アプリソ・ジャパンは、製造オペレーション管理ソフト「FlexNet」についてNECとパートナー契約を結び、共同で拡販活動を進める。日本企業の生産のグローバル最適化へのニーズに応えていく。
MES(製造実行管理)などを展開するアプリソ・ジャパンは、NECとパートナー契約を締結し、日本国内で共同で販売を進めることを決めた。今回のパートナー契約により、両社で製造のグローバルオペレーションの最適化を支援していく。
米アプリソは製造実行管理システム(MES)など製造関連ソフトウェアをグローバルで提供しており、製造オペレーション管理ソフトウェアの「FlexNet」シリーズは、英ブリティッシュ・アメリカン・タバコやカナダのボンバルディア、米ゼネラル・モーターズなど、多くのグローバル企業が導入。複数製造拠点の生産状況を一括管理できることから、日本企業でもグローバルでの生産体制強化の動きから、導入が進んでいる。
一方、NECは多くの日本企業を顧客に抱える他、製造業向けにシステムから業務プロセス改革まで、モノづくりの課題を包括的に解決するソリューション「NECものづくり共創プログラム」(関連記事:モノづくりを丸ごとサポート!――NEC、「ものづくり共創プログラム」を出展)などを展開する。
今回の業務提携により、製造業のグローバル規模でのモノづくりや業務プロセスの改革などからITシステムの導入まで、日本国内のみならず海外にある製造拠点も含めた総合的な支援を提供することが可能となるという。
なお、米アプリソは仏ダッソー・システムズに買収されることが決まっている(関連記事:ダッソーがアプリソを2億500万ドルで買収――グローバル製造オペレーションの管理を強化)。
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