メイドインジャパンの逆襲

製造業の「国内回帰」の動きが本格化しようとしている。安い人権費を求めて流転し続けるのか、それとも国内で世界最高のモノづくりを追求するのか。今メイドインジャパンの逆襲が始まる。

TopStory

メイドインジャパンの現場力(7):

ロボットを導入するのは難しいが、手作業では効率化や安全性に課題がある……生産ラインのそんな困りごとを解決するのが「からくり」だ。動力に頼らず、ワークの自重やシンプルな動きを利用することで、安全に効率を高められる。知恵と発想がつまったからくりの数々を紹介する。

(2017年1月13日)

小寺信良が見たモノづくりの現場

小寺信良が見たモノづくりの現場(11):

「小寺信良が見たモノづくりの現場」での取材から得た「気付き」から「ニッポンのモノづくりの強み」を2回にわたってまとめる本企画。今回は「なぜ日本で作る意味があるのか」についてを掘り下げる。

(2014年1月20日)
小寺信良が見たモノづくりの現場(10):

2012年4月からスタートした「小寺信良が見たモノづくりの現場」では、10カ所の工場を紹介した。今回から2回にわたり、この連載で得た「気付き」から、「ニッポンのモノづくりの強み」についてまとめる。

(2013年12月16日)
小寺信良が見たモノづくりの現場(9):

コモディティ化が進むPCで大規模な国内生産を続ける企業がある。富士通のPC生産拠点である島根富士通だ。同社ではトヨタ生産方式を基にした独自の生産方式「富士通生産方式」を確立し、効率的な多品種少量生産を実現しているという。独自のモノづくりを発展させる島根富士通を小寺信良氏が訪問した。

(2013年10月17日)
小寺信良が見たモノづくりの現場(8):

大量生産モデルでは日本の製造現場は中国やASEANに勝てない――。そんな通説に真っ向から挑んでいる太陽電池メーカーがある。ソーラーフロンティア宮崎第3工場(国富工場)だ。ロボット化と人手によるバランスを追求した新たな国内工場の姿を小寺信良がお伝えする。

(2013年9月13日)
小寺信良が見たモノづくりの現場(7):

総合電機メーカーとして存在感を築く三菱電機。重電分野などが強いが、意外にも高級白物家電では“尖った”製品でヒットを連発している。そのモノづくりの現場は“人”を中心とし、自発的な発信が飛び交う自由闊達(かったつ)なものだった。小寺信良が報告する。

(2013年9月2日)
小寺信良が見たモノづくりの現場(6):

シンプルであるが故に抜本な改革が起こりにくいタイヤ技術。しかし製造工法に革命を起こし海外に打って出ようという日本企業がある。国内シェア4位の東洋ゴム工業だ。新工法を展開する仙台工場を小寺信良が訪ね、同社の中倉健二会長にインタビューした。

(2013年7月31日)
小寺信良が見たモノづくりの現場(5):

ソニーは2010年にPC「VAIO」の事業本部を長野の製造拠点に統合する決断を行った。“都落ち”にもかかわらず輝き続けるVAIOの秘密はどこにあるのか。小寺信良が長野県安曇野市にある、ソニー長野ビジネスセンターを訪ねた。

(2013年7月8日)
小寺信良が見たモノづくりの現場(番外編):

日本ヒューレット・パッカードが発表したサーバのOEM事業「HP Converged OEMプログラム」。従来のホワイトボックス(市販サーバ)を利用するものと、どこが違うのか? そこにはHPならではのいくつかのポイントがあった。

(2013年4月10日)
小寺信良が見たモノづくりの現場(4):

大量生産品であれば中国など海外の製造拠点を使う。最先端の製品でなければ、このような取り組みが一般的だろう。日立アプライアンスは白物家電や環境家電でこれとは全く逆の方針を採っている。茨城県の多賀工場で生産し、さらに1個ずつ手作業で作っている。なぜだろうか。どうしたらこのようなことが可能になるのだろうか。小寺信良が報告する。

(2013年3月27日)
小寺信良が見たモノづくりの現場(3):

生産のQCD(品質、コスト、納期)を見直すカイゼン活動は、現場力の見せ所だ。一方、省エネはこれまで現場から離れた工場の管理部門の役割だとされてきた。QCDと省エネを同じ目線で捉えると何ができるのだろうか。オムロンの事例を小寺信良が紹介する。

(2013年3月21日)
小寺信良が見たモノづくりの現場(2):

自動車の品質とコストを支えているのは誰か。多くの部分を下支えしているのが部品メーカーだ。自動車部品メーカーの1つ、ボッシュ。その栃木工場の工夫を、小寺信良氏の目を通して語っていただいた。品質向上への努力とはどのようなものなのかが分かるだろう。

(2012年11月29日)
小寺信良が見たモノづくりの現場(1):

日本のモノづくりが失墜しているって? とんでもない。日本でなくてはできない価値のあるモノづくりの現場が、静岡にある。

(2012年6月4日)

メイドインジャパンの現場力

メイドインジャパンの現場力(9):

ヤマハ発動機は、表面実装機や産業用ロボットの開発、製造、販売を行う「新浜松IM事業所」を完成。新拠点を軸に製販一体化を強化しIM事業部の売上高600億円、利益率20%の目標達成を目指す。

(2017年3月7日)
メイドインジャパンの現場力(8):

スマートファクトリーなど工場においてもITを使った自動化が大きな注目を集めているが、現実的には工場内作業には多くの手作業が残されており、それを解決する機器が存在しない場合も多い。工場では日々そうした作業を効率化する小さな改善を積み重ねているわけだが、本稿ではOKIが行った取り組みを紹介する。

(2017年3月1日)
メイドインジャパンの現場力(7):

ロボットを導入するのは難しいが、手作業では効率化や安全性に課題がある……生産ラインのそんな困りごとを解決するのが「からくり」だ。動力に頼らず、ワークの自重やシンプルな動きを利用することで、安全に効率を高められる。知恵と発想がつまったからくりの数々を紹介する。

(2017年1月13日)
メイドインジャパンの現場力(6):

2002年にパーソナルコンピュータの開発生産事業から撤退し、NEC製のPCやマザーボードの保守サービスサポート事業に転換したNECパーソナルコンピュータ群馬事業所。同事業所はNECおよびLenovo製品のサポートサービスの戦略拠点として存在感を高め、グローバルマザー工場としての役割を担おうとしている。

(2016年12月5日)
メイドインジャパンの現場力(5):

“夢の製造装置”として期待を集める3Dプリンタ。しかし、描いた夢とは裏腹に、いまだに20年前から定着する試作品用装置の域を抜け出せずにいる。こうした中でいち早く金属3Dプリンタでの最終製品製造に取り組む工場がある。新潟県刈羽郡刈羽村のGEオイル&ガス 刈羽事業所だ。

(2016年3月3日)
メイドインジャパンの現場力(4):

富士通のデスクトップPC生産を担う富士通アイソテックは、同社のデスクトップPCの累計出荷台数が2000万台を達成したことを発表。今や多くのメーカーが当たり前のようにPC生産の海外移転を進める中、福島県伊達市に本拠を置き、独自の生産プロセスの改善によって日本国内での生産を続けてきた同社の取り組みを紹介する。

(2015年2月27日)
メイドインジャパンの現場力(3):

工作機械大手のオークマは2013年、本社敷地内で新工場を稼働させた。「Dream Site 1」と名付けられた同工場は、部品加工から完成品まで一貫生産しIT活用による“見える化”を推進したスマートファクトリーだ。オークマは“夢工場”でどういう未来を描いているのか。現地を訪ねた。

(2014年3月27日)
メイドインジャパンの現場力(2):

「なぜこんなに在庫が残っているのに欠品が起こるのか」。NECでは1990年代まで、需給ギャップに円滑に対応できず、サプライチェーンの各所で在庫の山が発生していた。その状況から脱却できたのは2000年から取り組みを本格化させた生産革新の成果だ。その革新の最前線でもあるNECインフロンティア東北を訪ねた。

(2014年2月21日)
メイドインジャパンの現場力(1):

プリント配線板を生産していた田中貴金属工業鶴岡工場は2012年10月、沖電気工業の買収によりOKI田中サーキットへと生まれ変わった。同工場は高い技術力を誇り航空・宇宙、防衛関連での実績がある一方で多品種少量生産型のビジネスモデル転換に悩んでいた。しかし、買収後1年でその状況は抜本的に変わった。その舞台裏には何があったのだろうか。OKI田中サーキット 代表取締役社長 野末正仁氏に話を聞いた。

(2013年11月28日)

いまさら聞けない工場立地入門

いまさら聞けない「工場立地」入門(4):

長年生産管理を追求してきた筆者が、海外展開における「工場立地」の基準について解説する本連載。4回目となる今回は、あらためて日本国内での生産の価値とその可能性について解説する。

(2014年10月16日)
いまさら聞けない「工場立地」入門(3):

長年生産管理を追求してきた筆者が、海外展開における「工場立地」の基準について解説する本連載。3回目となる今回は、製造業回帰の動きが目立つ米国の現状と可能性について解説する。

(2014年9月8日)
いまさら聞けない「工場立地」入門(2):

長年生産管理を追求してきた筆者が、海外展開における「工場立地」の基準について解説する本連載。2回目となる今回は、工場を立地するという観点で見た場合のアジア各国が抱える特性と課題について解説する。

(2014年7月17日)
いまさら聞けない「工場立地」入門(1):

海外工場立ち上げに失敗するケースは約3分の1にもおよび、その多くの理由が「立地」によるものだという。しかし、製品開発やサプライチェーンマネジメントについての議論は数多くあるが、なぜか「工場立地論」はほとんど聞くことがない。そこで本稿では、長年生産管理を追求してきた筆者が海外展開における「工場立地」の基準について解説する。

(2014年6月16日)

ものづくり白書を読み解く

ものづくり白書2014を読み解く(後編):

日本の製造業が置かれた状況について、経済産業省「ものづくり白書」の最新版(2014年版)を基に論じる本稿。今回は、その後編として、日本の製造業が国際競争力を維持・強化するための施策について、ものづくり白書を基に考えていく。ポイントは、デジタルテクノロジーの革新が、日本の製造業に利するかどうかだ。

(2014年11月25日)
ものづくり白書2014を読み解く(前編):

人口のおよそ4人に1人が65歳以上の高齢者。国民1人当たりの生産性は世界20位以下。円安なのに貿易赤字は膨らみ、国の経常収支は縮小続き……。アベノミクスで経済情勢は上向きとされるのが、モノづくり大国・日本の先行きはどうも心もとない。果たして、日本の製造業はどこに向かうのか。経済産業省「ものづくり白書」の最新版(2014年版)から、現状と動向を探る。

(2014年9月30日)
ものづくり白書を読み解く(後編):

「2013年版ものづくり白書」から、日本の製造業が抱える課題を明らかにする本連載。前編では海外展開の現状と問題を取り上げたが、後編では「研究開発」に焦点を当てる。

(2013年10月30日)
ものづくり白書を読み解く(前編):

製造業の復活は日本経済の復活に不可欠な要素である。経済成長をもたらしGDPを押し上げる効果が高い他、雇用の増加も期待できるからだ。アベノミクスの勢いに乗り、製造業が真の復活を遂げるには、どのような課題をクリアしていくべきか。「2013年版ものづくり白書」から、日本の製造業が抱える課題を明らかにする。

(2013年9月27日)
ものづくり白書2008を読み解く(後):

2002年から始まった緩やかな景気拡大は、米国サブプライム住宅ローン問題や原油価格高騰によって息切れを起こしている。こうした中、日本のモノづくり企業はどこへ向かえばよいのか。経済産業省から発表された「2008年版ものづくり白書」を基に考察してみる。

(2008年9月12日)
ものづくり白書2008を読み解く(前):

2002年から始まった緩やかな景気拡大は、米国サブプライム住宅ローン問題や原油価格高騰によって息切れを起こしている。こうした中、日本のモノづくり企業はどこへ向かえばよいのか。経済産業省から発表された「2008年版ものづくり白書」を基に考察してみる。

(2008年9月2日)

解説記事

モノづくり最前線レポート:

津波で被害を受けたソニーの工場が、新たな東北産業の“ゆりかご”となっていることをご存じだろうか。自らの復興とともに東北復興に向けた新たな産業創出に取り組む、ソニー仙台テクノロジーセンターとみやぎ復興パークの取り組みを取材した。

(2014年10月20日)
モノづくり最前線レポート:

日本政策投資銀行は、大企業の設備投資の状況について調査した「2014年度設備投資計画調査」をまとめ、その概要を発表した。決算などにおける企業の業績回復は進む一方で国内設備投資の減少傾向が続いている現状が明らかとなった。ただ2014年度以降は国内向け設備投資増加が計画されており、国内回帰の動きが強まる兆しも見え始めている。

(2014年8月7日)
ロボットセル:

ロボットが多能熟練工になる!? ――。装置型産業における生産の自動化が進む一方、人手による作業が多かった組み立て生産領域の自動化が急速に進もうとしている。そのキーワードとなっているのが「ロボットセル」だ。ロボットがセル生産を行う「ロボットセル」はどのような価値をもたらし、どのような課題を残しているのか。日本ロボット学会会長の小平紀生氏が解説する。

(2014年7月11日)
モノづくり最前線レポート:

東洋ビジネスエンジニアリングが開催した年次イベント「MCFrame Day 2014」で、元日産GT-R開発責任者の水野和敏氏が「世界に勝てる日本のものづくりとブランド創造」をテーマに、日本独自の文化によるモノづくりの強みについて語った。

(2014年2月19日)
モノづくり最前線レポート:

「半導体生産からレタス生産へ」驚きの業態変化を遂げた工場がある。富士通セミコンダクターの会津若松工場だ。富士通では植物工場へのICT提供などを行ってきたが、ついに自ら野菜生産に乗り出し、2014年2月から低カリウムレタスの出荷を開始する。製造業およびICT企業としてのノウハウを野菜生産に注入する植物工場は、製造業が託すべき未来になるのか。現地取材を通してレポートする。

(2014年2月3日)
インターネプコン:

エレクトロニクス製造・実装技術展「インターネプコン ジャパン」の特別講演としてフォックスコンの技術顧問で、ファインテック代表取締役社長の中川威雄氏が登壇。「世界No.1 EMS “Foxconn”のビジネス戦略」をテーマに同社の強さの秘密と今後の課題について語った。

(2014年1月17日)
製造マネジメント インタビュー:

日本のモノづくり環境は大きな変化を迎えている。多くのグローバル企業から製品組み立てを請け負うグローバル製造業から見たとき、日本のモノづくりの価値はどう映るのだろうか。フォックスコン顧問を務めるファインテック代表取締役社長の中川威雄氏は「“失われた20年”で苦しんだ経験こそが世界が欲しがる貴重なものだ」と指摘する。

(2013年10月29日)
JETROに聞く:

日本からは中国やASEANなど低コスト国への工場の流出が続いているが、同じ高コストの先進国である米国では工場を米国内に戻す動きが増えているという。早くに製造業の空洞化が指摘された米国で何が起きているのか。JETRO海外調査部北米課に聞いた。

(2013年10月9日)
CEATEC 2013:

地域経済の振興や雇用の創出には企業誘致や工場誘致が欠かせない。しかし、グローバル競争が加速する製造業にとって、事業の統廃合や工場撤退、海外移転などは既に日常茶飯事となっている。CEATEC JAPANで企業誘致をアピールする自治体に取り組みを聞いた。

(2013年10月3日)
モノづくり最前線レポート(38):

コモディティ化が進むPC市場で、逆に「一品一様」など顧客のニーズに応えることで差別化を図るのがパナソニックだ。外部委託が多いPC業界において同社は自社開発、自社生産を貫き強さを見せる。「手づくりレッツノート工房」において、パナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部の事業部長を務める原田秀昭氏および、プロダクトセンター所長の清水実氏に話を聞いた。

(2013年9月4日)
モノづくり最前線レポート(37):

国内工場が逆境に立つ中で“製造現場の強さ”そのものを武器とし、国産EMSとして業績を伸ばしているのが、沖電気工業 EMS事業本部だ。最後発の国産EMSとして成功した秘密はどこにあるのか。また日本型モノづくりの勝ち残る道はどこにあるのか。沖電気工業 常務執行役員 EMS事業本部長の清水光一郎氏に話を聞いた。

(2013年8月8日)
製造ITニュース「植物工場・スマートアグリ展」:

天候の影響などを受けやすい農業において、工場で環境を徹底管理して生産する植物工場が注目を集めている。既に技術的には実現可能となっているが、その鍵を握るのが出口戦略と製造マネジメントだ。2013年5月29〜31日に開催された植物工場・スマートアグリ展で関係者の話を聞いた。

(2013年5月31日)
心技隊流「未来を創るヒント」:

「“経営者感覚を持った従業員”を育てて組織するのがよい」と京セラ名誉会長の稲盛和夫さん。その思いに共感したおかしらこと心技隊隊長・緑川さんのコラム。

(2013年5月27日)
モノづくり最前線レポート(29):

日本HPは2011年8月から、同社東京 昭島工場で新たに法人向けノートPCの生産ラインを始動した。製造の海外移転を目指す企業が増える中、日本HPならではのビジネスと東京生産の意味を考える。

(2011年8月31日)
井上久男の「ある視点」(5):

「モジュラーデザイン」という新たな設計思想が日本メーカーを救う。日本に拠点を残したままでグローバルで戦うための“新次元の低コスト実現”のヒントを探る。

(2011年8月25日)
情報システムから見た海外生産シフト(1):

国外拠点は単なる生産工場や販売拠点ではなくなりつつあるいま、グローバル市場を考える日本企業が考慮すべき実務上の課題とは何か。アジア地域での製造業を見続けてきた経験から、日本企業がこれから進むべき道を考える。

(2010年3月12日)

関連ニュース

機能拡張型家庭用ロボット:

フラワー・ロボティクスはAIと移動機能を持った“機能拡張型家庭用ロボット”「Patin」(パタン)のプロトタイプを披露した。Pepperとは真逆に設計から生産まで、メイドインジャパンで「家庭用ロボット」の定着を狙う。

(2015年6月23日)
工場ニュース:

三菱電機は、電源装置・系統制御システムの増産に向け、兵庫県神戸市の神戸製作所構内に投資額約65億円で制御盤の新工場を建設する。

(2015年6月15日)
工場ニュース:

住友化学はリチウムイオン電池用セパレータ「ペルヴィオ」の生産体制を2倍に増強すると発表した。既存の既存の大江工場(愛媛県新居浜市)の生産能力を2016年までに1.3倍に引き上げ、さらに同社の韓国のグループ企業内に新工場を建設する。

(2015年6月11日)
工場ニュース:

サイバーダインは、福島県郡山市において、「次世代型多目的ロボット化生産拠点(仮称)」の起工式を実施したと発表した。新拠点では、医療機器やロボットの国際安全規格を満たすHALの各種タイプなどの製品群を生産する。

(2015年5月30日)
工場ニュース:

昭和電工は、高純度HFの需要拡大に対応するため、川崎事業所にある既存設備の生産能力を従来の2倍に増強し、併せて中国に新たな製造設備を建設する。

(2015年5月4日)
工場ニュース:

川崎重工業は、名古屋第一工場内(愛知県弥富市)に、ボーイング787を増産するための新工場「東工場」を建設したと発表した。現行機種の787−9型に加え、787−10型の前部胴体を生産する。

(2015年4月6日)
工場ニュース:

マツダは、本社宇品第1(U1)工場(広島市南区)において、2015年6月ごろに国内発売を予定している新型「マツダ ロードスター(海外名:Mazda MX-5)」の生産を開始した。

(2015年3月5日)
工場ニュース:

アドヴィックスは、横滑り防止装置や回生協調ブレーキといった制御ブレーキを生産する新工場の建設に着工した。2016年1月に完成し、順次生産を始める予定

(2015年2月20日)
工場ニュース:

帝人は、子会社の帝人デュポンフィルムが、国内のポリエステルフィルム生産拠点を再編することを発表した。岐阜事業所と宇都宮事業所の2拠点で行っているポリエステルフィルムの生産を、宇都宮事業所に集約する。

(2015年2月4日)
工場ニュース:

セントラル硝子は、宇部工場に低GWPフルオロカーボン製品の製造設備を新設する。低GWP新規発泡剤「HFO-1233zd(E)」の生産能力増強が狙いとなる。

(2015年2月2日)
工場ニュース:

富士重工業は、愛知県半田市にある半田工場敷地内に、新たな航空機の組み立て工場を建設することを発表した。

(2015年1月20日)
工場ニュース:

DMG森精機は、同社奈良事業所内にターンキー専用の新工場を建設することを発表した。

(2014年12月25日)
工場ニュース:

日本特殊陶業は、2020年にスパークプラグの年間生産台数10億個を実現するため生産体制を強化。新たに愛知県小牧市に新工場を建設する。

(2014年12月19日)
工場ニュース:

情報・通信システム事業の国内製造拠点を再編し、小田原拠点の全製造機能を2016年9月末までに秦野拠点に統合する。統合により、秦野拠点を全面的に刷新・拡張し、高効率の統合製造ラインを構築する。

(2014年12月12日)
工場ニュース:

大口製作所へ最先端のロボット技術を応用した無人化システムや最新CNC装置搭載の5軸・複合加工機に加え、工場全体の一元管理を可能とする米国標準規格「MT Connect」対応の新工場管理ソフトを導入した。

(2014年12月9日)
工場ニュース:

鋳造品の生産体制を2015年4月1日付で再編し、グループの鋳造工場を神戸造船所 二見工場に集約する。鋳造関係の機能を1つの工場に集約することで、内製コストを低減し、操業変動に耐え得る体制を構築する。

(2014年12月5日)
工場ニュース:

安川電機は、中間事業所(福岡県中間市)内に新たなロボット工場である第3工場を新設する。

(2014年11月21日)
国内メーカーとコラボレーション:

ベンチャー企業の16Lab(ジュウロクラボ)はジェスチャであらゆるデバイスが操作可能できる指輪型のパーソナルコンピューティングデバイス「OZON(オズオン)」を発表。2014年内に予約を開始し、2015年夏の出荷開始を目指すという。

(2014年10月24日)
CAEニュース:

国産リージョナルジェット機「MRJ(Mitsubishi Regional Jet)」の完成式典が行われた。2017年の就航に向けた区切りの一歩となる。

(2014年10月21日)
工場ニュース:

ファナックは、栃木県に新たな工場用地を取得したと発表した。

(2014年9月3日)
工場ニュース:

米ボーイングの「787」向け複合材主翼の増産を受け、下関造船所と名古屋航空宇宙システム製作所の設備を増強。オートクレーブ(複合材硬化炉)や自動積層機などを増設する。

(2014年8月28日)
工場ニュース:

2015年度には現在の製造能力(約6000t/年)では供給の限界が見込まれるため、約500t/年の製造設備を増設する。既存インフラの活用などにより、工期が最も短縮できる坂出工場(香川県坂出市)への増設を決定した。

(2014年8月27日)
工場ニュース:

コマツは国内の主力工場の1つである小山工場敷地内に新たな部品補給センターを建設し稼働を開始した。

(2014年8月21日)
工場ニュース:

EIZOは、医療用や産業用モニターの増産を目的として、石川県白山市の本社敷地内に新工場を建設する。

(2014年7月11日)
工場ニュース:

ダイハツ工業は、軽オープンスポーツカー「コペン」の新モデルの生産工場となる「コペンファクトリー」で新たに採用した技術を明らかにした。

(2014年6月23日)
工場ニュース:

ヤマハ発動機は、自動車用エンジンの累計生産台数が300万台に到達したと発表した。同社の自動車エンジン事業は、1964年にトヨタ自動車と共同開発を始め、生産も手掛けた「トヨタ2000GT」向けのエンジンから始まる。

(2014年6月16日)
工場ニュース:

新組み立て工場は、建屋統合による床面積削減効果に加え、最新の省エネ機器を採用することで2010年度に比べ電力使用量の半減を図った。

(2014年6月12日)
工場ニュース:

凸版印刷は群馬県邑楽郡に最先端の包装材を製造する群馬センター工場を建設した。国内だけでなくグローバルを見据えたマザー工場と位置付け、新技術・新製品の開発を推進していく。

(2014年4月21日)
工場ニュース:

スタンレー電気は、連結子会社であるスタンレー宮城製作所を移転し、LED照明や光学レンズシート、超薄型導光板などを製造する新工場を建設することを決めた。

(2014年4月15日)
ビジネスニュース 企業動向:

タワージャズは2014年4月1日、パナソニックとの合弁会社設立に伴い、従来の国内製造拠点だった西脇工場を閉鎖する方針を明らかにした。

(2014年4月2日)
もはや為替の問題ではない:

経済産業省が公表した工場立地動向調査によると、2013年(平成25年)の工場立地件数は前年比1.5倍以上の高水準となったものの、その大半がメガソーラーなどを中心とした電気業という状況となった。

(2014年4月1日)
ビジネスニュース:

ルネサス エレクトロニクスは2014年3月31日、鶴岡工場(山形県鶴岡市)のソニー子会社への譲渡が完了したと発表した。

(2014年3月31日)
工場ニュース:

コニカミノルタは、有機EL照明事業を本格的に始動させるため、山梨県中央市のコニカミノルタ甲府サイト内に樹脂基板フレキシブル有機EL照明パネルの量産工場を建設する。

(2014年3月18日)
FAニュース:

パナソニックは、法人向け堅牢タブレット「TOUGHPAD」シリーズで新たに5型で音声通話対応の「FZーE1」「同X1」の2機種を2014年6月中旬に発売する。

(2014年2月24日)
第1号車生産は1935年8月:

トヨタ自動車は、国内の累計生産台数が2013年12月5日に1億5000万台を達成したと発表した。最も生産台数が多かったのは「カローラ」で、約17%に当たる約2545万台が生産されている。

(2014年1月24日)
製造マネジメントニュース:

トヨタ自動車は2014年暦年の販売、生産計画を発表。グローバルの生産台数は前年比103%となる1043万台とする。

(2014年1月23日)
ビジネスニュース 事業買収:

ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は2014年01月29日、子会社ルネサス山形セミコンダクタの鶴岡工場(12インチウエハー製造工場)をソニーの完全子会社に譲渡することで合意したと発表した。

(2014年1月29日)
製造マネジメントニュース:

JEITAは2014年の電子情報技術産業の世界生産見通しを発表。電子情報産業の日系企業の世界生産見込みは2013年比3%増の38.8兆円の見通しとなり、国内生産額の見通しも3年連続のマイナスから2014年は回復する見通しを示した。

(2013年12月25日)
ビジネスニュース 企業動向:

パナソニックは2013年12月20日、魚津工場(富山県魚津市)など半導体前工程製造を手掛ける3工場を2014年4月1日付で、タワーセミコンダクター社(ブランド名:タワージャズ)と合弁で設立する新会社へ移管すると発表した。

(2013年12月20日)
製造マネジメントニュース:

ソーラーフロンティアは、150MWの公称生産能力を持つCIS薄膜太陽電池工場「(仮称)東北工場」を建設する。同工場は、ソーラーフロンティアが宮崎県に有する3つの工場に続く4番目の生産拠点で、世界トップクラスのコスト競争力を発揮できる高効率工場を目指すという。

(2013年12月19日)
ビジネスニュース 企業動向:

オン・セミコンダクターは、新潟の半導体工場の製造能力を拡張し、2014年より三洋半導体製品グループ以外の同社製品も新潟で製造を始める計画を明らかにした。また、日本における物流サービスを向上するため、千葉・成田にグローバル物流拠点を新たに開設した。

(2013年11月8日)
製造技術:

ホンダは、新型「フィット」などの生産工場である埼玉製作所寄居工場(埼玉県大里郡寄居町)を公開した。同工場は、「環境負荷の小さい製品を最も環境負荷の小さい工場で作り出す」というコンセプトのもと、最先端の生産技術の導入によって高効率な生産体質を構築している。

(2013年11月7日)
製造マネジメントニュース:

アップルは、年内に発売するPC新製品「Mac Pro」を米国内で生産することを明らかにした。米国では製造業の国内回帰の動きが活発化しており、アップルの動きはそれに拍車を掛けるものと見られている。

(2013年10月23日)
製造マネジメントニュース:

アップルが“米国回帰”の傾向を強めている。「Mac Pro」の米国内生産の発表に続いて、アリゾナ州に新たな工場を建設することを明らかにした。

(2013年11月6日)
製造ITニュース:

富士通は、同社が展開する製造業向けの支援サービス「もノづくりソリューション」を体系化。ビッグデータ分析や製造受託などの新サービスを加え、事業として強化していく方針を示した。

(2013年10月24日)
製造マネジメントニュース:

パナソニックは業務用の20型4Kタブレット「TOUGHPAD(タフパッド) 4K」を2013年12月上旬に発売する。4Kの高精細を生かし、モバイルでのCAD/CAM操作や医用画像閲覧など新たな業務用分野での普及を目指す。同製品は生産の難易度から国内で生産する方針を明らかにしている。

(2013年9月6日)
ビジネスニュース:

ルネサス エレクトロニクスの会長兼CEOに就任した作田久男は、「まだ人・モノが多い。大げさに言うと、(ルネサス テクノロジとNECエレクトロニクスの)トータルの売上高が1兆8000億円だったころと比べて、今の売上高レベルで考えれば3分の1くらいまでに減らさなければならない」と述べた。

(2013年8月2日)
製造マネジメントニュース:

トヨタ自動車は2014年3月期第1四半期決算を発表した。為替の好影響や収益構造改革の成果などにより、四半期ベースでは過去最高の最終利益を達成した。

(2013年8月2日)
フル稼働時は年産25万台:

ホンダは、小型車の新たな国内生産拠点として建設を進めてきた埼玉製作所寄居工場(埼玉県寄居町)における生産を開始したと発表した。同工場では、2013年9月の発売を予定している新型「フィット」の生産を行う予定である。

(2013年7月9日)
製造ITニュース:

富士通グループは福島県会津若松市で半導体工場のクリーンルームを転用し大規模植物工場の実証事業を開始する。同社の農業向けクラウドサービスの活用実証としてだけでなく、生産物の販路開拓なども行い、ビジネスとしてのサプライチェーン構築を行う方針だ。

(2013年7月5日)
製造マネジメントニュース 工場投資フラッシュ:

株価の乱高下など、景況は不透明な状況が続くが、安倍政権発足以降、企業活動は活発さが増してきた。活性化の動きは新たな設備投資につながっているのだろうか。2013年6月の工場投資に関する発表を振り返ってみた。

(2013年6月26日)
製造マネジメントニュース 国内生産:

京セラ子会社の京都SLCテクノロジーは、京都府綾部市に京都綾部第2工場を建設し、2014年夏からFCCSP基板の生産を開始する。年間200億円規模の生産を目指す。

(2013年5月20日)
製造マネジメントニュース :

トヨタ自動車の2013年3月期決算は、販売台数、売上高、営業利益などの大幅な回復を実現した。

(2013年5月8日)
製造技術:

ホンダは、自動車の塗装ラインの長さを40%削減できる塗装技術「Honda Smart Ecological Paint(Honda S. E. 塗装)」を開発した。新型「フィット」など小型車の国内生産拠点となる予定の寄居工場に導入する。

(2012年12月12日)
ビジネスニュース 事業買収:

デンソーが富士通セミコンダクターの岩手工場を買収する。車載半導体の需要拡大に対応するため新たな製造拠点を求めていたデンソーと、ファブライト戦略を推進している富士通セミコンダクター、両社の思惑が合致した。

(2012年4月27日)
共同生産ラインが稼働:

「TOYOTA 86」があのサイズなのには理由があった! 理由は生産者にある。

(2012年3月16日)