2016年6月から日本国内で“ミラーレス車”の公道走行が解禁になる。車両外部に装着したカメラで後方/後側方の間接視界を確保する代わりに、サイドミラーをなくすことが認められる。カメラに置き換われば、空気抵抗の低減やミラー分の軽量化を図ることができる。夜間の視認性向上や、運転支援など安全面の進化も見込まれる。
日本モレックスは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、最大使用温度範囲を125℃まで高めたFFC/FPC用コネクタを展示した。ADAS(先進運転支援システム)の搭載拡大により需要が伸びているミリ波レーダーモジュールや車載カメラ、LEDヘッドランプなどの用途に向ける。
イータスは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、制御システムのモデルベース開発で課題となっている複雑化が進むモデル構造を再設計する手法とその補助ツール「SCODE/Constraint Graph」を紹介した。
カルソニックカンセイは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、HUD(ヘッドアップディスプレイ)を応用して奥行きのある表示を実現したメータークラスタなどを搭載したコックピットを出展した。接近車両を検知する電子ミラーや、手元を見ずに操作できるタッチ入力デバイスなども組み合わせ、視線移動の少ない安全運転を実現する。
タイコエレクトロニクス ジャパンは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、LED照明を活用したHMI(ヒューマンマシンインタフェース)や、採用が拡大しつつある非接触タイプのブレーキランプ用センサーを紹介した。
ソシオネクストは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、同社の技術を組み合わせたコックピットを展示した。ディスプレイメーターのグラフィックス表示、車載カメラを使った移動物検知、ADASの警告音声を効果的にドライバーに伝える音響、ドライブレコーダーなどがSDカードに蓄積したデータの高速伝送といった技術を全て体験できる。
クラリオンは、「人とくるまのテクノロジー展2016」(2016年5月25〜27日、パシフィコ横浜)において、ジェスチャー操作が可能なコックピットを展示した。ステアリングに手を添えたまま動作が可能なのを特徴とする。新規開発した小型で安価な近赤外線センサーを採用し、ジェスチャー検知アルゴリズムは日立グループで開発している。
UDトラックスは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、IHIと共同開発中の電動スーパーチャージャーを披露した。トラックのハイブリッドシステムに電動スーパーチャージャーを組み合わせると、燃費を最大で17.6%改善できる見通しだ。
TDKは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、車載カメラの映像データ伝送と電力供給と1本の同軸ケーブルで行うLVDSのPoC(Power over Coax)向けに、小型化と省スペース化が可能な電源インダクタ「ADL3225」を展示した。
スズキは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、開発中のフルハイブリッドシステムのプラットフォームを展示した。燃費は、同じ車種のガソリンエンジンモデルと比べて30%向上するのが目標だ。ハイブリッドシステムは小型の基幹部品で構成し、搭載性を高める。軽自動車を除いた車種での採用を予定している。
デンソーは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、制御回路とモーター巻き線を2系統化した電動パワーステアリング(EPS)用機電一体モーターを出展した。どちらか一方の系統が故障しても操舵のアシストに必要な出力を維持できるようにしながら、従来比で3割の小型化と、2割の軽量化を図っている。
日本精機は、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、BMWの「7シリーズ」に採用されているヘッドアップディスプレイ(HUD)を展示した。量産車に搭載されているHUDとして画角は最大だという。
日産自動車は、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、現行の電気自動車「リーフ」と比べて容量が倍増の60kWhにしたリチウムイオン電池パックを参考出品した。走行距離は現行リーフの倍増とまでは行かないものの、544kmまで走った実績があるという。
ヴァレオジャパンは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、自動運転と手動の運転をスムーズに切り替えるためのコックピットを日本初公開した。スマートフォンをクラスタディスプレイとステアリングスイッチなどで利用できるようにして、自動運転から手動運転への切り替わりに即座に対応できるようにする。
小糸製作所は、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、「世界初」(同社)とする加速度センサーを使ったオートレベリングシステムを披露した。ダイハツ工業の軽自動車「キャスト」などに採用されている。
マツダは「人とくるまのテクノロジー展2016」において、エンジン制御によってカーブや車線変更での車両の荷重移動を最適化する技術「G−ベクタリング コントロール」を発表した。エンジンとステアリングの連携のみで構成する低コストな機能で、車格を問わず搭載可能。2016年内にも搭載車種が投入される見通しだ。
ソシオネクストは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、システムLSI技術をベースにした運転支援技術や車載情報機器、情報連携など、次世代コクピットを実現する各種ソリューションを提案する。
イ―タスは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、車載ソフトウェア開発の実践的な工数削減や期間短縮につながる、制御開発やAUTOSAR開発、セキュリティに向けたソリューションを展示する。
田淵電機は、「人とくるまのテクノロジー展2016」(2016年5月25〜27日、パシフィコ横浜)において、「xEV時代における高信頼性/高性能」をテーマにハイブリッド車や電気自動車に向けた全製品を展示する。
ベクター・ジャパンは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、先端技術への対応と日々の開発業務の効率化という2つのテーマに関するソリューションを展示する。
デンソーは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において環境や安全/安心に関する製品や技術を披露する。
ダッソー・システムズは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、同社の「3Dエクスペリエンス・プラットフォーム」の中から未来のモビリティの開発に向けたソリューションを紹介する。コストの最適化やサイクルタイムの短縮、製品の品質保証、リコールなどリスクの適切な管理に直面する自動車業界に向けてアピールしていく。
自動車技術会は、2016年5月25〜27日にパシフィコ横浜で開催する自動車技術の展示会「人とくるまのテクノロジー展2016」の概要を発表した。今回は538社が1155ブースで出展し、前回に引き続き過去最大での開催となる。
メンター・グラフィックス・ジャパンは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、「EEアーキテクチャ設計のためのシステムエンジニアリング」をテーマに電装システム向けの開発ツールや試験機のデモンストレーションを行う。
タイコエレクトロニクス ジャパンは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、車内空間をさまざまに演出する“アンビエントライティング”を提案する。車内のさまざまな部位に対応したライトガイドやピンスポット、カップホルダー用ライトなどをデモカーを使って紹介する。
シーメンスPLMソフトウェアは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、振動騒音、乗り心地、パワートレイン、熱管理など幅広い分野を対象に最新の実験システムやシミュレーションを紹介する。
日本ナショナルインスツルメンツは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、「モデルベーステスト」をメインテーマに、「車載ロガー/NVH(ノイズ、振動、ハーシュネス)」「カーエレクトロニクスの試験/検査」といった分野で共同出展社17社とともにソリューションの具体例を紹介する。
自動車の開発に必要な部品や素材、それらに関する技術開発の動向を見ることができる展示会「人とくるまのテクノジー展」。2015年の同展示会でプロダクトデザイナーの林田浩一氏が感じたのは、メガサプライヤの存在感の大きさだった。今後、メガサプライヤと自動車メーカーの関係はどうなっていくのだろうか。
矢崎総業は、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、ボディ系ECU(電子制御ユニット)の機能をコネクタサイズまで小型化した「Eコネクタ」を紹介。新型「アルファード/ヴェルファイア」の天井照明「LEDルーフカラーイルミネーション」に採用されている。
島津製作所は、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、外部EGR(排気再循環)システムの吸気側の酸素濃度や二酸化炭素濃度を高速応答で計測できる「EGR-chaser」を展示した。
イータスは、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、デスクトップPCと同サイズのHILS(Hardware in the Loop Simulation)システム「DESK-LABCAR」を展示した。
日本バイナリーは、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、樹脂や金属だけでなく、木材や竹を材料として使用できる3Dプリンタ「AW3D HD2x」を展示した。
米国の非営利独立研究所であるSouthwest Research Institute(SwRI)は、「人とくるまのテクノロジー展2015」の日本ナショナルインスツルメンツブースで、新開発の4気筒エンジン「D-EGR」を紹介。気筒1本分の排気をそのままEGR(排気再循環)に回すことで、EGR率は一般的なエンジンの10数%の約2倍に当たる25%を達成している。
矢崎総業は、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、開発中のヘッドアップディスプレイ(HUD)を展示した。表示面積は、同社がサプライヤを務める3代目「プリウス」のHUDの11倍となり、「表示面積、表示ユニットの大きさ、コストなどを含めて、現実解として提案できる最適バランスに仕上がった」という。
TDKは、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、圧電素子に用いられるPLZT(チタン酸ジルコン酸ランタン鉛)材料を用いたキャパシタ「CeraLink」を展示した。数百Vの高電圧を用いる電動システムのインバータなどの平滑回路に適しているという。
日本精工は、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、自動車向け機能安全規格であるISO 26262に対応したコラムアシスト式電動パワーステアリングを展示した。
シナノケンシは、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、高速度カメラによる高速撮像と音や振動などの波形データをリアルタイムで同期記録できるデータロガー「PLEXLOGGER(プレクスロガー)」を展示した。
三菱重工業は、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、ホンダの2人乗り軽スポーツカー「S660」に採用されたターボチャージャーを展示した。
日本モレックスは、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、エンジンECU(電子制御ユニット)向けのハイブリッド防水コネクタ「Compactus」を披露した。2016年夏ごろに量産を始める予定の製品である。
トヨタ自動車は、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、電動システムにSiC(シリコンカーバイド)デバイスを搭載した車両による実証実験の概要を紹介した。
タイコ エレクトロニクス ジャパンは、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、商品ラインアップを拡充したセンサー製品群を展示した。
ソーシャルゲーム大手のディー・エヌ・エー(DeNA)と「ロボットタクシー株式会社」を設立するZMP。「人とくるまのテクノロジー展2015」のZMPブースで、同社社長の谷口恒氏に、ロボットタクシーに取り組む理由について聞いた。
トヨタ自動車は「人とくるまのテクノロジー展2015」において、燃料電池車「MIRAI(ミライ)」のカットモデルや各種関連技術を展示した。ミライに搭載された部品は、自動車部品メーカー各社でも披露されており、さながら、会場全体を使ってミライを“解剖”しているような状況だった。
住友電装は、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、ホンダが2015年5月に発売したステーションワゴン「シャトル」の回生ブレーキに採用されたDC-DCコンバータについて紹介した。
カルソニックカンセイは、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、日産自動車の次期「リーフ」への採用を目標に開発を進めている「超小型パワーコントロールシステム」を披露した。
三菱電機は、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、運転支援システムの自動ブレーキ機能向けに開発中の「ロングレンジ超音波センサー」を参考出展した。2016年以降の商品化を目標としている。
おかやま次世代自動車技術研究センターは、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、独自開発のインホイールモーターを搭載する電気自動車(EV)の実証実験車「OVEC-TWO」を展示した。
デンソーは、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、インチのSiCウエハー上に作り込んだ8cm角のSiC-MOSFETを披露した。従来の5cm角の電流容量が100Aだったのに対して、8cm角は200〜300Aに向上している。
「人とくるまのテクノロジー展2014 名古屋」では、トヨタ自動車が同年12月15日に発売する燃料電池車「MIRAI(ミライ)」と、その搭載部品に注目が集まった。
コグネックスは、「人とくるまのテクノロジー展2014 名古屋」において、2014年9月に発売した工業用ハンドヘルド型バーコードリーダーの新製品「DataMan 8600」を展示した。
日本モレックスは、「人とくるまのテクノロジー展2014 名古屋」において、ドアミラー向けに開発中の端子数が13極のコネクタを参考展示した。2016年ごろの商品化を目指している。
大陽日酸は、「人とくるまのテクノロジー展2014 名古屋」、移動式水素ステーションに対応するパッケージ型水素ステーション「Hydro Shuttle」の技術展示を行った。
住友電装は、「人とくるまのテクノロジー展2014 名古屋」において、車両に搭載される各種ECU(電子制御ユニット)の情報を集約するのに用いるゲートウェイECUを展示。CAN(Controller Area Network)とCAN FD(CAN with Flexible Data Rate)の両方に対応するインタフェースを7チャネル搭載しており、早ければ2016年にも量産する予定だ。
アイシン精機は、「人とくるまのテクノロジー展2014 名古屋」において、車両後方の映像をドライバーに分かりやすく映し出す「リアスルーモニター」を展示した。同様の機能には、日産自動車の「スマート・ルームミラー」があるが、リアスルーモニターは後方視野角が100度と広いことを特徴としている。
自動車技術会は、初めて愛知県名古屋市で開催する「人とくるまのテクノロジー展」の出展規模を発表した。2014年10月21日時点で、出展社数が194社、出展小間数が416小間となっている。
自動車技術会は、自動車技術の専門展「人とくるまのテクノロジー展」を愛知県名古屋市で初めて開催すると発表した。会期は2014年12月11〜12日の2日間で、会場はポートメッセなごや・名古屋国際展示場。
2014年5月21〜23日の3日間、自動車技術の展示会「人とくるまのテクノロジー展2014」が開催された。本稿では、速報で紹介しきれなかったものを含む興味深い展示をピックアップし、フォトギャラリー形式で紹介する。
自動車技術会は、自動車技術の専門展「人とくるまのテクノロジー展」を愛知県名古屋市で初めて開催すると発表した。会期は2014年12月11〜12日の2日間で、会場はポートメッセなごや・名古屋国際展示場。
アイシン・コスモス研究所は、「人とくるまのテクノロジー展2014」において、かつおだしの主成分であるイノシン酸を用いたレアアース回収技術を紹介した。
富士通セミコンダクターは、「人とくるまのテクノロジー展2014」において、車載カメラで撮影した映像データから、自車両に接近する他の車両や歩行者などの物体を検知する「接近物検知ライブラリ」を紹介。独自の誤検知防止技術の採用により、認識精度を示すF値を従来比で1.3倍となる80%まで高めたという。
TDKは、「人とくるまのテクノロジー展2014」(2014年5月21〜23日、パシフィコ横浜)において、ホンダの「フィット ハイブリッド」に採用された降圧用DC-DCコンバータと、出力密度の向上に貢献したフェライトコア材「PCH95」などを展示した。
半導体ベンチャーのザインエレクトロニクスは、「人とくるまのテクノロジー展2014」において、画像処理IC「THP7312」や高速シリアルインタフェース「V-by-One HS」に対応する送受信IC「THCV219/220」などを展示した。
ボッシュは、「人とくるまのテクノロジー展2014」において「48Vハイブリッドシステム」を提案。CO2排出量を従来比で5〜18%削減できるという。
デンソーは、「人とくるまのテクノロジー展2014」において、開発中の「気流誘導高着火スパークプラグ」を展示した。EGRシステムなどの導入でエンジン気筒内の混合気の流速が高速化しても、安定した燃焼が行えるような工夫を加えた。
ミクロナスは、高い精度で回転角度や直線位置を検出できるホールセンサー「HAL 37xy」などを「人とくるまのテクノロジー展2014」でデモ展示した。ホール素子の改良により検出精度が高まり、計測エラーなどを改善することができる。
アドヴィックスは、「人とくるまのテクノロジー展2014」において、一般的なブレーキブースターと横滑り防止装置(ESC)ユニットの組み合わせで実現した「ESC回生協調ブレーキシステム」を展示した。日産自動車が北米市場で販売しているハイブリッドSUV「パスファインダー ハイブリッド」に採用されている。
TDKは、スイッチング速度が高いコンバータ/インバータ向けに、PLZTセラミック材料を用いたDC Linkキャパシタをはじめ、TMR技術を応用した角度センサー、耐衝撃性などを向上した車載用インダクタなどの開発品を「人とくるまのテクノロジー展2014」に展示した。
2014年5月21〜23日に「人とくるまのテクノロジー展2014」が開催された。同展示会で試乗できたトヨタの超小型電気自動車(EV)「i-ROAD」について、MONOist編集部の新入部員による突撃リポートをお送りする。
横河ディジタルコンピュータは、「人とくるまのテクノロジー展2014」において、車載ネットワークであるCANを経由してECU(電子制御ユニット)のプログラム書き込みとデータロギングを行えるCANフラッシュプラグラマ&ロガーの新製品「NETIMPRESS air」を参考出展した。
太陽誘電は、ラミネートタイプのリチウムイオンキャパシタや、車載用LEDドライブユニット、最大出力が1kWで効率が92%と極めて高い充電器などの試作品を、「人とくるまのテクノロジー展2014」で展示した。
スズキが「人とくるまのテクノロジー展2014」で展示した、インドなどの新興国市場向けに新たに開発した自動マニュアルトランスミッション(AMT)「オートギヤシフト」。自動変速機や無段変速機より燃費向上効果の劣るAMTを選んだ理由とは?
日本精機は、「人とくるまのテクノロジー展2014」において、マツダの新型「アクセラ」に採用されたヘッドアップディスプレイ(HUD)とメーター類を展示した。
日産自動車が、「人とくるまのテクノロジー展2014」で国内初公開した「スマート・ルームミラー」。荷室部や後席乗員の影響を受けないクリアな後方視界が得られるだけでなく、視野角も通常のルームミラーの2倍以上となる約50度に広がる。
日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は、デジタル制御双方向電源ソリューションのコンセプトを紹介するデモ展示を行った。日本では初めての公開となる。欧州車で検討が始まった、出力が12Vと48Vの電池を併用する用途に提案している。
トヨタ自動車は、「人とくるまのテクノロジー展2014」において、次世代デバイスとして注目されるSiC(シリコンカーバイド)パワー半導体の開発成果を披露した。
矢崎総業は、「人とくるまのテクノロジー展2014」において、接続ケーブルにプラスチック光ファイバー(POF)を用いる場合でも1Gbpsの伝送速度を実現できる車載用光通信コネクタを披露した。
デンソーは、「人とくるまのテクノロジー展2014」において、従来比で約1.6倍となる100kW/l(リットル)の出力密度を達成したSiC(シリコンカーバイド)インバータを披露した。
自動車技術の展示会「人とくるまのテクノロジー展2013」(2013年5月22〜24日、パシフィコ横浜)では、自動車開発で重要な役割を果たす開発ツールの最新製品も披露された。その展示内容を幾つか紹介しよう。
自動車技術の展示会「人とくるまのテクノロジー展2013」では、富士重工業の「XVハイブリッド」、日産自動車の「パスファインダー」、ホンダの「アコード ハイブリッド」といった2013年夏発売のハイブリッド車のハイブリッドシステムが勢ぞろいした。これらを含めて、興味深い展示をピックアップしてフォトギャラリー形式で紹介する。
自動車の材料を金属から樹脂に置き換えれば大幅な軽量化が可能だ。炭素繊維強化樹脂(CFRP)が注目を集めているが、その他にも樹脂の採用拡大に向けたさまざまな取り組みが進んでいる。
東洋ゴム工業は、「人とくるまのテクノロジー展2013」において、樹脂製等速ジョイントブーツの特徴について紹介した。従来のゴム製と比べて、重量を半分程度まで軽減できるだけでなく、耐熱性も高められることから移行が進んでいる。
TDKは、「人とくるまのテクノロジー展2013」において、EPCOSブランドで展開しているアキシャルリードタイプの車載アルミ電解コンデンサを展示した。最大40Gの耐振動性と、150℃までの高温動作が可能な点を特徴とする。
富士通セミコンダクターは、「人とくるまのテクノロジー展2013」において、4個の車載カメラで車両の全周囲を3D映像で確認できる「全周囲立体モニタシステム」を搭載したデモ車両を披露した。
オン・セミコンダクターは、「人とくるまのテクノロジー展2013」において、自動車のLEDヘッドランプや昼間点灯ランプ(DRL)、フォグランプ、ウィンカーなどを統合したフロントライトモジュールの駆動に最適なデュアルLEDドライバICを展示した。
鋳物の製造受託を手掛けるコイワイは、「人とくるまのテクノロジー展2013」において、3Dプリンタを活用して製造した自動車用金属部品の試作サンプルを展示した。
TDKは、電気自動車やハイブリッド車の走行用モーターなどに用いるネオジム磁石のコスト削減に向けて、高価なジスプロシウムの使用量を減らしても保磁力を維持/向上できる「HAL工法」を開発した。
村田製作所は、「人とくるまのテクノロジー展2013」において、市場が拡大している横滑り防止装置などに採用されている「デジタル出力加速度センサー」や、ジャイロセンサーと加速度センサーを一体化した「ジャイロコンボセンサー」などについて、デモを交えて紹介した。
日本TIは、「人とくるまのテクノロジー展2013」において、DLP(Digital Light Processing)技術を用いたセンターコンソールやヘッドアップディスプレイ(HUD)のデモンストレーションを披露した。
カルソニックカンセイは、高級車、中位の車両、普及価格帯の車両それぞれに最適なコストで、コックピットモジュールの樹脂構成部品であるインストルメントパネル(インパネ)の表皮をソフト加工する技術を展開している。
住友電装は、「人とくるまのテクノロジー展2013」において、米国とドイツの自動車メーカーが導入を推進している「Combined Charging System(コンボ)」に準拠した電気自動車(EV)用充電器コネクタを展示した。
ZMPは、車載制御系システムの情報を用いてスマートフォンアプリを開発できる「カー友SDK」のサンプルとして、アプリの中の彼女がドライブ状況に合わせてさまざまな反応を見せる「助手席カノジョ」のデモを披露した。その様子を映像で紹介しよう。
新型「レクサスIS」は、小糸製作所の第4世代LEDヘッドランプを採用した。その消費電力は、2007年発売の「レクサスLS600h」に搭載された第1世代品の半分以下に低減されている。
デンソーは、「人とくるまのテクノロジー展2013」において、17インチサイズの大画面ヘッドアップディスプレイ(HUD)と、車両前方から視線を外さずにHUDの表示操作を行える触覚フィードバック機能付き操作コマンダの連携システムを披露した。
三菱重工業は、宇宙太陽光発電システムの技術を電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)向けに転用した、マイクロ波方式のワイヤレス充電システムを展示した。2015年ごろの実用化を目指して開発を進めている。
自動車技術の展示会「人とくるまのテクノロジー展2012」で見つけた、興味深い展示をフォトギャラリー形式で紹介する。
電子化が進展する自動車において、ECU(電子制御ユニット)に組み込む車載ソフトウェアの重要性は日に日に増している。これら車載ソフトウェアを効率良く開発するには、ツールの進化が不可欠だ。
AZAPAは、沖縄県産業振興公社の出資を受けて開発したインホイールモーター電気自動車(EV)「AZP-LSEV」を公開した。EVの制御とITを融合させていることを特徴とする。
東京都大田区の中小企業と童夢カーボンマジック、ソフトウェアクレイドル、東京大学などが参加する「下町ボブスレー」ネットワークプロジェクトが、ボブスレー日本代表チーム向けのソリを開発している。フェラーリやBMW、NASAが開発する世界の強豪チームのソリにどこまで対抗できるのか、注目だ。
カルソニックカンセイが開発中の電池パック向け温調ユニットを使えば、寒冷地や熱帯地域でも電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)を利用できるようになる。
スマートフォンやタブレットPCなどのタッチパネルに付着しやすい指紋や皮脂の汚れ。東レが開発中のナノテク指紋付着防止フィルムを使えば、指紋が付着しにくく、汚れが見えにくくなるという。
村田製作所は、カーナビゲーションシステム(カーナビ)などの内部で回路基板とディスプレイを接続する際に、光ファイバーを用いる手法を提案している。
ボッシュは2012年内に生産を始める予定のターボチャージャを公開した。
デンソーは、世界最高の燃料噴射圧力を備える第4世代のコモンレールシステムを開発している。2013年に海外市場で発売される乗用車に出荷する計画だ。
タイコ エレクトロニクス ジャパン(タイコエレ)は、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)の電池パック締結用コネクタを開発している。
日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)が、「人とくるまのテクノロジー展2012」において、アクティブセルバランス技術を初公開した。電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)の電池パックの実効的な容量や寿命を向上可能な次世代技術である。
オーストリアのアナログICベンダーamsは、同社のICが採用されたContinental(コンティネンタル)の衝突防止システムを展示した。同システムは400米ドルと安価なことを特徴とする。
ルネサスは、車載向けSoC「R-Carシリーズ」の次世代品に車載イーサネットの制御回路を搭載して、2015年から量産を開始する方針だ。
デンソーが「人とくるまのテクノロジー展2012」で披露したSiCインバータモジュールは、世界最高水準となる60kW/l(リットル)の出力密度を達成している。
『人とくるまのテクノロジー展 2011』が、2011年5月18日から20日までパシフィコ横浜で開催された。東北地方太平洋沖地震の影響により、来場者数は昨年より減少したものの、電気自動車やハイブリッド車関連を中心に、注目すべき新技術の展示が行われた。
展示されたインバータは「Gen 2.3」と名付けられている。すでに量産車に採用されている「Gen 2.0」と比べて、定格電流は約17%増の350Aとなり、容積は半減の約5リットルとなっている。
プリウスαのLiBパックは、直列に接続した56個の電池セルから構成されている。展示された電池監視ユニットは、1個のユニットでこれらの電池セルの電圧をすべて監視できるように開発された。
展示されたECUは、リーフのリチウムイオン電池パックの状態を監視/制御するのに用いられている。1個のECUで、96個の電池セルの監視/制御を行うことが可能である。
直列で接続された4個のLiイオン電池モジュール、走行モーター用インバータなどから構成されている。北米市場向けコンパクトカー「シビック」のハイブリッド車(HEV)モデルに採用したものだ。
『人とくるまのテクノロジー展 2010』が、2010年5月19日から21日までパシフィコ横浜で開催された。2009年と同様に、電気自動車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車などの電動自動車とその関連技術に関する展示が多く見られた。その一方で、2010年に入ってから発売された新たな安全システムに関する展示も存在感を示していた。
『人とくるまのテクノロジー展 2009』が、2009年5月20日から22日までパシフィコ横浜で開催された。来場者の注目を集めたのは、し烈な販売競争を繰り広げているハイブリッド車「プリウス」と「インサイト」、そして両車に搭載された部品である。
「人とくるまのテクノロジー展2008」が、2008年5月21日から23日まで、パシフィコ横浜で開催された。東京モーターショー開催の翌年にあたることから、自動車メーカーや大手Tier1サプライヤの新規展示は多くはなかったものの、昨年と同様に会場内に収まりきれないほどの出展社が、部品、材料、装置などに関する新規提案を行った。エレクトロニクス関連では、センシング技術をどのように利用するかに重点を置いた提案が目立った。