帯広日産自動車は、2026年10月1日から同社が販売するEV全車種を対象に、メーカー保証と合わせて最長11年/16万kmの駆動用バッテリー容量保証を標準付帯する独自プログラム「EV LIFE+」を開始すると発表した。
帯広日産自動車は2026年9月24日、同年10月1日から同社が販売するEV(電気自動車)全車種(サクラ、リーフ、アリア、クリッパーEV)を対象に、メーカー保証と合わせて最長11年/16万kmの駆動用バッテリー容量保証を標準付帯する独自プログラム「EV LIFE+」を開始すると発表した。スタートアップのMobiSaviのEVバッテリー性能予測技術を活用し、1台当たりの走行距離が長い北海道の使われ方に合わせメーカー保証終了後も安心して乗り続けられる環境を整え、「最後まで使い切れるEV」の実現を目指す。
日産自動車のEVの駆動用バッテリー容量保証は、新車登録から8年または累計走行距離16万kmのいずれか早い方までとなっている。これに対してEV LIFE+は、帯広日産独自の保証を上乗せすることで全EVに最長11年/16万kmのバッテリー容量保証を標準付帯する。8年または16万kmのメーカー保証終了後にバッテリー性能が所定の基準まで低下した場合には、バッテリー能力復元をサポートする保証となっている。
MobiSaviのEVバッテリー性能予測データを用いて保証設計しており、11年/16万km走行時のバッテリーの残存性能(容量や実用航続距離)を事前に予測することで実現した。また、年間走行距離が長い北海道の利用実態に即し、年間1.5万kmペースでの走行を前提とした保証設計となっている。
11年/16万km走行を標準保証とするEV LIFE+の提供によって、中古EVとなってから「あとどれだけ使えるか」を判断する明確な指標となり残価向上につなげられる。EVを長く乗り続けたい顧客には「安心の担保」を、乗り換えを検討する顧客には「高い資産価値」を提供できるとしている。
EV LIFE+に用いられているMobiSaviのEVバッテリー性能予測技術は。市場実測データの統計分析と理論式を融合し、長期利用に伴う性能変化をばらつきの分布まで含めて高精度に予測できる。寒冷地である北海道では、冬季の低温による一時的な航続距離低下と、長期使用に伴う恒久的な容量低下が起こるが、これらを明確に区別した評価が可能だ。また、保証設計のスキーム構築に当たっては、東京海上日動火災保険とも連携したという。
帯広日産とMobiSaviは、北海道でEVを長く使い、その後も中古EVとして活用し、さらに使用済みバッテリーの再利用/資源循環へとつなげることで、地域の中でEVの価値を最後まで生かす循環モデルの構築を目指す考えだ。
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