PTCジャパンは、記者会見を開きPTCの事業戦略とAI活用のビジョンについて説明した。PTC 社長 兼 最高経営責任者のニール・バルア氏は、同社の主力製品にAIソリューションを組み込み、同社が掲げるビジョン「インテリジェント製品ライフサイクル」を推進していくと強調した。
PTCジャパンは2026年2月26日、東京都内で記者会見を開き、事業戦略とAI(人工知能)活用のビジョンについて説明した。同社は、製造業がエンジニアリング分野で強固な製品データ基盤を構築し、AIによる変革を加速させるためのビジョン「インテリジェント製品ライフサイクル」を掲げている。このビジョンの下、同社の主要製品にAIソリューションを組み込み、製造業のデジタル変革を支援していく。
PTC 社長 兼 最高経営責任者(CEO)のニール・バルア氏は「地政学リスクや新しいソリューションの登場など、大きな変化の波が世界中で起きている。各企業は従来の仕事のやり方を脱却して、自社のビジネスをどう変えていくのかを検討する必要がある」と語る。
このような背景の中で、PTCはインテリジェント製品ライフサイクルというビジョンにのっとり、顧客企業の競争優位性を高めるソリューションを提供している。同ビジョンを実現するため、「主要製品事業の成長を推進」「統合製品開発環境」「設計以外での製品データ活用を拡大」の3つの戦略を掲げている。
主要製品事業の成長を推進するため、ALM(アプリケーションライフサイクル管理)やCAD、PLM(製品ライフサイクル管理)、FSM(フィールドサービス管理)といった同社の主要製品を顧客に定着化させ、支援していく。統合製品開発環境を整えるために、ALMやPLM、CADを相互連携させて包括的なデータ基盤の提供を目指す。
設計以外での製品データ活用を拡大することに関しては、設計部門だけではなく、製造やサービス部門、サプライヤーなど幅広い領域で製品データが活用できる環境を構築していく。バルア氏は「これらの戦略にAIを活用して、製品を強化している。また、われわれが提供するソフトウェアは全てオープンであるということを念頭に置き、オンプレミス型からクラウド/SaaS型での製品提供を実現している」と述べる。
同社の事業においては特に、自動車業界などを中心にALMの需要が伸びており、多くの自動車関連メーカーに導入が進んでいるという。2026年1月には、トヨタ自動車のモータースポーツブランド「GAZOO Racing」とPTCジャパンがパートナー契約を結んでおり、日本における自動車業界とのコミットメントを加速させている。
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