マクニカとジーデップ・アドバンスは共同で、AIロボット開発支援パッケージ「ROBODEV」の提供を開始した。ハードウェアとソフトウェアを一体化したパッケージで、迅速にロボット開発に着手できる。
マクニカは2025年7月22日、ジーデップ・アドバンスと共同で、AI(人工知能)ロボット開発支援パッケージ「ROBODEV(ロボデブ)」の提供を開始したと発表した。研究者やエンジニアがNVIDIAプラットフォーム上で迅速にAIロボット開発を開始できるよう、ハードウェアとソフトウェアを一体化したパッケージを提供する。
ROBODEVは、GPUワークステーション上にフィジカルAI開発向けプラットフォームの「NVIDIA Isaac Sim」「Isaac ROS」「NVIDIA Omniverse」といった環境をセミオートで導入できる「ROBODEVインストーラー」を備える。これによりユーザーは、難しいセットアップ作業を手軽に実施し、すぐに開発に着手できる。
OSは「Ubuntu 22.04 LTS」で、エントリーモデルからハイスペックモデルまで、CPUやGPUが異なる3モデルを用意している。一例として、スタンダードモデルはCPUに「Xeon w5-3535X」を、GPUは「NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Max-Q 96GB」を採用している。
また、3モデルともストレージとして容量2TBのM.2 NVMe SSDと1.9TBの高耐久SSD、オンボードの10GbEポート2つと遠隔で電源操作や状態監視ができるBMC(ベースボード管理コントローラー)を備える。
セットアップ後、マクニカではAIロボット開発の導入に向けたNVIDIA Isaacの座学およびNVIDIA Isaac Simハンズオン形式のサポートを提供し、基本操作を支援する。さらに応用編(オプション)では、Omniverse ReplicatorやIsaac ROS、MoveIt、RTX Lidar、AIロボット、AIモデル作成のハンズオンを提供する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
組み込み開発の記事ランキング
コーナーリンク