム1500トラック」をベースとする新型のコネクテッドデモカーを開発した。「CES 2018」で披露する予定だ。

(2017年12月25日)
車載情報機器:

ニュアンス コミュニケーションズ ジャパンは、日本国内の自動車保有者1100人を対象に実施した音声認識機能の利用調査結果を発表した。車載情報機器の音声認識機能に対する総合的な満足度は向上しているものの、音声認識機能の利用者は自動車保有者の2割弱にとどまることが分かった。

(2016年11月22日)
車載情報機器:

アップルが2014年3月のジュネーブモーターショーで「CarPlay」を発表してから2年。ようやく日本でも自動車メーカーがCarPlay対応モデルを市場投入し始めた。アップルはCarPlayを「車の中でiPhoneを使う、より優れた安全な方法」で「究極のドライビングパートナー」だとする。750kmのドライブでCarPlayを試し、“パートナーっぷり”を確かめた。

(2016年4月6日)
車載情報機器:

パナソニックは、144車種で取り付け可能なディスプレイサイズ9V型のカーナビゲーションシステムの新製品「ストラーダ CN-F1D」を発表した。ディスプレイは2DINサイズの本体から突き出た状態で固定することで、軽自動車を含む幅広い車種で大画面カーナビを装着できるようにした。また、「国内の市販カーナビで初めて」(パナソニック)、「Android Auto」に対応する。

(2016年3月30日)
車載情報機器:

音声認識システム開発の大手・Nuance Communications(ニュアンス)がシリコンバレーで最新技術説明会を開催。車載器とクラウドの双方で音声認識処理を連携して行う「ハイブリッド」方式のデモを行った。さらに、人工知能技術の活用により、Appleの「Siri」をはるかに上回るレベルの音声認識技術も開発中だという。

(2016年3月18日)
車載情報機器:

General Motorsと配車サービスを手掛けるベンチャー企業のLyftは、レンタカーサービス「エクスプレス・ドライブ・プログラム」を米国の各都市で導入する。「利用頻度が高いほど利用者の負担が少なくなるシステム」(GM)だとしている。GMがレンタカー用の車両を提供する。保険やメンテナンスなどを含めた基本利用料金は週99米ドル(約1万1000円)から。

(2016年3月17日)
車載情報機器:

台湾のVIA Technologiesが、タクシー大手である日本交通の子会社JapanTaxiと車載IoT(モノのインターネット)端末を共同開発した。JapanTaxiは、この車載IoT端末や連携するタクシー向けの機器/クラウドサービスを、親会社の日本交通だけでなく、他のタクシー会社にも販売する方針だ。

(2016年3月16日)
車載情報機器:

グレースノートは車載情報機器のオーディオ機能向けに、音の聞こえ方を調整するイコライザーの自動設定やラジオの楽曲の自動認識などの技術を開発した。2016年中に発売する新車のライン装着用の車載情報機器で採用が決まっている。

(2016年3月14日)
車載情報機器:

スズキは、2016年2月18日に発売する小型クロスオーバーSUV「イグニス」で、同社として初めてApple(アップル)の「CarPlay」に対応した。「ラパン」「ソリオ」「スペーシア」「ハスラー」も、近日中に無償のソフトウェアアップデートでCarPlayが使用可能になる。

(2016年1月25日)
オートモーティブワールド2016:

テレチップスは「オートモーティブワールド2016」において、Hyundai Motor(現代自動車)が採用した、Apple(アップル)の「CarPlay」に対応する車載情報機器の実機を展示した。ハードウェアとソフトウェアを一括で提供できる点を強みに顧客開拓に取り組んでいる。

(2016年1月19日)
車載情報機器:

GMジャパンは、国内市場で2016年以降に発売する「キャデラック」「シボレー」ブランドの車両がAppleの「CarPlay」に対応すると発表した。標準装備となるメーカー純正のカーナビゲーションシステムで利用できる。CarPlayが標準装備となるのは「日本国内市場では初」(GMジャパン)だという。

(2015年12月9日)
車載情報機器:

音声認識エンジンを手掛けるNuance Communications(ニュアンス)と米国ベンチャーで車載情報機器のソフトウェアプラットフォームを展開するOpenCar(オープンカー)が提携。常時通信接続を行うコネクテッドカーで重要な役割を担う、車載情報機器のスマートフォン連携プラットフォームの事業展開を加速させる。

(2015年7月22日)
車載情報機器:

Appleが「WWDC 2015」で発表した「iOS」の最新バージョン「iOS 9」には、「WWDC 2014」に引き続き、自動車関連で目玉になるような新機能はなかった。ただし、自動車向けとは一切言及されていないものの、車載情報機器市場に大きな影響を与えそうな新機能が発表されている。「iPad」向けの画面分割マルチタスク機能である。

(2015年6月11日)
車載情報機器:

マツダは、新型「マツダ ロードスター」から、車両の使用方法やメンテナンス方法などを、インターネットを活用してより確認しやすくした「電子取扱説明書」を導入したと発表した。なお、印刷した紙の説明書も納車時に渡しており、電子版の説明書が新たに加わった形になる。

(2015年6月2日)
車載情報機器:

トヨタ自動車は、車載情報機器プラットフォーム「T-Connect」の専用アプリ「Apps(アップス)」に、車いす利用者などが使いやすい多機能トイレ情報の検索やルート案内が可能となる「多機能トイレナビ(東海3県版)」を追加設定した。

(2015年5月15日)
車載情報機器:

Appleは、サンフランシスコで開催したスペシャルイベント「Spring Forward」において、同社のスマートフォン「iPhone」と車載情報機器を連携する機能「CarPlay」に対応した新型車が、2015年末までに40車種以上投入されることを明らかにした。

(2015年3月10日)
車載情報機器:

三菱電機は研究開発成果披露会で、車内音声通話の雑音除去技術を展示。機械学習を利用しており、自動車内でハンズフリー通話を行う際などに走行音やワイパー音といった雑音を約96%除去できるという。

(2015年2月18日)
車載情報機器:

中国の検索大手である百度(Baidu)は、スマートフォンと連携してカーナビゲーションなどを行う新サービス「CarLife」を中国国内で展開する方針だ。同様のサービスには、Appleの「CarPlay」やGoogleの「Android Auto」があるが、中国ではCarLifeが先行することになる。またCarLifeはiOSとAndroidの両端末に対応することも特徴となる。

(2015年2月2日)
車載情報機器:

ホンダは、コネクテッドカー技術(ネット接続型自動車技術)の研究開発機能強化を目的とするHonda Developer Studioを米国のシリコンバレーに開設する。まずは、「Android Auto」のソフトウェア開発キットを使ったアプリ開発を積極的に支援する方針だ。

(2014年11月19日)
車載情報機器:

ハンガリーのナビコアソフトベンダー・NNGは、車載情報機器向けに特化したナビコアソフト「iGO primo nextgen」を発表した。同ソフトを先行採用した日本メーカーの車載情報機器は、賞を獲得するほど高い評価を受けているという。

(2014年10月16日)
車載情報機器:

NVIDIAは、ホンダが欧州市場で2015年に発売する「シビック」と「シビックツアラー」、「CR-V」に搭載される車載情報機器「Honda Connect」のプロセッサに「Tegra」が採用されたと発表した。さらに、Honda ConnectのプラットフォームにAndroidが採用されたという。

(2014年10月2日)
スマートテレビの調査も:

Nuance Communications(以下、ニュアンス)は、日本市場におけるカーナビゲーションシステム(カーナビ)のユーザーを対象にした音声認識機能の利用実態調査を実施。その結果、20〜30歳代のユーザーの使用頻度が高く、特に音声認識機能を使った運転中のSNSメッセージの送信などに興味を持っていることが分かった。

(2014年9月29日)
車載ソフトウェア:

車載情報機器などを介してのハッキングの可能性が指摘されている自動車。車載セキュリティを専門に扱うESCRYPTによれば、「現時点ではまだ危険ではないが、将来に向けて車載セキュリティを確保するための準備をしっかりと進めておく必要がある」という。

(2014年9月25日)
車載情報機器:

自動車へのAndroidプラットフォーム搭載を推進する団体「オープン・オートモーティブ・アライアンス(OAA)」は、新たに活動に参加することになった29の企業・ブランド名を発表した。2014年末には、Androidスマートフォンと車載情報機器を連携させる「Android Auto」を搭載する車両が市場投入される見込みだ。

(2014年6月26日)
車載情報機器:

トヨタ自動車の新テレマティクスサービス「T-Connect」は、マイクロソフトの「Azure」をはじめIT系企業のサービスやソフトウェアを活用するとともに、対応カーナビである「T-Connectナビ」をLinuxベースに変更するなど、現行サービスの「G-BOOK」から大幅な刷新が図られている。

(2014年6月19日)
車載情報機器:

パイオニアは、カーナビゲーションシステム(カーナビ)をはじめとする同社の市販カーエレクトロニクス製品が、Appleの「iPhone」を車載情報機器と連携して利用できる機能「CarPlay」に対応すると発表した。

(2014年4月16日)
車載ソフトウェア:

QNXソフトウェアシステムズは、組み込み機器向けソフトウェアプラットフォームの最新バージョン「QNX SDP 6.6」と、WebkitベースのHTML5レンダリングエンジンやスマートフォンとのマルチメディア連携機能を利用できる開発キット「QNX SDK for Apps and Media 1.0」を発表した。同キットは、ディスプレイオーディオの開発に最適だという。

(2014年3月10日)
ジュネーブモーターショー2014リポート:

アップルの「CarPlay」が初披露された「ジュネーブモーターショー2014」は、自動車業界のみならず、世界中のIT関係者の注目をも集めるイベントとなった。本記事では、同ショーで、メルセデス・ベンツ、フェラーリ、ボルボが展示したCarPlay対応車載器を紹介するとともに、CarPlayが今後の自動車業界に何をもたらすのか考えてみたい。

(2014年3月14日)
こりゃホントにキットっぽい!?:

Appleは、「iPhone」や「iPad」などに搭載する「iOS」の最新バージョン「iOS 7.1」をリリースした。日本国内でも既にアップデート可能な状態になっている。iOS 7.1で最も注目されるのは、車載情報機器とiOS端末を連携させられる「CarPlay」への正式対応だろう。

(2014年3月11日)
車載情報機器:

スマートフォンメーカー・BlackBerry子会社のQNX Software Systems(QNX)は、Appleの「CarPlay」とつながる車載情報機器との接続互換性をサポートする方針を明らかにした。

(2014年3月6日)
車載情報機器:

Appleによる、車載情報機器「iPhone」を連携させる新機能「CarPlay」の正式発表を受けて、「第84回ジュネーブ国際モーターショー」でデモを披露するフェラーリ、メルセデス・ベンツ、ボルボがその概要を発表。ただしメルセデス・ベンツは、CarPlay一辺倒ではなく、「Androidにも対応する」という方針も強調している。

(2014年3月4日)
ET2013:

バイテックは、「ET2013」において、Intelの「Atom E3800ファミリー(開発コード:Bay Trail-I)」と、Linuxベースの車載情報機器向けプラットフォーム「Tizen IVI」を用いたカーナビゲーションシステムのデモンストレーションを披露した。

(2013年12月2日)
CEATEC 2013:

マツダが2013年秋に発売する新型「アクセラ(海外名:Mazda3)」は、スマートフォンと連携してインターネットラジオなどのWebコンテンツを利用できる車載情報機器「Mazda Connect(マツダ コネクト)」を標準装備することが明らかになった。

(2013年9月24日)
車載情報機器:

QNXソフトウェアシステムズは、車載情報機器向けアプリケーションプラットフォーム「QNX CAR」の最新バージョンにおいて、Androidアプリケーションの動作が可能になったことや、「Qt」で作成したアプリケーションをHMIで利用できるようになったことを明らかにした。

(2013年7月18日)
本当にキットっぽくなってきた:

「iPhone」や「iPad」向けOSの最新バージョン「iOS 7」は、車載ディスプレイ「iOS in the Car」と連携する機能を備えている。「iOS 6」から導入した、音声エージェント「Siri」を用いるハンズフリー操作機能「Eyes Free」に続き、AppleはiOSの自動車向け機能を着々と充実させている。

(2013年6月11日)
ESEC2013:

JVCケンウッドの“彩速ナビ”「MDV-Z700」は、Androidベースの新プラットフォームを採用している。そこで、LinuxとAndroidに対応するユビキタスの高速起動ソリューション「QuickBoot」を用いることで、電源オンから数秒で操作可能になる高速起動機能を実現した。

(2013年5月15日)

自動運転

自動運転技術:

SUBARU(スバル)と日本無線、日本アビオニクス、ACSL、マゼランシステムズジャパンは2021年11月8日、相対速度時速200kmでの小型無人航空機の自律的な衝突回避に成功したと発表した。

(2021年11月9日)
自動運転技術:

マツダはドライバーに体調不良などの異変が生じた際に安全に停止するための運転支援技術「Co-Pilot Concept」を開発した。

(2021年11月5日)
組み込み開発ニュース:

OKIは2021年10月14日、人間とAIによる360度リアルタイムモニタリングを実現するシステム「フライングビュー」の販売を開発すると発表した。無人自動運転モビリティの周囲映像を、人の目に加えてAIで常時モニタリングすることで、モビリティの高度な遠隔運用を実現する。

(2021年10月22日)
製造IT導入事例:

 日本オラクルは2021年8月11日、カーナビゲーションなどを対象に地図データベースや施設情報を提供するトヨタマップマスターの地図制作業務において、「Oracle Database Cloud Service」と「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」が採用されたと発表した。

(2021年8月12日)
車載ソフトウェア:

NTTデータ オートモビリジェンス研究所は、自動運転システム検証基盤ソフトウェア「GARDEN ScenarioPlatform」をオープンソース化した。自動運転ソフトウェア開発における、シナリオベースの開発プロセスをサポートする。

(2021年7月6日)
車載ソフトウェア:

ウインドリバーとベクターは、ADASや自動運転用のインテリジェントECU開発に向けた「AUTOSAR Adaptive」標準規格ベースのソリューションを提供する。SOAで提供することで、自動運転車の開発がよりシンプルになり、迅速な市場投入が可能になる。

(2021年5月14日)
車載ソフトウェア:

Qualcomm Technologies(クアルコム)とアルプスアルパインは、カメラ映像を活用した自車位置測位システム「ViewPose」を共同開発する。GNSSの受信が難しい状況下での用途を想定しており、2024年の実車への搭載を目標に掲げる。

(2021年2月16日)
安全システム:

トヨタ自動車は2020年9月10日、既販車を対象にソフトウェア更新による運転支援システムのアップグレードを開始すると発表した。「Toyota Safety Sense」の自動ブレーキの検知対象が車両のみだったモデルに、昼間の歩行者検知機能を追加できる。価格は取り付け費別で税込4180円。ソフトウェア更新はトヨタ販売店で行う。

(2020年9月11日)
自動運転技術:

アマゾン ウェブ サービス(AWS)は2020年9月8〜30日、オンラインでのユーザーイベント「AWS Summit Online」を開催。その中の特別講演として、ソニー AIロボティクスビジネスグループ 執行役員の川西泉氏が登壇し「VISION-S プロジェクト:ソニーのモビリティに対する取り組み」をテーマに、同社が2020年1月に技術見本市「CES」で発表した次世代自動車プロジェクトの概要や今後の挑戦について紹介した。

(2020年9月10日)
車載ソフトウェア:

マクセルは2020年8月17日、車載カメラの映像に高視認化処理と色復元処理を高速で施す、高演色・高速画像処理アルゴリズムを開発したと発表した。映像内の暗く不鮮明な領域だけを高速で補正できる。映像内に映る歩行者などの視認性を向上することで、安全運転支援サービスなどの開発にもつながる。

(2020年8月21日)
センシング:

英国のケンブリッジコンサルタンツは、カメラと低解像度のLiDAR(ライダー、Light Detection and Ranging)から物体までの距離を高精度に予測するセンサーフュージョン技術を開発したと発表した。

(2020年7月20日)
車載ソフトウェア:

東陽テクニカは、加速度データから人間と自動車の移動軌跡を算出し、両者の位置関係を特定する技術の特許を取得した。人と自動車の位置関係を約5cmの精度、2000回/秒の頻度で検出することができる。

(2020年7月16日)
自動運転技術:

サイレックス・テクノロジー、PALTEK、ディジタルメディアプロフェッショナルは、農業機械や建設機械、搬送ロボット向けの車両AI評価キット「AISG-GDM-ZIAC3-EV-KIT」を共同開発した。

(2020年7月2日)
人工知能ニュース:

東芝は、自動車やドローンなどの安全性向上や自動走行・自律飛行に用いる2つのAI(人工知能)技術で世界最高精度を達成したと発表した。1つは、カメラと慣性センサーの組み合わせだけで自車両の動きを高精度に推定する「自車両の動き推定AI」で、もう1つはさまざまな交通シーンで周辺車両の将来の動きを予測する「他車両の動き予測AI」。

(2020年6月4日)
組み込み採用事例:

ギットハブ・ジャパンは、デンソーの子会社でアイシン精機、アドヴィックス、ジェイテクトも出資する自動運転の統合制御ソフトウェア開発会社J-QuAD DYNAMICS(J-QuAD)が自動運転ECUを開発するソフトウェア開発プラットフォームとして「GitHub Enterprise Cloud」を採用したと発表した。

(2020年5月26日)
自動運転技術:

国立情報学研究所は2020年3月23日、自動運転システムの経路計画プログラムから危険動作を自動検出する手法を開発したと発表した。

(2020年3月26日)
安全システム:

トヨタ自動車は2020年2月3日、東京都内で記者向けに説明会を開き、運転支援システムパッケージ「Toyota Safety Sense」や今後の安全システムの展開を発表した。

(2020年2月4日)
車載ソフトウェア:

国立情報学研究所(NII)は、アーキテクチャ科学研究系 准教授の石川冬樹氏の研究チームが、自動運転車をはじめとする複雑な自動車システム設計の安全性を自動分析する手法を開発したと発表した。この研究成果は、複雑ソフトウェアシステムに対する工学についてのフラグシップ国際会議「ICECCS 2019」で最優秀論文賞を受賞している。

(2020年1月27日)
オートモーティブワールド2020:

ブラックベリー(BlackBerry)は、「オートモーティブワールド2020」(2020年1月15〜17日、東京ビッグサイト)において、グループ傘下のQNXとサイランス(Cylance)の技術を融合したソリューションを披露した。

(2020年1月21日)
車載ソフトウェア:

ディジタルメディアプロフェッショナルは、安全運転分野向けAIプラットフォーム「ZIA SAFE」を発表した。ドライブレコーダーを使った安全運転支援システムの構築を、ZIA SAFEでサポートする。

(2019年11月25日)
車載ソフトウェア:

ユビキタスAIコーポレーションは、OpenSynergyの車載ECU向けハイパーバイザー「COQOS Micro SDK」の取り扱いを開始した。機能安全規格ISO 26262で最高レベルのASIL-Dに対応している。

(2019年8月1日)
車載ソフトウェア:

ネクスティ エレクトロニクスは、自動運転基本ソフトウェア「Autoware」と接続可能な「MATLAB/Simulink」のROSノードサンプルを埼玉大学と共同開発した。オープンソースとして、ソフトウェア開発プラットフォーム「GitHub」で公開した。

(2019年5月15日)
ESEC2019&IoT/M2M展:

Green Hills Software(GHS)は、「第22回 組込みシステム開発技術展(ESEC2019)」において、同社のリアルタイムOS(RTOS)「INTEGRITY」とハイパーバイザー「INTEGRITY Multivisor」を用いてROS(Robot Operating System)システムをデバッグするデモンストレーションを披露した。

(2019年4月16日)
自動運転技術:

国土交通省は2019年3月8日、道路運送車両法の一部を改正する法律案が閣議決定されたと発表した。高速道路でのレベル3の自動運転や、限定された地域で走行する無人運転車は2020年の実用化に向けて技術開発が進められているが、現行の法律は自動運転車を想定したものになっていなかった。今回の改正により、自動運転車の設計、製造段階から使用まで安全性を一体的に確保するための制度を整備する。

(2019年3月11日)
車載ソフトウェア:

ウインドリバーは2019年2月22日、東京都内で記者説明会を開き、自動運転技術やコネクテッド技術を搭載した次世代自動車向けに、エッジからクラウドまでカバーするソフトウェア製品群「Chassis」について発表した。

(2019年2月25日)
オートモーティブ ワールド2019:

デンソー子会社のオーバスは、「オートモーティブ ワールド2019」において、軽量の仮想化ソリューション「AUBIST Hypervisor Lite」を参考展示した。2019年度内に評価版の提供を始める予定だ。

(2019年1月28日)
車載ソフトウェア:

日立製作所と日立オートモティブシステムズは2018年12月12日、自動運転車や産業機器の制御システム向けに、ソフトウェアを高速に変更する技術を開発したと発表した。開発技術により、制御システムの機能のン変更や追加を柔軟に行う。また、ハードウェアの異常発生時には、ソフトウェアを高速に上書き修正することで、システムを停止せずに動作を継続することが可能になるとしている。

(2018年12月18日)
自動運転技術:

ティアフォーは、米国のApex.AI、英国のLinaroと共同で、自動運転OSの業界標準を目指す国際業界団体であるThe Autoware Foundation(AWF)を設立する。オープンソースソフトウェアとして無償で利用できるティアフォーの自動運転車向けソフトウェア「Autoware」の普及により、自動運転車の早期実用化を促すのが狙い。

(2018年12月12日)
車載ソフトウェア:

ブラックベリーは、東京都内で会見を開き、車載分野を中心に組み込みソフトウェアを展開するBlackBerry QNXの事業戦略について説明。自動運転車やコネクテッドカーの市場拡大により「自動車はソフトウェアドリブン(駆動)、ソフトウェアディファインド(定義)なものになっていく」と述べた。

(2018年10月24日)
車載ソフトウェア:

エレクトロビットは、車両のセキュアなOTA更新を可能にするソフトウェア「EB cadian Sync」を発表した。エンドツーエンドのセキュアな接続を確立し、車両のライフサイクル全体に渡り「アップグレード可能な車両」を実現する。

(2018年8月17日)
車載ソフトウェア:

ブラックベリーが自動運転技術につながるADAS(先進運転支援システム)への取り組みについて説明。ほぼ全ての自動運転車の開発に、同社のQNX製品が用いているという。

(2018年7月18日)
車載ソフトウェア:

BlackBerryは、自動車分野の機能安全規格「ISO 26262」に準拠した車載用ソフトウェア「QNX Hypervisor for Safety」「QNX Platform for ADAS 2.0」「QNX OS for Safety 2.0」を発表した。

(2018年7月3日)

適合プロセス入門

いまさら聞けない 適合プロセス入門(後編):

車載システムを開発する上で重要な役割を果たす「適合プロセス」。適合プロセスの重要性を説明した前編に続き、後編では、車載システム開発における適合プロセスの変遷や適合プロセスに用いるツールについて解説する。加えて、「バーチャル適合」をはじめとする将来技術も紹介しよう。

(2013年1月8日)
いまさら聞けない 適合プロセス入門(前編):

日本のモノづくりの衰退が叫ばれる中で、自動車産業は、世界市場で互角以上に渡り合う強さを維持している。この日本の自動車メーカーの強さを支えているのが、製品開発プロセスとしてあまり注目されることのない「適合プロセス」なのである。

(2012年12月10日)

開発ツール

車載ソフトウェア:

MathWorksはモデルべース開発環境「MATLAB/Simulink」のユーザーであるトヨタ自動車が、量産開発に適用しているバージョンを「R2015a」から「R2021a」に移行すると発表。トヨタ自動車が、MATLAB/Simulinkの量産開発適用バージョンを変更するのは、2015年10月に「R2010b」からR2015aに移行して以来で、約6年ぶりとなる。

(2021年10月7日)
車載ソフトウェア:

東芝デバイス&ストレージは、モデルベース開発時に、車載半導体のシミュレーション時間を短縮する技術「Accu-ROM」を開発した。同社の従来技術に比べて、車載半導体の動作検証時間を約10分の1に短縮する。

(2021年10月6日)
車載ソフトウェア:

ブラックベリー(BlackBerry)は2021年8月6日、オンラインで説明会を開き、サプライチェーン全体を対象としたソフトウェア構成解析ツールの最新版「Jarvis 2.0」を発表した。

(2021年8月16日)
設計開発ツール:

トヨタ自動車は2020年6月16日、衝突事故での人体障害を解析するためのバーチャル人体モデル「THUMS(サムス : Total HUman Model for Safety)」を2021年1月から無償公開すると発表した。

(2020年6月18日)
人とくるまのテクノロジー展2019:

イータスは、「人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」において、自動運転システムなどに対応する次世代の車載ソフトウェア標準「AUTOSAR Adaptive Platform」に対応する開発ツール「RTA-VRTE」を展示した。

(2019年6月4日)
車載ソフトウェア:

ルネサス エレクトロニクスは、安全分析ツール「GUI版CARツール」を発表した。同社製のデバイスやシステムが自動車の機能安全規格「ISO 26262」に準拠しているかを簡単に確認できる。

(2018年11月19日)
車載ソフトウェア:

ルネサス エレクトロニクスは、車載用SoC「R-Car」向けの「R-Car仮想化サポートパッケージ」の提供を開始すると発表した。ハイパーバイザーの開発ガイドドキュメントと、レファレンスソフトウェアを無償で提供する。

(2018年7月17日)
設計開発ツール:

MathWorksが2018年3月に発表した「Simulink」の新バージョン「Release 2018a」は、車両運動のシミュレーションを強化している。新機能の「Vehicle Dynamics Blockset」では、ゲームエンジンによって構築した仮想3次元環境で車両モデルを走らせ、クルマの走る・曲がる・止まるの制御を検証することができる。

(2018年5月9日)
組み込み開発ニュース:

Vector Informatikは、ECUの測定やキャリブレーション、診断、フラッシュに使用できる多機能ツールの新バージョン「CANape 16.0」をリリースした。

(2018年3月28日)
車載ソフトウェア:

トヨタ自動車が診断通信機能の推奨テストツールとしてベクターのECUの開発・テストツール「CANoe.DiVa」を選定した。

(2017年7月19日)
自動運転技術:

NXPとエレクトロビットは、自動運転システム向けの新しい開発プラットフォームの実現に向けて提携する。NXPの自動運転用コンピュータ「BlueBox」とエレクトロビットのオープンプラットフォームのソフトウェア開発ツールを組み合わせる。

(2017年6月29日)
設計開発ツール:

エレクトロビットは、自動運転車に向けたオープンプラットフォームのソフトウェア開発ツール「EB robinos」を発表した。ハードウェアに依存しないソフトウェアのみのソリューションで、AUTOSARソフトウェアコンポーネントを含むAUTOSAR仕様の基本ソフトウェア上で動作する。

(2016年7月19日)
設計開発ツール:

ルネサス エレクトロニクスは、車両制御モデルを基にソフトウェアの並列設計と並列ソースコードの生成を自動で行う、マルチコアマイコン向けのモデルベース開発環境を開発した。逐次ソースコードからCPUコアの割り当てや並列処理のソースコードを作成する従来の開発手法と比較して、開発期間を10分の1に短縮する。

(2016年6月23日)
車載ソフトウェア:

アドバンスド・データ・コントロールズは、オーストラリアのVeltronixと代理店契約を締結し、同社のハードウェア自動設計ツールの国内販売を開始した。C言語で記述された複雑なアプリケーションをFPGAやASICに実装するのに必要なハードウェア記述言語(HDL)について、従来よりもコンパクトかつ効率的に自動生成できる。開発間も、従来の6カ月から1週間程度まで短縮可能だ。

(2016年4月22日)
設計開発ツール:

Mentor Graphics(メンター・グラフィックス)は、同社の電装システム設計ツール「Capital」をGeneral Motors(GM)が採用したと発表した。GMはワイヤーハーネスの設計ツールを全社的に同製品で統一し、新モデルの設計から過去の設計資産まで全てCapitalで取り扱えるようにする。

(2016年2月26日)
設計開発ツール:

dSPACE Japanは、コード生成ツール「TargetLink」の新バージョンを発表。自動運転技術の要となる先進運転支援システム(ADAS)の制御アルゴリズムなどに用いられている、状態空間表現を使ったマトリックスの計算をサポートした。

(2015年2月3日)
設計開発ツール:

dSPACE Japanは、東京都内で開催したユーザー会「dSPACE Japan User Conference 2014」において2つの新製品を披露した。「MicroAutoBox」の廉価版となる「MicroLabBox」と、HILSシステムなどに組み込むプロセッサボード「DS1007」である。

(2014年6月9日)
設計開発ツール:

日本ナショナルインスツルメンツは、富士重工業がハイブリッド車「XV HYBRID」に搭載した独自のハイブリッドシステムを開発する際に、グラフィカルシステム開発環境「LabVIEW」や先端FPGAを採用した計測ハードウェア「FlexRIO」などで構成するHILS(Hardware in the Loop Simulation)システムを活用したと発表した。

(2013年12月17日)
人とくるまのテクノロジー展2013:

自動車技術の展示会「人とくるまのテクノロジー展2013」(2013年5月22〜24日、パシフィコ横浜)では、自動車開発で重要な役割を果たす開発ツールの最新製品も披露された。その展示内容を幾つか紹介しよう。

(2013年6月19日)

テスト

はじめての単体テスト:

前編では、単体テストと機能安全の関わり、単体テストの重要性と組み込み業界の現状、単体テストの自動化について解説しました。後編では、ソフトウェアの品質管理や単体テストの手法について解説します。

(2021年9月22日)
はじめての単体テスト:

本稿では、「単体テストとは何か?」「なぜ単体テストが必要なのか?」「どのようにすれば効率的に単体テストを行うことができるのか?」といった観点から、近年の組み込み業界の現状や単体テストについての基本的な知識を分かりやすく説明していきます。

(2021年9月21日)
車載ソフトウェア:

アドバンスド・データ・コントロールズ(ADaC)は2021年1月19日、同月15日付でグループのバーテックス(VERTechs)を子会社化したと発表した。バーテックスは、CG映像製作会社のWiseとADaCが2016年に設立した共同出資会社だ。子会社化により、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転システム向けにバーテックスが提供してきたAI(人工知能)の開発・検証環境の事業を強化する。

(2021年1月20日)
車載ソフトウェア:

JSTQBは、自動車関連向け「CTFL Automotive Software Testerシラバス」の日本語翻訳版を公開した。自動車関連ソフトウェアのテストに関する知識を集約したもので、テストで考慮すべき点や、各種標準規格、XiLテスト環境の解説が記載されている。

(2020年4月13日)
車載ソフトウェア:

ETAS(イータス)と米国のNational Instruments(NI)は、ADASの導入や電動化の進展により車載システム開発向けに需要が拡大しているHIL(Hardware In the Loop)システム(以下、

(2019年3月15日)
自動運転技術:

デンソーは2019年1月24日、東京都内で記者向けに説明会を開き、研究開発拠点「Global R&D Tokyo」の取り組みを紹介した。

(2019年1月25日)
人とくるまのテクノロジー展 2017:

日本シノプシスは「人とくるまのテクノロジー展2017」において、SoC(System on Chip)のマルチコア アーキテクチャの性能をシミュレーションで検討する「Platform Architect MCO」の新機能「タスクグラフジェネレーター」を紹介した。

(2017年6月7日)
車載ソフトウェア:

日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は、ユーザーイベント「NIDays2016」で会見を開き、自動運転時代の車載ソフトウェアテストの手法について説明した。

(2016年11月7日)
設計開発ツール:

アドバンスド・データ・コントロールズ(ADaC)とWiseが自動運転システム向けのシミュレーション環境を開発した。ソフトウェア開発を支援するADaCと、リアルなCG映像製作を得意とするWiseの異業種連携により実現。両社が出資した新会社を通じて提案していく。

(2016年10月12日)
TECHNO-FRONTIER 2016:

構造計画研究所は、「TECHNO-FRONTIER 2016」において、開発ツールやプログラム言語で作成した自動運転車などの制御システムと連携可能な交通シミュレータ「PTV Vissim/Viswalk」を紹介した。

(2016年4月25日)
設計開発ツール:

日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は、BluetoothからWi-Fi、GPS、携帯電話通信に至るまで複数の無線技術に関する試験を一括して行える「Wireless Test System」を開発した。新型車への搭載義務化が計画されている、欧州の緊急通報システム「eCall」を組み込んだ車載情報機器の開発に最適だという。

(2015年5月29日)
設計開発ツール:

計測モジュール「PXI」やグラフィカルシステム開発環境「LabVIEW」を展開するNational Instruments(NI)が、自動車向けテストシステムの事業展開を拡大している。富士重工業やコンチネンタルなど大手企業の採用を獲得すると同時に、今までにない「第3のHILS」を投入する方針だ。

(2014年12月10日)
車載ソフトウェア:

日立オートモーティブシステムズは、実ECU(電子制御ユニット)を使わずに仮想環境で車載ソフトウェアの試験を行えるバーチャルHILS(Hardware in the Loop Simulation)の運用を始めた。HILSと比べて試験時間を400分の1に短縮できた事例もあるという。

(2013年10月17日)
車載ソフトウェア:

計測モジュール「PXI」やグラフィカルシステム開発環境「LabVIEW」を展開するNational Instruments(NI)が、車載ソフトウェアの開発プロセスに対する関わりをさらに深めようとしている。IBMのRational製品群との連携を拡大し、開発効率を高める「テストコンポーネントの再利用」を促進させたい考えだ。

(2013年6月14日)

動向

量子コンピュータ:

フィックスターズは2021年10月14日、豊田通商と量子コンピューティングクラウド「Fixstars Amplify」のパートナー契約を締結した。両社は量子コンピュータを活用してMaaSの拡充を進める方針だ。

(2021年10月19日)
車載ソフトウェア:

トヨタ自動車の子会社ウーブン・プラネット・ホールディングスは2021年9月28日、自動車向けOSを開発する米国のRenovo Motors(レノボモーターズ)を買収したと発表した。

(2021年9月29日)
車載ソフトウェア:

Armは2021年9月16日、オンラインで説明会を開き、クラウドベースでの車載ソフトウェアの開発を推進するオープンなアーキテクチャ「Scalable Open Architecture for Embedded Edge(SOAFEE、ソフィー)」を発表した。

(2021年9月17日)
修理する権利とコネクテッドカー(2):

前回の記事では、2020年に米国マサチューセッツ州で承認された「車両を修理する権利」の改正案を紹介した。今回は修理権に関するセキュリティの課題と懸念をさらに調査し、それらに対処するためのセキュリティのアプローチについて説明する。

(2021年9月14日)
車載ソフトウェア:

マツダは2021年9月2日、エンジンの出力とトルク性能を改善する制御プログラムに更新するサービスを全国のマツダ販売店で提供すると発表した。

(2021年9月3日)
車載ソフトウェア:

トヨタ自動車は2021年8月25日、オンラインで説明会を開き、ソフトウェアやコネクテッド技術の開発方針を発表した。

(2021年8月26日)
車載ソフトウェア:

イーソルは、車載システム分野においてフィンランドのTuxeraと業務提携した。Tuxeraのデータストレージ技術「Reliance ファイルシステムテクノロジー」と、イーソルのリアルタイムOS「eMCOS」を統合する。

(2021年8月16日)
モビリティサービス:

東京都が都内のデジタルツイン化に向けて動き出した。西新宿や都心部、湾岸エリア、八王子市南大沢、島しょ地域からモデル化をスタート。社会実装は、防災や街づくり、モビリティ活用、エネルギーの効率化、自然環境との共生、ウェルネス、教育、働き方の多様化、産業振興の9分野を対象とし、地域特性に合わせてデジタルツイン活用を始める。

(2021年7月6日)
車載ソフトウェア:

NTTデータ オートモビリジェンス研究所は、自動運転システム検証基盤ソフトウェア「GARDEN ScenarioPlatform」をオープンソース化した。自動運転ソフトウェア開発における、シナリオベースの開発プロセスをサポートする。

(2021年7月6日)
モビリティサービス:

トヨタ自動車は2021年6月7日、サブスクリプションサービスの「KINTO」に、ソフトウェア更新で走行性能をアップデートする車両を新たに追加すると発表した。

(2021年6月8日)
製造IT導入事例:

アラスジャパンは2021年4月20〜22日の3日間、年次イベントである「Aras Community Event(ACE 2021)」をオンラインで開催。その中で、日産自動車が「Aras Innovatorによるエンジニアリングプラットフォーム戦略及び活用事例」をテーマに事例講演を行った。本稿ではその内容を紹介する。

(2021年6月1日)
車載ソフトウェア:

Stellantis(ステランティス、FCAとグループPSAが合併)とFoxconn(フォックスコン)、フォックスコン子会社のFIH Mobileは2021年5月18日、折半出資によって新会社「Mobile Drive(モバイルドライブ)」を設立すると発表した。新会社はティア1サプライヤーとして、自動車のインフォテインメントシステムやHMI(ヒューマンマシンインタフェース)、無線ネットワークによるアップデート(OTA:Over-The-Air)などのコネクテッドサービスを開発する。

(2021年5月19日)
製造ITニュース:

富士通は、モビリティデバイス上の情報を仮想的に統合して管理する基盤「FUJITSU Future Mobility Accelerator Digital Twin Collector」を発売した。デバイスが記録したデータのうち、メタデータだけをクラウド管理することで通信量を低減する。

(2021年5月10日)
モビリティサービス:

NTTデータは2021年4月30日、交通環境情報ポータルサイト「MD communet」を一般公開したことを発表した。自動運転技術やMaaSの開発、サービス提供に必要となる交通環境情報を一元的に検索できる。

(2021年5月7日)
修理する権利とコネクテッドカー(1):

診断データは、修理工場が車両の状態をよりよく理解し、車両の潜在的な問題を分析かつ特定し、クルマの修理に役立つものだ。この記事では、そうしたデータの扱いに関する「修理する権利(修理権)」を分析し、幾つかの課題について解説する。

(2021年4月28日)
車載ソフトウェア:

J-QuAD DYNAMICSは、次世代自動運転および先進安全支援領域におけるソフトウェア開発を強化するため、NTTデータ オートモビリジェンス研究所へ出資した。開発環境の整備や、開発の効率化と高度化を目指す。

(2021年4月20日)
車載ソフトウェア:

アルプスアルパインがJR仙台駅直結のオフィスビル内に新たに「仙台ソフトウェア開発センター」を開所したと発表。車載用組み込みソフトウェアの開発を集中して行い、ECU統合によるソフトウェア開発の複雑化、大規模化への対応を強化する。

(2021年4月7日)
車載ソフトウェア:

ベリサーブは、車載ソフトウェアの上流工程成果物の品質向上を支援するサービスの提供を開始した。顧客が作成した車載ソフトウェアや車載システムに関する要求仕様書を分析ならびに評価し、改善策を提案する。

(2021年3月31日)
組み込み採用事例:

デンソーテンとディジタルメディアプロフェッショナルは、法人向けドライブレコーダーの映像を用いて、脇見やスマホ操作などのながら運転や居眠り運転をAIで検出する技術を開発した。

(2021年3月16日)
人工知能ニュース:

ダイハツ工業は2021年3月4日、AI(人工知能)関連の教育プログラムを開始し、全社に展開すると発表した。2020年12月からスタッフ職全員を対象としたAI啓発研修をスタートしており、習得したAIの基礎知識をそれぞれの職場で普及させていく。より高度なAI活用を検討する部門には「AI道場」などの業務領域に応じた専門研修を実施する。社内のデータを活用した研修も行う。およそ1年かけて、社内のAIプロジェクトをけん引できる人材を育てる。

(2021年3月5日)
車載ソフトウェア:

トヨタ自動車とパーソルイノベーションは2021年2月2日、オンラインでソフトウェアエンジニア向けに「ソフトウェアエンジニアが革新するクルマ開発の伝統」と題した勉強会を開いた。

(2021年2月18日)
車載ソフトウェア:

トヨタ自動車グループの自動運転開発体制で先行開発を担ってきたTRI-AD(Toyota Research Institute Advanced Development)は、2021年1月から新体制で動き出した。これまでは車載ソフトウェアの開発会社だったが、スマートシティのように自動車やモビリティを超えた取り組みに挑むため役割分担を明確にする。

(2021年2月2日)
組み込み採用事例:

Green Hills Softwareの組み込み仮想化ソフトウェア「μ-visor」が、ルネサス エレクトロニクスの車載マイコン「RH850/U2A」に採用された。RH850/U2A上に複数のMCUベースのシステムを安全性とセキュリティを確保して統合する。

(2021年2月1日)
組み込み開発ニュース:

アルプスアルパインとブロードコムは、BLEを応用した測距システムにおける協業を発表した。キーレスエントリーシステム向けに、高精度位置測位システムとスマートフォン用Bluetooth/Wi-Fiコンボチップが統合する。

(2021年1月25日)
MONOist 2021年展望:

今後、ソフトウェアが担う役割を拡大していく要因は、クルマがユーザーの手元に来た後に機能を拡充するアップデートを行おうとしている点です。以前は車両購入後のソフトウェア更新というと、ナビゲーションシステムの地図データのアップデートや、クルマの修理で制御プログラムを修正するのが中心でした。スマートフォンで好みのアプリを追加したり、より良い最新の状態にアップデートしたりするようにクルマが変わっていけば、クルマの使い方や価値も大きく変化します。

(2021年1月13日)
組み込み開発ニュース:

NTTデータの子会社キャッツは、社名を「NTTデータ オートモビリジェンス研究所」に変更した。名称変更により、NTTデータグループ自動車技術のR&Dセンターとしての役割を担い、次世代モビリティ社会に必要な機能のソフトウェア化を進める。

(2020年12月24日)
車載ソフトウェア:

エレクトロビットは、HPC搭載の車両アーキテクチャ構築に向けて、「EB corbos AdaptiveCore 2」が「BlackBerry QNXソフトウェア開発プラットフォーム7.1」をサポートしたと発表した。

(2020年12月15日)
車載ソフトウェア:

ブラックベリーがインテリジェント車載データプラットフォーム「BlackBerry IVY」について説明。IVYは、クラウドベンダーのAWSとの協業により展開するもので、さまざまなセンサーやECU、車載ソフトウェアから得られる自動車のデータの多様性を吸収し、標準的なオープンデータとして利活用できるようにするプラットフォームだ。

(2020年12月10日)
組み込み開発ニュース:

BlackBerryは、機能安全認証を取得したOSの最新版「QNX OS for Safety 2.2」の提供を開始した。「IEC 61508 SIL3」(工業)、「ISO 26262 ASIL D」(自動車)、「IEC 62304 Class C」(医療機器)の機能安全認証を取得している。

(2020年11月30日)
車載ソフトウェア:

富士通は2020年9月29日、車載ソフトウェア開発に関わる各種設計データの収集、統合用ソリューション「Future Mobility Accelerator Design Collaborator」を同年10月1日から販売開始すると発表した。各設計部門間での設計データ参照を容易にすることで、車載ソフトウェア開発を効率化するという。

(2020年10月1日)
車載ソフトウェア:

ボッシュ(Robert Bosch)は、車載ソフトウェアと電子システムを統合した新事業部「クロスドメインコンピューティングソリューション」を設立する。車両アーキテクチャ向けソフトウェア集約型システムを提供する予定だ。

(2020年8月20日)
車載ソフトウェア:

オーバスは、自動車機能安全規格「ISO 26262 2nd Edition」のソフトウェア開発プロセス認証を取得した。今後、同規格に準拠した開発プロセスによるAUTOSAR BSWを提供可能になる。

(2020年8月14日)
製造マネジメントニュース:

データ分析ソリューションを展開する米国Teradataの日本法人である日本テラデータ(以下、テラデータ)と産業用IoTのデータ収集基盤を展開するアプトポッドは2020年8月4日、自動車業界の開発のデジタルトランスフォーメーション(DX)において協業することを発表した。

(2020年8月5日)
車載ソフトウェア:

ユビキタスAIコーポレーションとエー・アンド・デイは、車載システムソフトウェア開発用シミュレーターの共同開発および販売で業務提携した。車載システムのテスト効率改善に向け、PCのみで制御ソフトウェアを検証できるシミュレーターを開発する。

(2020年7月30日)
電気自動車:

アウディは2020年5月29日(現地時間)、電気自動車(EV)向けの新技術や高度な自動運転技術を採用する新型車開発にアジャイル開発を取り入れるプロジェクト「Artemis(アルテミス)」を始めると発表した。

(2020年6月4日)
車載情報機器:

パイオニアとコンチネンタルは2020年5月26日、統合コックピットの開発における戦略的提携に合意したと発表した。

(2020年5月27日)
車載ソフトウェア:

日立オートモティブシステムズは2020年4月16日、ドイツの自動車部品向けソフトウェア会社であるseneos(ゼネオス)の全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。買収により、フロントエンジニアリングを強化するとともに、最新のソフトウェアアーキテクチャやソフトウェア開発プロセスのフレームワークへの対応を強化し、効率的なソフトウェア開発を行う。

(2020年4月21日)
どうなる? 次世代車の整備(1):

自動車技術の高度化は、快適性の向上や環境負荷の低減など、自動車が抱える多くの課題を解決し、持続的な自動車社会の形成には不可欠なものです。同時に車両技術の高度化に伴い、整備や修理の技術にも変化が求められます。

(2020年3月9日)
つながるクルマ キーマンインタビュー:

2004年9月から車載ソフトウェアの国内標準化団体として活動してきたJasPar。設立から15年が経過する中で、自動車業界におけるソフトウェアの重要性の高まりと合わせてその存在感も大きくなりつつある。そこで、JasParの運営委員長を務める橋本寛氏に、これまでのJasParの取り組みや、第4期に当たる現在の施策の進展状況などについて聞いた。

(2020年1月30日)
車載ソフトウェア:

SOLIZEグループは、テスラが製造する電気自動車(EV)「モデル3」を対象にしたベンチマークデータおよびベンチマークモデルの国内販売を開始した。

(2019年12月20日)
車載ソフトウェア:

トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI-AD)は2019年12月17日、東京都内の新オフィスの全エリアが本格稼働したと発表した。これに合わせて、報道向けに社内の一部を公開。同社独自の開発プラットフォーム「Arene(アリーン)」を使って、自動運転車のコックピットの開発とテストが簡単に連携する様子などを披露した。

(2019年12月18日)
車載ソフトウェア:

アリババグループは、同社の自動車用OS「YunOS」を提携パートナーに公開する。YunOSの公開により、アリババグループと提携する自動車メーカーは、独自のスマートモビリティアプリケーションやソリューションを開発できるようになる。

(2019年9月20日)
車載ソフトウェア:

日産自動車は2019年7月3日、車載ソフトウェア開発に関する社内研修施設「日産ソフトウェアトレーニングセンター」(神奈川県厚木市)を報道陣向けに公開した。日産は自動車工学に精通したソフトウェア開発人材の丁寧な育成で、競合他社との差別化を図る狙いだ。

(2019年7月4日)
車載ソフトウェア:

トヨタ自動車のIT関連子会社であるトヨタシステムズと豊田通商、電通国際情報サービス(ISID)の3社は2019年5月21日、自動車製造業向けにITソリューションを展開するスマートホールディングスに出資したと発表した。コネクテッド化や自動運転、電動化といった技術トレンドにより複雑化、大規模化している自動車の設計、開発のサポートを強化する。

(2019年5月22日)
車載ソフトウェア:

ブラックベリーは、国内半導体商社のネクスティ エレクトロニクスとの間で、車載分野を中心に組み込みソフトウェアを展開するBlackBerry QNXのVAIプログラムを締結したと発表した。

(2019年5月20日)
車載ソフトウェア:

アイシン精機とアイシン・エィ・ダブリュは2019年4月23日、グループ内の車載ソフトウェア開発子会社の経営統合に向けて基本合意したと発表した。対象となるのは、アイシン・コムクルーズとエィ・ダブリュ・ソフトウェアの2社。2019年10月の経営統合を目指す。

(2019年4月26日)
車載ソフトウェア:

ジェイテクトは2019年4月9日、ステアリング事業のソフトウェア開発体制を強化すると発表した。自動運転など高度化する技術ニーズに応えるため、2019年夏から東刈谷事業場(愛知県刈谷市)でソフトウェア開発をスタートする。花園事業場やジェイテクトIT開発センター秋田に次ぐソフトウェア開発拠点となり、それぞれの拠点で取引先のニーズに応じたソフトウェア開発を行う。

(2019年4月11日)
車載ソフトウェア:

三菱自動車は、次世代のクルマづくりに必要な車載ソフトウェアの開発力強化に向けて、新たな開発拠点となる「三菱自動車ソフトウェア イノベーション センター(仮)」を、2019年度内に東京都内に開設すると発表した。

(2019年4月2日)
自動運転技術:

トヨタ自動車、デンソー、アイシン精機の共同出資会社であるToyota Research Institute Advanced Development(TRI-AD)は2019年1月30日、東京都内で事業説明会を開いた。

(2019年1月31日)
モビリティサービス:

デンソーは、愛知県名古屋市のソフトウェア開発会社オンザロードに1億6000万円を出資した。

(2018年4月19日)
ISO 26262:

シノプシスは、Fusion Technology搭載のシノプシス・デザイン・プラットフォームのツール群が、ISO 26262準拠性の認証を個別に獲得したと発表した。車載向け半導体コンポーネント、システム開発企業各社による車載システム開発を支援する。

(2018年4月11日)
自動運転技術:

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、自動運転車など人工知能(AI)によって自働化するシステムの品質保証に向け、日本自動車工業会との連携を開始した。

(2018年3月13日)
自動車とアジャイル開発:

「第3回オートモーティブ・ソフトウェア・フロンティア」のセッションから、アジャイル開発の導入に関する講演を抜粋して紹介する。

(2018年3月9日)
製造マネジメントニュース:

トヨタ自動車は、グループのIT関連の子会社3社を統合する。2019年1月1日付で、トヨタコミュニケーションシステムを存続会社とし、トヨタケーラムと、トヨタデジタルクルーズを吸収合併する。

(2018年3月6日)
製造マネジメントニュース:

デンソーは、クラウド技術やオープンソースソフトウェアの開発に強みを持つベンチャー企業クリエーションラインに出資した。

(2018年2月16日)
製造マネジメントニュース:

住友電気工業とNECは、自動車部品の企画、開発を始めとするモビリティ事業で協業を開始した。

(2018年2月16日)
自動運転技術:

NECは、多数の自動車やスマートフォンが携帯電話基地局に接続した不安定な状態でも、リアルタイムに安定して通信できる技術を開発した。通信の流れから緊急度の高い通信端末を特定し、携帯電話基地局で割り当てる帯域や無線のリソースを緊急度の低い端末と調整する。

(2018年2月6日)
特集「Connect 2018」:

Vector Consulting ServiceのChristof Ebert(クリストフ・エバート)氏に、自動車の開発プロセスはどのように変わっていくべきか、今後の在り方を聞いた。

(2018年2月5日)
特集「Connect 2018」:

創業から43年を数える老舗組み込みベンダーのイーソルは、メニーコア/マルチコア対応の次世代製品「eMCOS」の展開を拡大しようとしている。同社 取締役CTO 兼 技術本部長の権藤正樹氏に、eMCOSの開発経緯や、eMCOSをベースにしたAUTOSARへの展開、IoT時代に対応するアジャイル開発への取り組みなどについて聞いた。

(2018年1月30日)
自動運転技術:

デンソーは、消費者向けエレクトロニクス展示会「CES 2018」において、圧縮センシングによってミリ波レーダーの分解能を高めるデモンストレーションを行った。

(2018年1月24日)
車載ソフトウェア:

デンソーの子会社であるオーバスは、POSIX仕様準拠リアルタイムOS「AUBIST OS POSIX版(仮称)」を開発していることを発表した。自動運転車に採用される高性能なインテリジェントECUがターゲットで、車載ソフトウェア標準であるAUTOSARの次世代規格AUTOSAR Adaptive Platformに対応している。

(2018年1月15日)
車載ソフトウェア:

ブラックベリーは、車載分野を中心に組み込みソフトウェアを展開するBlackBerry QNXの事業戦略について説明。QNXが得意としてきた安全に関わる機能に加えて、新生ブラックベリーが重視するセキュリティの機能も車載分野に提案していく方針を示した。

(2017年11月22日)
ET2017:

IPA/SECは、組み込みソフトウェアの開発の現状を定量的に捉えることを目的とし「組み込みソフトウェア開発データ白書2017」を発行した。同白書によると、強いリアルタイム性を要求されるソフト開発は生産性が低い傾向があるとしている。

(2017年11月16日)
組み込み開発ニュース:

豊田通商とグループ会社のネクスティ エレクトロニクスは、ソフトウェアを開発するアックス、インテグレーションテクノロジー、ソルクシーズ、未来技術研究所の4社と資本業務提携した。

(2017年11月9日)
組み込み開発ニュース:

ルネサス エレクトロニクスは、グーグルの最新OS「Android8.0」に対応した「R-Carリファレンスパッケージ for Android」の提供を開始した。R-Carのリファレンスボードと拡張ボード、Android 8.0に対応したBSPで構成される。

(2017年10月18日)
組み込み開発 インタビュー:

シノプシスは、コネクテッドカーなど機器の高度化が進みソフトウェア開発の複雑性が増す中で、新たにソフトウェア開発の安全性を確保する基盤作りに取り組む。同社社長兼共同CEOのチー・フン・チャン氏に話を聞いた。

(2017年10月13日)
車載ソフトウェア:

矢野経済研究所がまとめた車載ソフトウェアの市場調査によると、国内市場の規模は、車両1台当たりのソフトウェアの容量が拡大することにより、2030年に9950億円に拡大する。

(2017年6月22日)
車載ソフトウェア:

ウインドリバーは自動運転システムやコネクテッドカーに向けたソフトウェアのプラットフォームの提案を強化する。今後は、車両1台のコストのうちソフトウェアが半分以上を占める見通しで、自動車のサプライチェーンが変わっていくという。

(2017年5月19日)
車載ソフトウェア:

情報処理推進機構 技術本部 ソフトウェア高信頼化センター(IPA/SEC)と車載ソフトウェアの国内標準化団体であるJasParは、東京都内でメディア向け説明会を開き、新しい安全解析手法「STAMP/STPA」を紹介した。両者は2017年1月に相互協力協定を締結しており、自動車業界に向けてSTAMP/STPAの普及促進に取り組んでいく。

(2017年2月3日)
車載ソフトウェア:

日立オートモティブシステムズと日立ソリューションズは、自動運転ECUプラットフォームを開発した。センサーや地図情報などのデータを一元管理するリアルタイムデータベースを設けることにより、従来のようなアプリケーションごとに組み込むデータ処理/管理プログラムが不要になる。

(2016年10月20日)
車載ソフトウェア:

ルノー・日産アライアンスは、フランスのソフトウェア開発会社 Sylpheoを買収した。買収額は非公表。自動車メーカーがソフトウェア開発会社を買収するのは珍しい。クラウドサービスの開発に強みを持つシルフェオをアライアンスの一員とすることにより、コネクテッドカーとモビリティサービスの開発を強化する。

(2016年9月23日)
車載ソフトウェア:

パナソニックは、ドイツの車載ソフトウェア開発会社のOpenSynergyを子会社化した。OpenSynergyの全株式を同年7月22日に取得。同社のソフトウェア技術を活用し、車載情報機器の機能と運転支援システムを統合した次世代コックピットシステムの開発を強化する。

(2016年8月10日)
車載ソフトウェア:

デンソーは、車両のメーターやディスプレイを制御するソフトウェアの開発を強化するため、車載ソフトウェアの開発を手掛けるNTTデータMSEに出資した。自動運転システムのHMI(Human Machine Interface)のソフトウェア開発を効率化することが狙い。

(2016年7月4日)
車載情報機器:

ハンガリーのナビコアソフトベンダー・NNGの新CEOに就任したGiles Shrimpton(ジャイルズ・シュリンプトン)氏が来日経営方針を説明。ナビコアソフトの他に、新しいプロダクトラインによってさらなる成長を図るという。

(2016年5月20日)
車載ソフトウェア:

名古屋大学発ベンチャーで車載ソフトウェア標準であるAUTOSAR仕様のソフトウェアプラットフォーム(SPF)の開発を手掛けるAPTJが第三者割当増資を実施。資本金と資本準備金の合計が10億円に達した。また、スズキとの間で、AUTOSAR仕様をベースとする車載制御システム向けSPFの共同研究開発契約を締結している。

(2016年5月10日)
車載ソフトウェア:

日立グループは、自動運転車やコネクテッドカーのECU向けに、無線ネットワークによるアップデート(OTA:Over-The-Air)を行うソリューションを開発した。新旧プログラムの差分を抽出して車両に配信することにより、従来比で更新にかかる時間を10分の1に短縮する。2018年の製品化を予定している。

(2016年5月9日)
車載ソフトウェア:

自動車メーカーや大手ティア1サプライヤなど140社が参加する国内の車載ソフトウェアの標準化団体JasParが新たな運営体制を発表。4人の理事のうち3人と監事が交替するとともに、新理事であるトヨタ自動車 常務役員の奥地弘章氏が代表理事に就任した。

(2016年5月9日)
車載ソフトウェア:

デンソーとイーソル、NEC通信システムは、車載システムの基盤ソフトウェア(BSW:Basic Software)とその関連ツールの開発を行う合弁会社「株式会社オーバス」を設立することで合意した。国産のAUTOSAR準拠BSWに取り組む企業としては3社目となる。

(2016年4月22日)
車載ソフトウェア:

デンソーと豊田通商は、タイ バンコクにエンジンECUのソフトウェア開発を行う合弁会社「Toyota Tsusho DENSO Electronics(Thailand)」を設立する。ソフトウェア技術者を確保しやすい立地を活用し、車載ソフトウェアの開発を強化する。

(2016年4月18日)
自動運転技術:

ZMPは、名古屋大学が開発した自動運転システム用ソフトウェア「Autoware」を搭載した自動運転車の実験車両を販売する。Autowareは、Linuxなどと同様にオープンソースソフトウェアになっている。

(2015年8月26日)
車載ソフトウェア:

アルパインは、中国の大手ITサービス企業であるNeusoftなどと、インテリジェント化する自動車に対応可能な車載ソフトウェア開発を行う合弁企業の設立に向けた契約を締結した。新会社の社名は、東軟睿馳汽車技術有限公司で、2015年8月中に設立する予定である。

(2015年7月31日)
車載ソフトウェア:

フィンランドのソフトウェアベンダー・Elektrobit(エレクトロビット)は、同社の車載関連事業をドイツの大手ティア1サプライヤ・Continental(コンチネンタル)に譲渡する。譲渡金額は6億ユーロ(約807億円)。2015年7月初旬には譲渡を完了する計画。

(2015年5月22日)
車載ソフトウェア:

イーソルは、車載機器開発のサポートを専業とする100%子会社・イーソルトリニティを2015年4月1日に設立した。専門子会社の設立により、ソフトウェアの比重が増大している次世代車載システム開発の支援体制を強化していく構えだ。

(2015年4月7日)
車載ソフトウェア:

アイシン精機は、組み込みソフトウェアの開発用ツールや受託開発を手掛けるヴィッツの第三者割当増資を引き受けることで合意した。

(2014年9月1日)
車載ソフトウェア:

韓国のソフトウェアベンダーであるOBIGOは、HTML5ベースのアプリケーションフレームワーク「Obigo App Framework(OAF)」や、車載情報機器とスマートフォンアプリの柔軟な連携を可能にする「App Connector」などを投入し、自動車メーカーや車載情報機器メーカーへの浸透を図っている。

(2014年7月29日)
安全システム:

ベンチャー企業のZMPはインテルの高性能CPU「Core i7」を搭載した自動運転技術開発用のコントローラボックス「IZAC」を開発する。今後、設計試作とテストマーケティングを行い、2015年7月に発売する予定である。

(2014年7月3日)
車載情報機器:

日本企業の独壇場だったカーナビに水平分業開発の波が押し寄せている。かつてはカーナビメーカーが自前で開発していた、カーナビゲーションの機能を統括/制御するナビゲーションコア(ナビコア)ソフトウェアも専業ベンダーが登場。ナビコアソフト大手のNNGが、カーナビ発祥の地である日本市場で展開を強化する方針を打ち出した。

(2014年4月17日)
2014 CES:

QNX Software Systemsと大手カーナビメーカーのアイシン・エイ・ダブリュ(アイシンAW)は、アイシンAWのナビゲーションエンジンをQNXの車載情報機器向けプラットフォーム「QNX CAR」に対応させていくと発表した。

(2014年1月8日)
車載情報機器:

QNX Software Systems(QNX)は、日本の自動車メーカーやカーナビメーカーに対して、同社の車載情報機器向けプラットフォームを提案する活動を強化している。QNXの自動車部門事業開発ディレクターを務めるAndrew Poliak氏は、「マイクロソフトの存在感が薄れた今がチャンス」と語る。

(2013年10月23日)
車載ソフトウェア:

国内の自動車メーカーや大手ティア1サプライヤなどが参加する車載ソフトウェアの標準化団体JasParの新代表理事に、本田技術研究所の四輪R&Dセンターで常務執行役員を務める山口次郎氏が就任する。

(2013年7月5日)
ビジネスニュース:

英国の自動車試験研究機関であるMIRAは、テストトラックなどの試験施設に隣接する敷地に、ユーザー企業が入居して効率よく研究開発を進められるテクノロジーパーク「MTP(MIRA Technology Park)」を開設した。

(2013年7月3日)
車載情報機器:

QNXソフトウェアシステムズは、ルネサス エレクトロニクスと車載情報機器向けの事業展開における協力関係を拡大すると発表した。QNXの車載情報機器向けアプリケーションプラットフォーム「QNX CAR」が、ルネサスの車載情報機器向けSoC(System on Chip)「R-Carシリーズ」をサポートするとともに、R-Carシリーズのパートナープログラム「R-Carコンソーシアム」にQNXが参加する。

(2013年5月7日)
日本NI 社長 池田亮太氏/オートモーティブ営業部長 片野唱栄氏:

2013年4月から、自動車分野に特化した営業部である「オートモーティブ営業部」を発足させた日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)。同社として、1つの産業分野に特化した営業部を設立するのは初めてのことだ。その背景と狙いについて、同社社長の池田亮太氏と、オートモーティブ営業部の部長に就任した片野唱栄氏に聞いた。

(2013年4月19日)
ビジネスニュース:

日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は、自動車分野に特化した営業部である「オートモーティブ営業部」を、2013年4月1日付けで開設した。

(2013年4月8日)

セキュアな車載ソフトウェア開発

セキュアな車載ソフトウェア開発の在り方(3):

今回は、ソフトウェアコンポジション解析に重点を置く。最初に自動車業界におけるオープンソースソフトウェア(OSS)の課題の背景を説明し、次に実用的な解決策について説明する。

(2021年6月7日)
セキュアな車載ソフトウェア開発の在り方(2):

静的コード解析やソフトウェアコンポジション解析、ファジングテストの使用など、車載ソフトウェア開発ライフサイクルのセキュリティを向上させるソリューションの概要を説明した前回の記事に続き、今回は静的コード解析をテーマにする。最初にコーディングの問題について説明し、次に実用的な解決策について解説する。

(2021年1月22日)
セキュアな車載ソフトウェア開発の在り方(1):

サイバーセキュリティにさらに力を入れるには、ソフトウェア開発のライフサイクル中のサイバーセキュリティ活動も含めて、自動車業界における文化的および組織的なシフトの必要性がある。自動車業界の課題や解決策について解説していく。

(2020年10月16日)