イーソルとTOPPERSプロジェクトは、イーソルがAUTOSAR仕様の自動車制御用リアルタイムOS「TOPPERS/ATK2(Automotive Kernel Version 2)」を対象に、プロフェッショナルサービスの提供を開始したことを発表した。
イーソルとTOPPERSプロジェクトは2014年11月19日、イーソルがAUTOSAR仕様の自動車制御用リアルタイムOS「TOPPERS/ATK2(Automotive Kernel Version 2)」を対象に、プロフェッショナルサービスの提供を開始したことを発表した。
TOPPERS/ATK2は、名古屋大学組込みシステム研究センターが中心となり、複数の国内企業と共同で開発したAUTOSAR仕様の自動車制御用リアルタイムOSで、現在、TOPPERSプロジェクトにより一般公開されている。
今回、イーソルは自動車のECU(電子制御ユニット)開発向けの自社製品に加えて、新たにTOPPERS/ATK2をサポートすることで、自動車メーカーや車載機器メーカーが進めるAUTOSAR導入の支援を強化するという。
イーソルが提供を開始するTOPPERS/ATK2向けプロフェッショナルサービスには、TOPPERS/ATK2の技術サポート、カスタマイズやインテグレーションなどを行う受託開発サービス、AUTOSAR導入支援のコンサルティングサービスが含まれる。また、JASPARの機能安全ワーキンググループにおける活動や自動車向け機能安全規格「ISO 26262」の第三者認証取得に向けた各種取り組みで蓄積した知見をベースとする機能安全適合支援サービスも提供。AUTOSAR導入支援と併せて、自動車や車載システム開発における機能安全適合を支援する。
イーソルは今後、同社のAUTOSARメソドロジ支援ツール「eSOL ECUSAR」をTOPPERS/ATK2に対応させることも計画。eSOL ECUSARは、ISO 26262の第三者認証機関による認証を2016年第1四半期に取得する予定だという。
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