APTJのAUTOSAR準拠ソフトウェアプラットフォーム「Julinar」が、ジェイテクトが開発するEPSに採用された。同EPSは、日産自動車の北米向けSUV「ローグ」の新モデルに搭載されている。
APTJは2020年11月25日、同社のソフトウェアプラットフォーム「Julinar」が、ジェイテクトが開発するEPS(電動パワーステアリング)に採用されたと発表した。
APTJが開発、販売するJulinarは、AUTOSARに準拠し、負荷を最小限に抑えながらソフトウェア間の緻密な同期、連携が可能だ。また、処理性能と保守性のバランスが取れた高性能リアルタイムOSを備える。
ジェイテクトの機能安全の知見と、APTJのソフトウェアプラットフォームの知見を生かして製品化したEPSは、高い安全要求に対応可能で、他のモジュールとスムーズに結合できる。また、処理時間の短縮など実装面での課題も解決する。同EPSは、日産自動車が同年10月に販売開始した北米向けSUV「ローグ」の新モデルに搭載されている。
APTJは今後も、国内外の自動車メーカーや自動車部品メーカーなどに向けて、安全性、信頼性の高いソフトウェアプラットフォームを提供する。
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