車載通信向けのイーサネットスイッチファームウェアを発表車載ソフトウェア

エレクトロビットは、車載通信向けのイーサネットスイッチファームウェア「EB zoneo SwitchCore」を発表した。ネットワーク管理機能やネットワークセキュリティ機能を有しており、既に量産中のEVで採用されている。

» 2021年12月14日 08時00分 公開
[MONOist]

 エレクトロビット(Elektrobit)は2021年11月18日(現地時間)、車載通信向けのイーサネットスイッチファームウェア「EB zoneo SwitchCore」を発表した。

キャプション 「EB zoneo SwitchCore」のイメージ[クリックで拡大] 出所:エレクトロビット

 同ファームウェアは、ルーティングやゲートウェイ、ファイアウォール、ネットワーク侵入検知、防止システムなどのネットワーク管理機能や、ネットワークセキュリティ機能を有する。

 Marvellなどのハードウェアメーカーのスイッチに使用可能で、既にMarvell製のスイッチに実装され、量産中のEV(電気自動車)で採用されている。

 また、ECU(電子制御ユニット)内部のスイッチ機能を仮想化し、高速ローカル通信を最大化する「EB zoneo VSwitch」も併せて発表した。複数の仮想マシンやプロセッサコアを車載イーサネットスイッチポートに接続可能で、演算処理リソースの消費削減に寄与する。

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