新型キックスの開発は「本当に欲しいSUVは何?」といった考えからスタートしたという。従来のコンパクトSUVとしての親しみやすさを受け継ぎつつ、それ以外はゼロから考えるといったビジョンとともに新型キックスを作り上げている。
日産 プログラムデザインダイレクターの楠鉄平氏は「エクステリアデザインのコンセプトは『TOUGH&AGILE』である。アメフト選手のようにSUVとして力強く、ダイナミックでありながら、軽快で俊敏なデザインを目指した」と強調する。
新型キックスには大径のタイヤを採用し、大きく抑揚のあるマッシブなフェンダーで力強さを表現している。車両の下回りを大胆にブラックアウトさせることで軽快で俊敏なスタンスを強調させた。アメリカンフットボールで使用するヘルメットからインスパイアされたフロントフェースを取り入れ、車両全体のシルエットとともに、“しっかりとプロテクト”された強さを表現している。
リアには特徴的なグラフィックを施し、テールライトを車幅いっぱいに配置することで、踏ん張り感を強調させている。「テールゲート中央の車体色で残った部分は、『パスファインダー』などに通じる日産SUVのDNAを表している。サイドシルの下回りはスニーカーのソールからインスピレーションを受けた特徴的なパターンを施している」(楠氏)。
外装色は2トーンを含め全9種類を用意。新たな外装色として「レゾナンスブルー」がカラーバリエーションに含まれている。レゾナンスは“共鳴”を意味し、先進感とアクティブさの両立を目指したという。
顧客から要望が多かった荷室の拡張を実現しており、荷室開口部と容量を拡大した。パワーバックドアに対応し、100VのAC電源を備えている。田中氏は「レクリエーションや非常時など状況に合わせて電源を活用できる」と強調した。
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