ETASは、ネクスティ エレクトロニクスとの業務提携と、兼松フューチャーテックソリューションズとの販売代理店契約の締結を発表した。
イータス(ETAS)は2019年5月8日、豊田通商グループのエレクトロニクス商社である、ネクスティ エレクトロニクスとの業務提携について発表した。また同日、エレクトロニクス技術商社の兼松フューチャーテックソリューションズとの販売代理店契約締結についても発表した。
ETASは、組み込みシステムの中でも特に車載制御分野に強みを持ち、ECU(電子制御ユニット)ソフトウェアの開発工程全般に関わるMBD(モデルベース開発)ソリューションを提供している。同社が提供するMBDツール群やエンジニアリングサービスは、開発規模が増大化、複雑化する中で、より一層の開発効率化が求められる自動車業界の課題解決を支援するものだ。
ネクスティ エレクトロニクスは、社内の人材をはじめ、国内外のパートナー企業が持つ固有技術や量産技術を活用できる体制が整っている。これにより、開発から量産、検証まで多様なニーズに合わせた提案が可能だ。また、海外の大規模拠点でのソフトウェア開発を通じて強化したプロジェクトマネジメント力や、顧客ネットワークも有する。
今回の提携により、ネクスティ エレクトロニクスは、ETASが提供するMBDツールやサービスを顧客企業に広く提案し、シミュレーション環境の構築や運用サービスの拡大、価値向上を図る。
また、同日発表された兼松フューチャーテックソリューションズとの販売代理店契約締結により、セールスチャンネルやサポート体制を強化し、顧客の多様なニーズに迅速に応える。
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