以前までは、「File→Save」(ファイル→保存)で、ファイル形式をSTLで保存するというやり方でしたが、新しいバージョンでは、それ以外の選択肢が増えています。
また、新しいやり方ではSTLのメッシュの粗密をユーザー自身がコントロールできます。形状の細かさに合わせてメッシュの粗さを調整することで、ファイルサイズをコントロールすることが可能です。
出力したSTLをSTLフリービュワーの「MiniMagis」でチェックしたところ、全く問題なし! 後日、3次元プリンタ「Objet24」で出力した伊予鉄の模型を、このような形でお送りしました。
お二方のご感想ですが、やはり「3次元CADのスケッチをして、適切なフィーチャで3次元の形を作って……という流れがとっつきづらい」という印象だったようです。
そこはポリゴン系のモデラーの方が分かりやすいのかもしれません。もちろん、今回のように“寸法ありき”で作業する場合には、やはりCADということにはなるのですが。
日頃から3次元CADを使用している人がなにげなくなくやっている作業も、普段やらない人にとっては難しい作業です。123Dも、UIに慣れてくれば、長い長いメニューのプルダウンをいちいち見なくても作業できるようになりますが、まだまだ改善の余地はあるといえそうです。
とはいえ、1回4時間、全3回の講習で、“生まれて初めて”3次元CADを操作した人たちが、一応、模型が作れたことは確かです。
「鉄道模型だけではなく、ほかの題材も幾つか選べるようにしてほしい」とのリクエストも受けましたので、少しずつネタを増やしていきたいと思います。ということで、まだ全く3次元CADに触ったことないのだけれど、鉄道模型を作りたいという方は、機会がありましたらぜひ参加してみてくださいね。お待ちしています。では!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.