AGCは「Dragontrailシリーズ」などを展開する化学強化用特殊ガラス事業から撤退する。
AGCは2025年12月8日、「Dragontrailシリーズ」などを展開する化学強化用特殊ガラス事業から撤退すると発表した。
同社は、2009年に展開を開始した化学強化用特殊ガラス事業で、化学強化用特殊ガラスの製造/販売を行っている。Dragontrailシリーズとして展開している化学強化用特殊ガラスは、通常のガラスやプラスチックと比べ、強度、耐傷性、質感に優れている。同製品は、スマートフォン、タブレットなどの電子機器用カバーガラスなどに使用されている。
しかし、近年は、市場価格の下落や受注の伸び悩みにより業績が悪化しており、今後も収益性の回復は困難であると同社は判断し、化学強化用特殊ガラス事業からの撤退を決定した。AGCの高砂事業所(兵庫県高砂市)における同製品の生産終了は、2026年第3四半期を予定している。
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