AUMOVIO(オモビオ)は、暗闇や霧などの悪天候でも良好な視界を確保可能なAI搭載カメラシステムを2026年1月に米ラスベガスで開催されるコンシューマー・エレクトロニクス・ショーで発表する。
AUMOVIO(オモビオ)は2025年12月2日、暗闇や霧などの悪天候でも良好な視界を確保可能なAI(人工知能)搭載カメラシステムを2026年1月に米ラスベガスで開催される「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で公表すると発表した。
今回発表するカメラシステムは、夜間視認性を改良したAUMOVIOの高性能カメラを更に進化させた。耐久性と信頼性のあるハードウェアにAIソフトウェアを搭載した。画像は中央制御ユニットで処理される。コントラストを最適化するアルゴリズムを活用することで、これまでのシステムよりも精緻なデータを確保可能だ。その結果、暗い道路脇の歩行者や野生動物を早期に発見できる。
豪雨、降雪など厳しい天候下でも明瞭な視界を確保するため、全天候型カメラの開発を進めている。カメラには特殊な赤外線フィルターが組み込まれており、最大160m先の物体や交通状態を的確に感知できる。
車載カメラには、通常、色を再現するために赤外線フィルターが搭載されている。今回の開発品は、選択的にフィルターの一部を開放し、特定の赤外線波長を吸収することで、画像の明瞭さを更に向上させている。将来的には、霧発生時の視認性を高めることで、さらなる安全性の向上を図る。
画像が高解像であるため視界は改善されるが、ピクセル数の増加によりデータ量も大きくなる。同社は、オンボードの処理能力維持を目的に、一般的な用途において最大800万画素、特殊用途においては最大1800万画素のカメラシステムを導入する。同社のカメラポートフォリオの構成は、モジュール設計、高解像度、赤外線波長の使用、コントラスト強調のためのインテリジェントソフトウェアとなる。
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