Appleは、「iPhone」や「iPad」などに搭載する「iOS」の最新バージョン「iOS 7.1」をリリースした。日本国内でも既にアップデート可能な状態になっている。iOS 7.1で最も注目されるのは、車載情報機器とiOS端末を連携させられる「CarPlay」への正式対応だろう。
Appleは2014年3月10日(米国時間)、「iPhone」や「iPad」などに搭載する「iOS」の最新バージョン「iOS 7.1」を発表した。日本国内でも既にアップデート可能な状態になっている。
iOS 7.1へのアップデートで最も注目されるのは、車載情報機器とiOS端末を連携させられる「CarPlay」への正式対応だろう。
CarPlayは、現時点で対応車両は販売されていないものの、2014年内には、Ferrari(フェラーリ)、ホンダ、Hyundai Motor(現代自動車)、Daimler(ダイムラー)の「Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)」ブランド、Volvo Cars(ボルボ)の5社が発売を予定している。
iOS 7.1では、CarPlayへの対応に合わせて、音声エージェント「Siri」の機能追加も行われている。
従来のSiriでは、ユーザーの話す内容を自動認識するのはもちろんだが、話し始め、話し終わりのタイミングも自動で認識していた。iOS 7.1からは、話し始めと話し終わりを手動で決める方式も選択できるようになった。この方式では、ホームボタンを押したタイミングが話し始め、ホームボタンを離したタイミングが話し終わりになる。
CarPlayの車両内での操作は、車載情報機器側のタッチパネルや専用コントローラの他、Siriを使った音声操作も利用できる。CarPlayのSiriを使った音声操作は、ステアリングに設置したボタンを押している間だけ、ユーザーの話す内容を認識する仕様になっている。iOS 7.1における手動認識方式の採用は、これをiOS側でサポートするためのものだろう。
また、iOS 7.1からは、Siriの日本語音声で男性を選択できるようになった。
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