ブランドデザインの本質が問われる可能性があります。
中東情勢の緊迫化を背景に、プラスチックやインキの原料となる「ナフサ」の価格高騰や調達不安が広がっています。最近は「ナフサショック」という言葉を目にする機会も増えてきました。政府は「必要量は確保されている」と発表していますが、企業側では供給リスクやコスト上昇を見据えた対応が始まっています。
特に、商品パッケージの見直しは、消費者である私たちが最も身近に感じる変化といえるでしょう。
ニュースなどでも取り上げられているため、ご存じの方も多いと思いますが、カルビーは「ポテトチップス のりしお」など一部商品のパッケージを白黒化すると発表しました。インキの使用量を抑え、生産を維持するためです。また、カゴメはトマトケチャップの一部商品で印刷部分を減らし、透明部分を増やしたパッケージへ変更するとしています。さらに、日清製粉ウェルナでは、パスタを束ねるテープに記載していたゆで時間表示をなくす対応も話題となりました。
もちろん、こうした対応は企業にとって苦しい判断であることは間違いありません。特にパッケージは、単なる包装材ではなく、商品の“顔”でもあります。色数を減らす、装飾を削る、透明部分を増やすといった変更は、ブランドイメージや店頭での視認性にも影響します。
ただ、筆者はこうした“制約”が、逆にデザインを面白くすることもあるのではないかと感じています。
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