日産が目指したのは“大人の遊び心”を刺激する1台 新型「キックス」が誕生車両デザイン(1/2 ページ)

日産自動車は、新型「キックス」を2026年6月18日に販売開始すると発表した。同車両は大幅に燃費を向上させた第3世代「e-POWER」や、電動駆動四輪制御技術「e-4ORCE」を搭載し、日常からレジャーまで幅広いシーンで活躍する。価格(税込み)は299万9700円からだ。

» 2026年06月18日 07時30分 公開
[坪田澪樹MONOist]

 日産自動車(日産)は2026年6月17日、東京都内で会見を開き、新型「キックス」を披露し、同月18日に販売開始すると発表した。価格(税込み)は299万9700円からだ。

左から日産の杉本全氏、田中聡氏、楠鉄平氏。中央にあるのが会場で披露した新型「キックス」[クリックして拡大]

 2代目となる新型キックスは力強く躍動的なエクステリアと高品質なインテリアに加え、大幅に燃費を向上させた第3世代「e-POWER」や、電動駆動四輪制御技術「e-4ORCE」を搭載し、日常からレジャーまで、幅広いシーンで活躍するコンパクトSUVへと進化させた。日産 執行職の杉本全氏は「新型キックスの本質を一言で表すとするならば『大人の遊び心を刺激するクルマ』である。遊び心を感じさせるタフで洗練されたデザインや、安心してどこへでも出掛けることができる走破性、e-POWERによる心地よい走りを備え、顧客一人一人のライフスタイルに寄り添う、そんな存在を目指した」と強調する。

新型キックスのコンセプト[クリックして拡大] 出所:日産

 新型キックスのパワートレインに採用している第3世代e-POWERは、日本市場において初となるモーター、発電機、インバーター、減速機、増速機を一体化した5-in-1電動ユニットだ。ここに排気量1.4L(リットル)の発電特化型エンジン「HR14DDe」を組み合わせることにより、燃費性能と静粛性が大幅に向上した。従来モデルの初代キックスと比較して10%以上燃費性能が向上している。

第3世代e-POWERの加速性能(左)と燃費性能/静粛性(右)[クリックして拡大] 出所:日産

 今回採用したe-4ORCEは、トルクを向上させたモーターとブレーキを統合制御することで、コーナリングでの気持ちが良い走りと快適な乗り心地を実現している。キックスとして初採用となるSNOWモード(e-4ORCE搭載車種のみ)をドライブモードに設定することで、雪道をはじめとするさまざまなシーンに応じた走行が可能だ。また、高剛性ボディーと新設計のサスペンションにより、コーナリング時の安定した走りと、路面の段差における揺れを抑えた快適な乗り心地を両立させている。

 車内インテリアはモダンで開放的な居心地の良い空間を目指している。インストルメントパネルやセンターコンソール、ドアトリムに合皮やファブリック素材で仕立てたソフトマテリアルを採用し、上質さと触れた時の心地良さを追求している。また、車内の快適性を高めるために、クラストップレベルのニールームやヘッドルーム、後席室内幅を確保しており、乗員の負担を軽減する「ゼログラビティーシート」を後席に採用した。

新型キックスの後席室内[クリックして拡大]

 加えて、Googleサービス搭載のNissanConnectインフォテインメントシステムと12.3インチのデジタルメーターディスプレイから構成される「統合型インターフェースディスプレイ(グレード別設定)」を搭載し、インテリアの高品質感と直感的な操作性を可能にしている。日産 チーフプロダクトスペシャリストの田中聡氏は「ProPILOTと既存の技術に加えて、顧客から要望があった側方や後方の運転支援システムも拡充した。360度カバーする運転支援装備で顧客の安全をよりサポートできる」と語る。

新型キックスの統合型インターフェースディスプレイ[クリックして拡大]
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