研究開発のDXを「PowerPoint上の勝利」で終わらせないために必要なこと素材/化学メルマガ 編集後記

「R&D イノベーションサミット」の基調対談「AI時代の研究開発〜日本企業が市場優位性を取り戻すための改革とは」に触れながら、研究開発のDXについてつらつら語ってみました。

» 2025年06月27日 12時00分 公開
[遠藤和宏MONOist]

 この記事は、2025年6月27日発行の「素材/化学メルマガ 編集後記」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

 最近は取材でも、社内の会議でもAI(人工知能)活用について話を聞く機会が増えたなとつくづく思います。直近でいえば2025年6月3日に、Enthought(エンソート)が主催した講演イベント「R&D イノベーションサミット」に参加し、素材の研究/開発におけるAIやマテリアルズインフォマティクス(MI)の活用方法について取材しました。

 このイベントでは、JSR 前名誉会長の小柴満信氏とエンソート 会長および最高経営責任者(CEO)のEric Jones(エリック ジョーンズ)氏による基調対談「AI時代の研究開発〜日本企業が市場優位性を取り戻すための改革とは」が行われました。

 この基調対談は、スライドゼロのストロングスタイルでラフな感じの会話が中心だったんですが、AI活用やDX(デジタルトランスフォーメーション)について考えさせられる部分もありました。編集後記で取り上げるのには最適だと思いますので、R&D イノベーションサミットのこぼれ話として興味深かった部分を私見も交えて紹介します。

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