アルムと神戸製鋼所は、鋳造品/鍛造品を対象とした切削加工AI(人工知能)モデルの共同開発および製造現場への運用モデル構築に関して合意に至ったことを発表した。
アルムと神戸製鋼所は2026年3月5日、鋳造品/鍛造品を対象とした切削加工AI(人工知能)モデル「ARUMCODE4」の共同開発および製造現場への運用モデル構築に関する合意に至ったことを発表した。生産準備工程における加工データ作成、工程設計、機械制御、工程管理といった一連のプロセスをAIを活用して高度化することで、鋳造品/鍛造品の切削加工における生産準備工数の大幅な削減を目指す。
共同開発では、自由クランピング設計の自動化、切削加工工程設計の自動化、生産準備関連書類の自動生成、工作機械単位でのプロジェクト/工程管理の自動化という4つの領域を対象に、生産技術および製造プロセスの自動化、高度化を図る。
鋳造品/鍛造品は個々の形状のばらつきが大きく、切削加工するには自由クランピングや高度な工程設計を要することから、熟練技能者の知見と多くの調整工数に依存してきた。そのため、鋳造品/鍛造品の加工のAI化には、設計思想/加工条件/現場制約を総合的に理解する高度なモデル設計が求められる。アルムが開発する製造AI「ARUMCODE4」を基盤とし、神戸製鋼所が長年培ってきた加工ノウハウ、製造現場の知見、実ワークデータを組み合わせることで、実運用を前提としたAIシステムの構築を進める。
神戸製鋼所内の鋳造品/鍛造品を対象とした切削加工工程をはじめ、産業機械向け部品やその他の製造プロセスへの適用を想定している。将来的には社内活用にとどまらず、外部製造業向けソリューションとしての展開も視野に入れているという。
開発期間は約3年間。この取り組みを通じて、切削加工のAI化と完全自動化、オンプレミス/クラウドのハイブリッド運用、堅牢なセキュリティ基盤の構築を目指す。
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