Linux FoundationでAGL担当エグゼクティブ ディレクターを務めるDan Cauchy氏は「AGLにとっても、自動車に関わるオープンソースコミュニティーにとっても、画期的な出来事だ。トヨタ自動車は長年にわたってオープンソースを強く支持してきたが、同社がAGLベースの車載情報機器の全面採用を決めたことにより、他の自動車メーカーも続くだろう」と語る。
車載Linuxの開発が軌道に乗るもトヨタ自動車は「まだ満足してない」
Linuxベースの車載情報機器関連のオープンソースプロジェクト「Automotive Grade Linux(AGL)」に関する開発者向けイベント「Automotive Linux Summit 2016」に登壇したトヨタ自動車の村田賢一氏は、「AGLの活動はうまくいっているが、これで満足していない」と語り、新たな活動についての提案を行った。
“自動車業界の共同開発部門”が1年以内に車載Linuxから生み出したものとは
Linux Foundation傘下で車載システム向けのLinuxディストリビューションを開発しているAutomotive Grade Linux(AGL)の活動が活発化している。Linux Foundation 自動車部門ジェネラルマネージャーのDan Cauchy氏に、リリースしたばかりの新バージョンの内容や、今後の開発方針などについて聞いた。