3Dプリンタでマイミニ四駆を作る、親子教室3次元って、面白っ! 〜操さんの3次元CAD考〜(44)(3/3 ページ)

» 2015年05月29日 10時00分 公開
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全国展開を目指す理由

 3D-GANで親子教室の全国展開を目標にしていることには、ちゃんと理由があります。記事前半で説明したように、現在、3Dのモデリングや3Dプリンタに関するイベントのほとんどが東京で開催されています。しかし、自分自身も地方出身であり、このような情報に実際にふれる機会の少なさを実感してきた3D-GAN理事長の思いとして、もっと日本の津々浦々で開催したいということもあるのでした。

 今回のミニ四駆親子教室は、プレスリリースを出した直後から、全国津々浦々の17カ所(2015年5月末時点)から、講座についての問い合わせがきました。取りあえず、動いている方向は間違いないのでは、と思っています。

 このような講座を開催したいという人は全国にいらっしゃると思いますし、我々だけでカバーできるものでもありません。ぜひ、さまざまな方々に、このような活動にかかわっていただいて、盛り上げていただきたいと考えています。

 ただ、それには課題もあります。通常行われるCADのセミナーと違い、営利的な活動ではないため、開催資金の工面が課題になります(ちなみに3D-GANではクラウドファンディングの活用を予定しています)。また本業以外で、コンテンツ作成など準備の時間を確保するのも大変です。

 だからこそ、3D-GANのような非営利の社団法人などがやる意義もあるのでは、と考えています。

 ということで、本日はこちらで失礼いたします。ではでは!

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Profile

水野 操(みずの みさお)

1967年生まれ。ニコラデザイン・アンド・テクノロジー代表取締役。マルチ・ディメンション合同会社社長。3D-GAN理事。外資系大手PLMベンダーやコンサルティングファームにて3次元CADやCAE、エンタープライズPDMの導入に携わった他、プロダクトマーケティングやビジネスデベロップメントに従事。2004年11月にニコラデザイン・アンド・テクノロジーを起業し、オリジナルブランドの製品を展開している他、マーケティングやIT導入のコンサルティングを行っている。著書に『絵ときでわかる3次元CADの本』(日刊工業新聞社刊)などがある。


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