デジタル活用が進む記者のメモ だけど熟練者の記憶能力はやっぱり強い素材/化学メルマガ 編集後記

今回は記者のメモのとり方についてつらつら語っていました。

» 2025年07月11日 12時00分 公開
[遠藤和宏MONOist]

 この記事は、2025年7月11日発行の「素材/化学メルマガ 編集後記」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

 今回の素材/化学メルマガでは、「素材/化学の研究開発における実験データの記録方法」に関して読者のみなさまから意見を募集しています。こういったアンケートを実施しようと思ったのは、マテリアルズインフォマティクス(MI)のコンサルティングを実施する会社の担当者などから、国内外で素材/化学の研究開発における実験データの記録方法に課題がある企業が多いと聞いていたためです。

 例えば、MIのコンサルティングを行うEnthought(エンソート) 最高執行責任者 博士のMike Connell(マイク コネル)氏は「米国を含めてグローバルで、研究開発の実験などで得られたデータの記録でExcelを利用している企業はかなり多い。日本では各データの記録で紙やExcelを使う企業も少なくない。紙やExcelに研究開発のデータを記録することがなぜ問題かと言うと、利活用しにくいからだ」と話しています。

 しかしながら、このようなアンケートを行う私も記者会見やインタビューなどでメモをとる際には、紙やWordを使用しています。そんな私が記者会見で見たイマドキのメモの取り方を紹介します。

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