イーソルは、車載ソフトウェアの標準仕様であるAUTOSARのプレミアムパートナーとして承認を受けた。車載ソフトウェアプラットフォームの技術や知見を生かして仕様策定に貢献するとともに、AUTOSARの動向や最新情報を自社の開発やサービスに反映し、日本の車載システム開発ベンダーを中心にAUTOSARの成果を還元していくとしている。
イーソルは2016年4月19日、車載ソフトウェアの標準仕様であるAUTOSARのプレミアムパートナーとして承認を受けたと発表した。車載ソフトウェアのプラットフォームに関する技術や知見を生かして仕様策定に貢献するとともに、AUTOSARの動向や最新情報を自社のソフトウェア製品の開発やサービスに反映し、日本の車載システム開発ベンダーにAUTOSARの成果を還元していくとしている。
AUTOSARの開発パートナーシップで、イーソルは自動運転技術の研究に使われているスケーラブルリアルタイムOS「eMCOS」や、カーナビゲーションシステムや先進運転支援システム(ADAS)で採用実績のあるリアルタイムOS「eT-Kernel」の開発で培ってきたプラットフォーム技術を活用する。また、国内外の自動車メーカーやECUサプライヤとの共同開発から得た知見もAUTOSARの仕様策定で生かすとしている。
AUTOSARには、自動車メーカーや、ECU、電子部品や半導体などのサプライヤが2015年時点で190社以上参加する。既に欧州自動車メーカーはAUTOSAR準拠の車載ソフトウェアを採用しており、自動運転やコネクテッド化、ADASをサポートする次世代仕様「Adaptive Platform」の策定も進められている。
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