スタンレー電気は、連結子会社であるスタンレー宮城製作所を移転し、LED照明や光学レンズシート、超薄型導光板などを製造する新工場を建設することを決めた。
スタンレー電気は2014年4月11日、連結子会社であるスタンレー宮城製作所(宮城県登米市中田町)を登米市迫町内へ移転させ、LED照明製品や光学レンズシート、超薄型導光板などを製造する新工場を建設することを決めた。
新工場の工場建屋は約1万2000m2で、敷地面積は約4万m2。2014年9月に着工し、2015年9月に操業開始予定となっている。投資金額は約38億円。LED照明、光学レンズシート、超薄型導光板、医療機器、ヘッドランプ、リアコンビネーションランプ、ライセンスランプの製造を行う。
現在スタンレーグループの他拠点で製造している自動車向け補修用部品の一部も取り込み、将来的には自動車機器の本格的な生産工場への展開を目指しているという。
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