アドヴィックスは、横滑り防止装置や回生協調ブレーキといった制御ブレーキを生産する新工場の建設に着工した。2016年1月に完成し、順次生産を始める予定
アドヴィックスは2015年2月19日、横滑り防止装置や回生協調ブレーキといった制御ブレーキを生産する新工場の建設に着工したと発表した。
新工場は、親会社であるアイシン精機の半田工場(愛知県半田市)に隣接する敷地内に建設する。延べ床面積は、工場施設が3万7600m2、付帯する事務所が6750m2。投資額は110億円だが、アイシン精機が建設して、アドヴィックスに貸与する形をとる。
2016年1月に完成し、順次生産を始める予定だ。新工場では、アイシン精機の半田工場とデンソーの大安製作所(三重県いなべ市)の制御ブレーキの生産機能が移管される。
アドヴィックスの新工場建設は、トヨタ自動車が2014年11月に発表した事業集約の一環となる。ブレーキ事業については、2001年7月にアイシン精機、デンソー、住友電気工業、トヨタ自動車の4社で設立したアドヴィックスへの事業集約をさらに推進し、ブレーキシステムの開発、生産から販売まで一貫した事業体制を完備し、より専門性を高める方針を示していた。
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