日立製作所、日立ソリューションズ、日立システムズの3社が製品群を統合。業種や業務別に体系化した製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」として販売を開始する。
日立製作所、日立ソリューションズ、日立システムズの日立グループ3社は2013年4月15日、3社の製品群を統合し、業種や業務別に体系化した製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」(フューチャーステージ)の販売を開始した。価格は個別見積もりで、同年7月1日から出荷を開始する。
これまで3社は、中堅・中小規模企業向けの生産管理や販売管理、財務・会計管理といった基幹業務パッケージ(ERP)事業をそれぞれ独自に開発・販売してきた。これら日立グループの製品群を統合・連携して販売することで、国内における中堅・中小規模の製造・流通・小売業向けの事業を強化していく構え。
具体的には、日立製作所の「GEMPLANET Ver.2」(ジェムプラネット)、日立ソリューションズの「Fit-ONE」(フィットワン)、日立システムズの「TENSUITE」(テンスイート)および「e-RetailSeries」(イーリテールシリーズ)といった各社の製造業・流通業向けERPパッケージ製品群を統合し、新ブランド「FutureStage」として各社で販売する。
FutureStageでは、販売管理、生産管理、財務会計、管理会計、人事給与といった各業務を、製造や流通・小売などの業種別に体系化。これにより製造業・流通業の事業の成長や多様化に応じて、単体および組み合わせての導入が可能となっている。今後3社は、FutureStageの適用製品を共同・分担して開発する他、3社およびグループ会社が持つソリューションにも適用を広げるなど、ラインアップを拡充していくという。
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