オーバスのAUTOSAR Adaptive Platform準拠ソフトがルネサスの「R-Car」に対応 : 車載ソフトウェア
オーバスが提供する「AUTOSAR Adaptive Platform」仕様準拠のソフトウェアプラットフォーム「AUBIST Adaptive Platform」が、ルネサス エレクトロニクスの車載システム用SoC「R-Car」に対応した。
オーバスは2019年7月5日、「AUTOSAR Adaptive Platform」仕様に準拠した同社のソフトウェアプラットフォーム「AUBIST Adaptive Platform(AUBIST AP)」が、ルネサス エレクトロニクスの車載システム用SoC「R-Car」に対応したと発表した。
AUBIST APは、自動運転ECU向けに最適化されたAPスタック。分散型システム環境に向けたOSリソース、サービス、アプリケーション群を運用・管理するシステムを提供する。同社のリアルタイムOS「AUBIST OS POSIX」と組み合わせることで、ヘテロジニアス・マルチコアなどの高性能SoCにも対応する。
R-Carは、市場で広く採用されている車載システム用SoCで、64ビットアーキテクチャのArm Cortex-Aプロセッサコアを搭載している。自動車向け機能安全規格であるISO 26262の安全要求レベルでASIL Bに準拠し、車載カメラや各種センサーからの膨大な情報を高速で処理する。
同社は、AUBIST APがR-Carをサポートしたことで、高い信頼性を備えた車載システムの開発に寄与するとしている。
AUTOSAR Adaptive Platformとは?
車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載の第7回では、AUTOSAR Classic Platformに次いで新たに登場したAUTOSAR Adaptive Platformについて説明する。
AUTOSAR Adaptive Platformのアーキテクチャ
車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載の第8回では、新たに登場したAUTOSAR Adaptive Platformのアーキテクチャについて説明する。
AUTOSAR Adaptive Platformのメソドロジ
車載ソフトウェアを扱う上で既に必要不可欠なものとなっているAUTOSAR。このAUTOSARを「使いこなす」にはどうすればいいのだろうか。連載の第9回では、前回取り上げたAUTOSAR Adaptive Platformのアーキテクチャに続いてメソドロジについて説明する。
国産AUTOSARは羽ばたけるか「国内3陣営が頑張らないと海外勢に寡占される」
車載ソフトウェア標準であるAUTOSAR CP(Classic Platform)に準拠するソフトウェアプラットフォーム(SPF)を手掛けるAPTJは、「Embedded Technology 2018/IoT Technology 2018(ET2018)」の開催に合わせて同会場内で会見を開き、2018年10月1日に正式販売を開始した同社のAUTOSAR CP準拠のSPF「Julinar SPF」について説明した。
制御系ECUの統合に向けた軽量仮想化ソリューション、オーバスが披露
デンソー子会社のオーバスは、「オートモーティブ ワールド2019」において、軽量の仮想化ソリューション「AUBIST Hypervisor Lite」を参考展示した。2019年度内に評価版の提供を始める予定だ。
仮想化なしで次世代と現行のAUTOSAR混在環境が可能に、オーバスが開発中
デンソー子会社のオーバスは、「オートモーティブワールド2018」において、次世代AUTOSARであるAUTOSAR Adaptive Platform(AP)に対応するOS「AUBIST Adaptive OS POSIX」のデモンストレーションを披露した。
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