Advantech(アドバンテック)は、NVIDIA Blackwellアーキテクチャを採用した組み込みGPU「SKY-MXM」シリーズの量産を開始した。AI推論や高解像度処理を高速化し、医療や放送分野での高度な画像解析を支援する。
Advantech(アドバンテック)は2026年3月30日、NVIDIA RTX PRO Blackwellを搭載した最新世代の組み込みGPU「SKY-MXM」シリーズの量産を開始したと発表した。今回は主流モデルを先行展開し、高性能モデルについても2026年後半に順次展開する予定だ。
本シリーズは、小型システムにおいてAI(人工知能)集約型処理やリアルタイムアプリケーションを実行するために設計されたコンパクトモジュールだ。PCIe Gen5およびGDDR7に対応することで帯域幅を大幅に拡大し、データ集約型タスクを円滑に実行する。
今回発表されたラインアップは、AI負荷の高い処理、3Dレンダリング、VLMアプリケーションに適したミドルレンジの「SKY-MXM-2000B」と、映像出力、AIアクセラレーション、省電力運用に対応するエントリーレベルの「SKY-MXM-500B」の2モデルだ。第5世代Tensorコアを搭載し、NVIDIA独自の4ビット浮動小数点演算であるNVFP4やFP32をサポートすることで、大規模AIモデルの迅速な展開を可能にする。また、Display Port 2.1aへの対応により、4K解像度でリフレッシュレート240Hzの滑らかな映像出力を可能にした。
両モデルともにMXM規格のType A(82×70mm)フォームファクタを採用しており、省電力設計と長期供給体制を維持している。医療機器でのリアルタイムAI解析や、モバイル、無人環境での高解像度映像処理、放送システムにおける低遅延な映像出力といった幅広い産業ニーズに応える。
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