「世界一の工作機械メーカーグループ」の端緒に付いたばかりです。
この記事は、2023年7月24日発行の「日刊MONOist」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
工作機械業界ににわかに再編の動きが広がりそうな気配が見えています。その渦の中心となっているのが、ニデック(旧名:日本電産)です。ニデックは2023年7月13日、工作機械メーカーであるTAKISAWA(旧名:滝澤鉄工所)を株式公開買い付け(TOB)により買収することを発表しました。この動きは敵対的買収も辞さないということで大きな注目を集めましたが、ニデックの動きが特徴的なのは「世界一の工作機機械メーカーグループになる」という目標を掲げ、業界の再編を明確に訴えていることです。
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