マツダは、新型「マツダ ロードスター」から、車両の使用方法やメンテナンス方法などを、インターネットを活用してより確認しやすくした「電子取扱説明書」を導入したと発表した。なお、印刷した紙の説明書も納車時に渡しており、電子版の説明書が新たに加わった形になる。
マツダは2015年6月2日、同年5月に発売した新型「マツダ ロードスター」から、車両の使用方法やメンテナンス方法などを、インターネットを活用してより確認しやすくした「電子取扱説明書」を導入したと発表した。なお、印刷した紙の説明書も納車時に渡しており、電子版の説明書が新たに加わった形になる。今後、「CX-5」をはじめとする同社の新世代商品群にも、電子取扱説明書を順次展開していく予定。
電子取扱説明書は、取扱説明書を電子化することで、日常における車両の使い方やメンテナンス方法に加えて、運転支援システム「i-ACTIVSENSE」や車載情報機器「MAZDA CONNECT(マツダコネクト)」といった先進技術の使用方法や特徴、留意点などについて、より簡単に確認できるようにしたものである。
これまでも、車両の取り扱い方法について、インターネットで調べられるようにして欲しいというユーザーの要望があった。「これに応えるとともに、『多機能化する装備をしっかり活用していただきたい』、『もっと安心安全にクルマを使っていただきたい』というマツダの想いを体現したツールになっている」(同社)という。
今回発表した電子取扱説明書は3つの検索方法を用意している。操作や機能の説明について、調べたい部位から検索する「ビジュアル検索」、利用シーンから検索する「シーン別検索」、キーワードから検索する「キーワード検索」である。キーワード検索については、最初の文字を入力するとキーワードの候補リストが表示される「予測変換」や、例えば「かぎ」とインプットするとキー関連のワードリストが表示されるなど、一般的な言葉でも検索できる「あいまい検索」の機能を持たせている。
この他、動画による説明の充実を図るとともに、PC、スマートフォン、タブレット端末などのさまざまな端末から利用できるマルチデバイス対応も行った。
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