フィックスターズは2021年10月14日、豊田通商と量子コンピューティングクラウド「Fixstars Amplify」のパートナー契約を締結した。両社は量子コンピュータを活用してMaaSの拡充を進める方針だ。
フィックスターズは2021年10月14日、量子コンピューティングクラウド「Fixstars Amplify」のパートナー契約を豊田通商と締結した。両社は量子コンピュータを活用してMaaS(Mobility as a Service)の拡充を進める方針だ。
Fixstars Amplifyは、組み合わせ最適化問題の解決を得意とする量子アニーリングマシン用のアプリケーションを開発するためのクラウドサービスである。クラウド上で量子コンピュータを用いたシステム開発や運用が行える。組み合わせ最適化は、金融業界でのポートフォリオ最適化や、輸送業界の配送計画最適化、エッセンシャルワーカーの高速なシフト調整などさまざまな産業応用が期待される。
現在、豊田通商はモビリティに対する幅広いサービスの開発と提供に取り組んでいる。モビリティ分野では量子コンピューティングによる組み合わせ最適化を応用することで、渋滞緩和や緊急車両の優先的な経路最適化における研究成果が得られたという報告がある。
同社はFixstars Amplifyを活用することでモビリティサービスの開発と改善を目指すとともに、MaaS(Mobility as a Service)領域での量子コンピューティング応用を加速するとしている。
量子コンピュータが普及しても古典コンピュータは駆逐されないーーIBM
スパコンを活用したシミュレーテッドアニーリング利用サービスを提供
日立がシリコン量子ビットの開発に向け前進、超伝導量子ビットを超えるか
国内24社が量子産業創出に向けQ-STARを設立、活動のベースとなる「QRAMI」とは
その名も「kawasaki」、国内初のゲート型商用量子コンピュータが稼働
国内24社が量子産業創出に向けQ-STARを設立、活動のベースとなる「QRAMI」とはCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製造マネジメントの記事ランキング
コーナーリンク
よく読まれている編集記者コラム