SUBARU(スバル)とInfineon Technologies(インフィニオン)は、次世代SUBARU車向けの制御統合ECUに搭載するマイコンの設計に関する協業を発表した。
SUBARU(スバル)とInfineon Technologies(インフィニオン)は2026年3月9日、次世代SUBARU車向けの制御統合ECU(電子制御ユニット)に搭載するMCU(マイクロコントローラー)の設計に関する協業を発表した。
SUBARUは、EV(電気自動車)およびHEV(ハイブリッド車)を含めたICE(内燃機関)車で共用するE/E(電気/電子)アーキテクチャの構築と、「アイサイト」に代表されるADAS(先進運転支援システム)機能のさらなる高度化を目指し、車両制御情報の演算処理における超低遅延化と低消費電力化の両立を進めてきた。この目標を実現するため、インフィニオンの車載MCU「AURIX TC4x」の開発初期段階から設計に参画し、SUBARU車に搭載するための仕様の最適化に取り組んできたという。
AURIX TC4xは、次世代アイサイトと、AWD(全輪駆動)制御を含めた車両運動制御を連携/連動するための制御統合ECUに搭載する。これにより、ADASおよび車両運動制御をさらに進化させ、SUBARUが長年追求してきた“走る、曲がる、止まる”というクルマの基本性能を引き上げることで、より高い安心感を顧客に提供していくとしている。
インフィニオンによれば、AURIX TC4xは制御統合ECUの次世代ADAS機能を制御するメインコントローラーとして、カメラやレーダーなどのセンサーフュージョンおよび判断制御処理をリアルタイムに行うことにより、より高速で信頼性の高い運転支援機能を実現するという。また、最大6つのコアを500MHzの動作周波数でロックステップ動作させることが可能で、自動車向け機能安全規格のISO 26262で最も厳しい安全要求レベルであるASIL-Dにも対応できる。
なお、SUBARUは、次世代アイサイトの開発において、AMDのプログラマブルSoC(System on Chip)「Versal AI Edge Series Gen 2」をベースにカスタマイズしたSoCを採用する方針である。また、次世代アイサイトのイメージセンサーにはオンセミの「AR0823AT」を採用することも発表している。
車載マイコンで快走のインフィニオン、なぜRISC-Vを採用するのか
インフィニオンのSiCデバイスがトヨタ自動車の新型「bZ4X」に採用
次世代アイサイト向けSoCの半導体IPをSUBARUが独自開発、ASIL-Cの認証を取得
スバルの次世代アイサイトはイメージセンサーから作り込む
SUBARUは次世代EyeSightで死亡事故ゼロ実現へ、ステレオカメラ×AIは相性抜群
EVシフトでSUBARUが描く次世代のモノづくりの在り方Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
組み込み開発の記事ランキング
コーナーリンク