イーソルの機能安全対応TRONベースソフトウェアプラットフォーム「eT-Kernel Platform」がルネサス エレクトロニクスのHMI向けASSP「RZ/Gシリーズ」をサポートした。
イーソルは2015年4月28日、同社の機能安全対応TRONベースソフトウェアプラットフォーム「eT-Kernel Platform」がルネサス エレクトロニクスのHMI向けASSP「RZ/Gシリーズ」をサポートしたと発表した。
同社「eT-Kernel Platform」はマルチプロセッサ対応のRTOS「eT-Kernel Multi-Core Edition」をコアに、開発ツールとファイルシステム、ネットワークプロトコルスタック、USBホスト/デバイススタック、各種ミドルウェアを統合したもの。T-KernelとPOSIXをサポートしているため、μITRON、T-Kernel、Linuxなどのソフトウェア資産を活用できる。
また、コアとして採用するeT-Kernelは機能安全規格のIEC 61508(産業機器)ならびISO 26262(自動車)のプロダクト認証(IEC 61508はSIL 4、ISO 26262はASIL D)を取得しており、同社では関連ドキュメントも含めた「eT-Kernel Platform Safety Package」も提供している。
ルネサス エレクトロニクスのHMI(Human Machine Interface)向けASSP「RZ/Gシリーズ」は、同社「RZ/Aシリーズ」上位製品として位置付けられており、フルHD対応の動画コーデックに加えて3Dグラフィックスコアを搭載することで動画と3Dグラフィックスを組み合わせたユーザーインタフェースを提供できる他、高処理能力のCPUコアと搭載する外部DDR3メモリとの高帯域幅確保(800MHzまで)により、顔認識や複数動画処理といった高負荷な機能を実現できる。
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