エレクトロビット、ハードウェアに依存しない自動運転システム開発ツールを発売 : 設計開発ツール
エレクトロビットは、自動運転車に向けたオープンプラットフォームのソフトウェア開発ツール「EB robinos」を発表した。ハードウェアに依存しないソフトウェアのみのソリューションで、AUTOSARソフトウェアコンポーネントを含むAUTOSAR仕様の基本ソフトウェア上で動作する。
エレクトロビットは2016年6月29日(現地時間)、自動運転車に向けたオープンプラットフォームのソフトウェア開発ツール「EB robinos」を発表した。ハードウェアに依存しないソフトウェアのみのソリューションで、AUTOSARソフトウェアコンポーネントを含むAUTOSAR仕様の基本ソフトウェア上で動作。試作段階の組み込み開発から量産モデルに搭載するソフトウェアや制御開発まで対応する。
EB robinosは、オープンインタフェースとさまざまな運転支援機能のソフトウェアモジュールを備えたアーキテクチャで構成している。モジュール方式のソフトウェアとそのオープンインタフェースは、自動車メーカーやティア1サプライヤが開発するソフトウェアの統合を容易にする。各種の運転支援システムの異なるソフトウェアのモジュールのセットを使用すると、ソフトウェアの再利用を最適化しながら自動車メーカーの独自性を保ったシステムを開発することが可能になるとしている。
グリッドフュージョンとパスプランニングを含む組み込みソリューション向けの最初のソフトウェアモジュールの公開は、2016年の第3四半期を予定している。
EB robinosは組み込み開発のためのソフトウェアや、20以上のソフトウェアモジュールを提供する。自動車メーカーは自社に必要なコンポーネントを選択でき、運転支援システムの開発とテストのための「EB Assist ADTF」向けEB robinosも利用可能になったという。
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フィンランドのソフトウェアベンダー・Elektrobit(エレクトロビット)は、同社の車載関連事業をドイツの大手ティア1サプライヤ・Continental(コンチネンタル)に譲渡する。譲渡金額は6億ユーロ(約807億円)。2015年7月初旬には譲渡を完了する計画。
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