車載LinuxオープンソースプロジェクトにSAICが加入、中国自動車メーカーとして初:車載ソフトウェア
Automotive Grade Linuxに、中国のSAIC Motorなど7社が新たに加盟した。中国の自動車メーカーの参加は初となる。
Automotive Grade Linux(AGL)は2019年10月10日、中国のSAIC Motorをはじめ、新メンバーとして7社が加盟したと発表した。中国の自動車メーカーの参加は初となる。
AGLは、インフォテインメントから自動運転まで、あらゆる車載関連技術に対してオープンな共通ソフトウェアプラットフォームの迅速な開発と導入を目指す、Linuxベースのオープンソースプロジェクト。AGLには、自動車メーカーやサプライヤー、技術系企業などが参加し、日系企業も多く加盟している。
今回、シルバーメンバーとしてSAIC Motorの加入が決定したことを受け、AGLは「中国とアジア市場へのAGLのグローバルエコシステム拡大を強化できる」と歓迎の意を表している。この他に、ブロンズメンバーとしてGerman Autolabs、KPIT、MontaVista、OTAinfo、OUTCERT、Ovo Automotiveの6社が加入する。
今後AGLは、新メンバーとも協力して、継続的にAGLプラットフォームの機能を拡張し、新しいモビリティソリューションとコネクテッドカー向けアプリケーションをサポートしていく。
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Linuxベースの車載情報機器関連のオープンソースプロジェクトAutomotive Grade Linux(AGL)による開発者向けイベント「Automotive Linux Summit」(2019年7月17〜19日、虎ノ門ヒルズフォーラム)に合わせて、AGLメンバーの自動車メーカーらがAGLを使ったさまざまなデモンストレーションを実施した。
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Linuxベースの車載情報機器関連のオープンソースプロジェクトAutomotive Grade Linux(AGL)は開発者向けイベント「Automotive Linux Summit」(2019年7月17〜19日、虎ノ門ヒルズフォーラム)を開催。基調講演では、Linux FoundationでAGL担当エグゼクティブ ディレクターを務めるDan Cauchy氏が、AGLの現状や、インフォテインメントシステム以外の取り組みなど今後の方針について説明した。
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