2025年に窯業業界の特許資産規模で1位になった企業とは知財ニュース

パテント・リザルトは、「窯業業界」の特許を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「窯業業界 特許資産規模ランキング2025」をまとめた。

» 2025年12月15日 08時30分 公開
[遠藤和宏MONOist]

 パテント・リザルトは2025年12月10日、「窯業業界」の特許を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「窯業業界 特許資産規模ランキング2025」をまとめたと発表した。

 同ランキングでは、2024年4月1日〜2025年3月31日の1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計した。その集計結果、1位は日本ガイシで、2位はAGC、3位はTOTOとなった。

「窯業業界 特許資産規模ランキング2025」 「窯業業界 特許資産規模ランキング2025」[クリックで拡大] 出所:パテント・リザルト

 1位の日本ガイシで注目度の高い特許には「製造時の不具合と使用時の熱均一性の課題を解決した構造の、セラミック製高性能ウエハ載置台」や「高速処理を実現できる熱処理システムである匣鉢の処理装置」に関する技術が挙げられる。

 2位のAGCは「密度0.5〜1.95g/cm3の気泡を含むシリカガラスおよびその製造方法に関する高周波デバイス用材料」や「車両用窓ガラスを透過した光がフード部で反射し、反射像が車両用窓ガラスへ映り込むことを抑制できる車載カメラ付き車両用窓ガラス」に関する技術などが注目度の高い特許としてある。

 3位のTOTOで注目度の高い特許には「使用者がトイレ装置に触れずに携帯端末とトイレ装置とをペアリングできるトイレシステム」や「水洗大便器と独立して取り付けられ、排せつ物を撮影できる排せつ物撮影装置」などに関する技術が挙げられる。

 4位のLIXILは「人が強い電波を長時間受けてしまう事を抑制可能なワイヤレス給電システム」、5位の日本特殊陶業は「過早着火の発生を低減できるスパークプラグ」が、注目度の高い特許としてある。

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