再生モノづくりは広がるのか、リファービッシュが生む新たなデータモノづくり総合版 編集後記

無駄な廃棄を減らす取り組みは、さまざまな価値があると思います。

» 2025年06月26日 12時00分 公開
[長沢正博MONOist]

 この記事は、2025年6月26日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

 各メーカーでリファービッシュ品の展開が進んでいます。

 リファービッシュ品は、初期不良などで返品された製品をメーカー側で修理、清掃、検査などして“再生”させ再び使えるようになった製品です。1年などのメーカー保証を付けて、新品より低価格で販売されています。

 国内ではAppleが認定整備済み品としてスマートフォンやタブレット端末などを展開している他、日立グローバルライフソリューションズやパナソニックも洗濯機や電子レンジ、冷蔵庫などでリファービッシュ品を手掛けています。ノートPCなどでも行われています。

 そんな中、パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションは映像/音響/通信関連機器を製造する宇都宮工場(栃木県宇都宮市)で、パナソニックが扱う13カテゴリーのリファービッシュ品のうち7カテゴリーを再生するリファービッシュ工程を拡充しました。地域に開かれた工場として見学も受け入れており、先日、取材する機会がありました。

再生モノづくりは広がるのか、リファービッシュが生む新たなデータ

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