PTC、主要製品とAIを組み合わせて「インテリジェント製品ライフサイクル」を推進製造ITニュース(2/2 ページ)

» 2026年03月02日 07時30分 公開
[坪田澪樹MONOist]
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PTCにおけるAIに対する考え方とは何か

PTCのキャサリン・クニカー氏

 PTCにおけるAI導入について、PTC 最高マーケティング・サステナビリティ責任者のキャサリン・クニカー氏は「データ管理の基盤を固める“スーパーチャージャー”のイメージでAI導入を進めている」と強調する。近年、エンタープライズソフトウェアにおけるAIエージェントの役割に注目が集まっている。同社は、AIエージェントを活用することで、定量的で分かりやすい成果を生み出せる段階に来ていると分析する。また、従来だと難しかった複数のシステム間の連携もAIエージェントを活用することで簡単になり、今まで実施できなかった高付加価値の業務も遂行可能になると捉えている。

AIに対するPTCの視点[クリックして拡大] 出所:PTCジャパン

 これらの考え方もあり、同社は主要製品にAIエージェントを組み込んで顧客のデジタル化を推進している。ALMの領域では、同社のALM製品である「Codebeamer」にAIエージェントを活用し、仕様要件の評価時間を約30%短縮できるとする。CADの領域では、同社が展開している3D CAD「Creo」に、AIエージェントを活用した「ジェネレーティブデザイン」機能を搭載している。これにより、最適な設計案を自動で生成し、作業者は従来よりも多い選択肢の中から良いアイデアを選ぶことができる。

 PLMの領域では、製造現場で重複する部品の合理化を図るために、同社のPLMである「Windchill」にAIエージェントを活用し、余計な工数の削減や在庫に関わるコストを抑制するソリューションを開発している。FSMの領域では、AIエージェントが現場の情報を収集して、フィールドサービスのエンジニアに必要な指示を下すことができる機能を、同社のFSMである「ServiceMax」向けに開発している。これにより、現場の作業効率を約30%改善できると見込む。

AIが組み込まれたPTCの主要製品[クリックして拡大] 出所:PTCジャパン

 バルア氏は「AIの登場により、DX(デジタルトランスフォーメーション)が遅れていた領域でも取り組みが加速する。また、AIを上手に活用したいというモチベーションが生まれることで、Codebeamerのようなわれわれの製品に注目が集まり、新たなビジネスチャンスが生まれる」と述べている。

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