「TargetLink」がバージョンアップ、複雑な制御アルゴリズムのコード生成に対応設計開発ツール

dSPACE Japanは、コード生成ツール「TargetLink」の新バージョンを発表。自動運転技術の要となる先進運転支援システム(ADAS)の制御アルゴリズムなどに用いられている、状態空間表現を使ったマトリックスの計算をサポートした。

» 2015年02月03日 13時00分 公開
[MONOist]

 dSPACE Japanは2015年1月30日、コード生成ツール「TargetLink」の新バージョンを発表した。

 今回発表したのバージョン4.0では、自動運転技術の要となる先進運転支援システム(ADAS)の制御アルゴリズムなどに用いられている、状態空間表現を使ったマトリックスの計算をサポートした。この機能によって効率よく生成した制御アルゴリズムのCコードは、既存の車載ソフトウェアに容易に統合できるという。

 ルックアップテーブルを動的に参照する機能もサポートしたので、追従制御などのモデリングも容易に行える。これらの他、Cコードの構造を容易に指定できる機能やサブシステムの自動生成といった機能も追加されている。

 またバージョン4.0は、一般機能安全規格であるIEC 61508と自動車向け機能安全規格であるISO 26262に準拠した開発に利用できるツールとしてTUV SUDからの認証も取得している。

「TargetLink」バージョン4.0のイメージ 「TargetLink」バージョン4.0のイメージ 出典:dSPACE Japan

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