ヤマハ発動機は、全方位タイプのスカラロボット「YK350TW」を発売した。天吊設置と±225度の広いアーム旋回角度により、ロボット下部φ700mmの全範囲にアクセスできる。
ヤマハ発動機は2015年1月16日、スカラロボット「YK-Xシリーズ」の新製品として、全方位タイプ「YK350TW」を発売した。
YK350TWは、天吊設置と±225度の広い各アームの旋回角度により、ロボット下部φ700mmの全範囲にアクセスできる。これにより、スペースの有効活用ができ、設備の小型化に貢献できる。
内部重量バランスの最適化とポイント間の最適経路動作により、同社従来機種と比べてサイクルタイムを20%以上短縮した。繰り返し位置決め精度は、XY軸±0.01mm/Z軸±0.01mm/R軸±0.01度で、高精度の位置決めにより、軽量物の搬送工程や小型部品の組み立て工程で、タクトタイムを短縮可能だ。
最大可搬質量は、同等の天吊設置スカラロボットでトップクラスという5kgを達成した。
価格は、ロボットケーブル、ロボットコントローラ「RCX240」とのセット時で179万円(税抜き)。同社では、発売から1年間で、国内外で100台の販売を目指すという。
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