高精度センサーとAI搭載の人型ロボット、人間の大人と同じ毎秒2mで二足歩行ロボット開発ニュース

Pudu Roboticsは、同社初の二足歩行型ヒューマノイドロボット「PUDU D9」を発表した。高精度センサーと深層強化学習アルゴリズムで人間のように作業、交流ができる。

» 2025年01月17日 14時00分 公開
[MONOist]

 Pudu Roboticsは2024年12月19日、同社初の二足歩行型ヒューマノイドロボット「PUDU D9」を発表した。近日中に予約販売を開始する。

キャプション 二足歩行型ヒューマノイドロボット「PUDU D9」[クリックで拡大] 出所:Pudu Robotics

 PUDU D9は、「商業化可能な具現化されたインテリジェンス」を目指して開発され、「人間として生まれる」をコアデザイン理念としている。人間の大人と同等となる毎秒2mでの二足歩行が可能で、階段や坂道、足元の悪い道などにも対応する。また、高精度センサーと3Dマッピング機能による視覚的ナビゲーションを採用し、柔軟な移動とリアルタイムでの障害物回避ができる。

 身長170cm、体重65kgで、42自由度を持つ全身の関節を備える。また、20kg以上の荷重に対応する7自由度のロボットアームを2本、11自由度の5本指を持つ。自社開発の深層強化学習アルゴリズムにより豊富なデータを迅速に学習して成長し、さまざまなタスクを計画、実行できる。

キャプション 「PUDU D9」の製品概要[クリックで拡大] 出所:Pudu Robotics

 同製品に搭載した視覚、触覚、力覚、聴覚センサーで周辺環境のマルチモーダル情報を取得し、大規模言語モデルに接続できる。AI(人工知能)処理により人間のように自然なインタラクションが可能となり、人々により良いサービスを提供する。

キャプション 視覚、触覚、力覚、聴覚を搭載し、人間のように交流可能[クリックで拡大] 出所:Pudu Robotics

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