日産自動車(日産)は、新型「エルグランド」を発表した。第3世代e-POWERや進化したe-4ORCEを採用し、快適性や静粛性、先進運転支援機能が向上。同車両をベースにしたカスタムカー「AUTECH」は2026年8月上旬に展開予定だ。
日産自動車(日産)は2026年7月16日、新型「エルグランド」を発売した。併せて、同車両をベースにしたカスタムカー「AUTECH LINE」「VIP」「ステップタイプ」を同日に発売し、「AUTECH」を同年8月上旬に展開する。第3世代e-POWERや進化したe-4ORCEを採用し、快適性や静粛性、先進運転支援機能を大幅に強化。高級ミニバン市場で存在感の向上を狙う。
エクステリアの開発コンセプトは「The private MAGLEV(リニアモーターカー)」だ。車体サイズを拡大するとともに、日本の伝統工芸である「組子」をモチーフとしたフロントグリルやリアコンビランプを採用した。新色として「FUJI DAWN-フジドーン-」と「至極-シゴク-」を加えた。
インテリアはプライベートラウンジのような空間を目指した。国内モデルとして初めて14.3インチの大画面統合型インタフェースディスプレイを採用したほか、最大64色に対応するアンビエントライトを配置。シート素材にはテーラーフィットを用い、「銀雪」や「紫檀」など日本の美意識を表現した内装カラーを用意した。
パワートレインには、第3世代e-POWERを搭載。発電専用エンジンと、モーターや発電機、インバーターなどを一体化した5-in-1電動ユニットを組み合わせることで、燃費性能と静粛性を向上させた。100%モーター駆動による力強く滑らかな走行性能も特徴だ。
また、電動4輪制御技術「e-4ORCE」も進化した。前後モーターの制御を最適化し、加減速時の車体の揺れを抑制する。走行状況をメーターディスプレイに表示する機能も備えた。
乗り心地については、4輪の減衰力を状況に応じて制御するインテリジェント ダイナミックサスペンションを新採用した。車体の揺れを低減し、長距離移動時の快適性向上を図る。ドライブモードは「ECO」「STANDARD」「SPORT」「COMFORT」「SNOW」「PERSONAL」の6種類を設定。利用シーンに応じてe-POWERやe-4ORCE、サスペンション特性を変更できる。
室内空間も大幅に改良した。全席にゼログラビティシートを採用し、2列目シートにはデュアルリクライニング機能を搭載した。BOSE製22スピーカーのサウンドシステムも採用した。使い勝手の面では、Qi2対応のワイヤレス充電器や1500W対応の100V AC電源を装備。これにより、災害時やアウトドア用途にも対応する。また、7人乗車時でも機内持ち込みサイズのスーツケース7個を積載できる荷室容量を確保した。
先進運転支援機能では、「プロパイロット」を強化。渋滞時ハンズオフ機能や車線変更支援機能に対応するほか、一部グレードでは「プロパイロット2.0」を設定する。加えて、自動駐車を支援する「プロパイロット パーキング」や3Dビュー対応のアラウンドビューモニターも用意した。
コネクテッド機能ではGoogle搭載のNissanConnectインフォテインメントシステムを採用。「Googleマップ」や「Googleアシスタント」といった各種Googleサービスを利用できるほか、新サービス「みまもりドライブ」を追加した。登録したエリアへの出入りや速度超過時にスマートフォンへ通知することで、家族の安全運転をサポートする。
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