各市場にも不透明感が残る。日本や北米は順調な成長が期待されるものの、欧州は緊縮財政による景気の低迷で自動車市場そのものが低迷する見通し。また中国も成長が鈍化している。さらにタイでは、洪水からの復興需要や補助税制などが終了したことから市場は減少する見込み。またインドなどもルピー安により失速が懸念されている。
佐々木氏は「為替の動きなども含めて慎重に見極めていく。変化する環境に対応しつつ収益構造の維持・改善を進めていきたい」と述べている。
一方で、ダイハツ工業、日野自動車の台数も加えたグループの2013年(暦年)の生産台数は、当初計画していた994万台から18万台上積みし1012万台とした。過去最高だった2012年を上回り、初の1000万台超えとなる見込みだ。
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