日立システムズは、製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」のラインアップのうち、「製造業向け生産・販売管理システム」と「卸売業向け販売管理システム」の機能を強化した。
日立システムズは2013年9月13日、日立グループ3社で提供する製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」のうち、「製造業向け生産・販売管理システム」と「卸売業向け販売管理システム」の機能を強化し提供を開始した。
「FutureStage」は、日立製作所、日立ソリューションズ、日立システムズの3社が開発・販売してきた中堅・中小規模企業向けの基幹業務パッケージを統合し、業種・業務別に体系化して2013年4月より販売している製造・流通業向け基幹業務ソリューションだ(関連記事:業種・業務別に体系化〜日立3社が基幹業務ソリューション「FutureStage」)。短納期・低コストで導入可能である他、販売管理、生産管理、財務会計、管理会計、人事給与などの業務システムをそろえて導入できることが特長だ。
今回機能強化したのは、このFutureStageのうち、日立システムズが開発した製造業向け生産・販売管理システムと卸売業向け販売管理システムの2つだ。
製造業向け生産・販売管理システムは、日立ソリューションズ東日本のスケジューラソフト「SynPLA」との連携機能を追加し、製造業が立案する生産計画の精度向上を図った。SynPLAが持つ専用計画ロジックにより、最小の段取りで生産計画を組み立てることが可能だという(関連記事:見えてるつもりで見えていない?――現場の“見える化”進めるSAP、日立、B-EN-G)。
また送り状発行ソフトとのデータ連携や、外部システムからのマスターデータ取り込みなど、より円滑に他社システムと連携できるようになったという。今後は輸出入業務への対応やタブレット端末対応などの機能強化を進めていく方針だとしている。
一方、卸売業向け販売管理システムは、輸出入管理・在庫管理の機能を強化し、卸売業の業務効率向上を実現した。
価格は、製造業向け生産・販売管理システムが31万5000円/CAL(同時接続ライセンス)、卸売業向け販売管理システムが31万5000円/CAL。FutureStage全体で、2016年3月期に300億円の販売額を目指しているという。
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