車載ソフトウェアの要求仕様書における品質向上支援サービスを開始車載ソフトウェア

ベリサーブは、車載ソフトウェアの上流工程成果物の品質向上を支援するサービスの提供を開始した。顧客が作成した車載ソフトウェアや車載システムに関する要求仕様書を分析ならびに評価し、改善策を提案する。

» 2021年03月31日 08時00分 公開
[MONOist]

 ベリサーブは2021年3月9日、車載ソフトウェアの上流工程成果物の品質向上を支援するサービスの提供を開始した。価格は150万円からで、要求仕様の規模や改善内容に応じて変動する。

 同サービスでは、顧客が作成した車載ソフトウェアや車載システムに関する要求仕様書を分析、評価し、改善策を提案する。具体的には、ソフトウェアやシステムに関する検証設計などにおいて、仕様化すべき事項や整合されていない事項を抽出して整理し、仕様策定者にフィードバックする。

 レビュー視点を複数用意し、顧客の要望や上流工程における問題の傾向、深さに応じて必要なレビュー視点を選択し、効率的にレビューする。また、必要に応じて用語集やライティング規定の作成にも対応する。

キャプション 多視点による要求仕様書レビュー例(クリックで拡大) 出典:ベリサーブ

 特に、開発を外部委託しているプロジェクトでは、要求認識が異なることによる開発の手戻りを減少できるため、開発期間やコストの削減に寄与する。

キャプション サービスの想定効果(クリックで拡大) 出典:ベリサーブ

 今後は、要求工学の有識者の協力を得て、より効果的に要求仕様の問題を摘出する手法の開発を進め、提供サービスの拡大を図る。

キャプション サービスにおける取り組み 出典:ベリサーブ

⇒その他の「車載ソフトウェア」の記事はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.