SCF2013のラウンドテーブル「日本のものづくりの未来が見える」では、IDEC 常務執行役員の藤田俊弘氏が「技術を磨くだけでなく、国際的なルールづくりの場に積極的に参加すべきだ」という主張を展開した。
SCF2013で開催されたラウンドテーブルセッションでは「日本のものづくりの未来が見える」をテーマに各界の識者が登壇し、日本のモノづくりの現状の課題と将来像を語った。
トレンドマイクロはSCF2013で、セキュリティベンダーとして、制御システムに対する脅威動向を訴え、同社の「Trend Micro Safe Lock」などのソリューションを紹介した。
アズビルはSCF2013と計測展TOKYO 2013の共同エリアに出展。“人の手と目”の機能を機械化した組み立て自動化設備を参考出品し、注目を集めた。
“作図のためのツール”から、BOMや設計情報DBとの連携といった「統合型」へと進化する電気CAD。システムコントロールフェア(SCF)2013では、各社の電気CAD最新ソリューションが紹介されていた。
三菱電機システムサービスはSCF2013で、遠隔監視・制御システム「SA1-III」を中心に出展。離れた会場にある2013国際ロボット展の三菱電機ブースと結び、リアルタイムで遠隔監視や制御ができるデモを行った。
安川電機は、2台のロボットでシャープペンシルの芯の両端をつかみ、それを高速回転させても芯を折らないように8軸を同期制御するデモ展示をSCF2013で行った。また、GaN(窒化ガリウム)デバイスを搭載し、約98.2%の変換効率を達成した太陽光発電用パワーコンディショナも参考展示した。
パナソニックはSCF2013で、フレキシブル基板にコネクタを自動で装着できる「パラレルリンクロボット」のデモ展示を行った。これまで手作業でしか行えなかった実装を自動化することが可能となる。ロボットの動作をプログラムで記述しなくても、熟練作業者の動きを忠実に再現する「手づたえ教示」のデモも行った。
デジタルは、製造現場における「情報の見える化」をさらに進化させるための新ツール「Smart Portal」のデモ展示をSCF2013で行った。Smart Portal は、2014年第1四半期(1〜3月)にも製品化の予定である。画面作成用のソフトウェアエディタも同時に供給を始める。
IDECは「システム コントロール フェア2013」で、制御盤の薄型化を可能とするスイッチ類など、顧客にとって使いやすく、製品価値を高めるための制御機器部品を紹介した。
シーメンス・ジャパンは「システム コントロール フェア2013」で、19年ぶりのリニューアルとなった新たなPLC「SIMATIC S7-1500 ファミリー」を紹介。合わせて新製品に関連して描く将来のモノづくりの姿について説明した。
オリエンタルモーターは「システム コントロール フェア2013」で、位置決め機能内蔵の制御モーターユニット「FLEX対応シリーズ」や機械式アブソリュートエンコーダ搭載モーターなど新技術の提案を通じて“位置決めの新たな世界”を紹介した。
三菱電機は、新開発のシーケンサ(プログラマブルコントローラ)「MELSEC iQ-Rシリーズ」をSCF2013で展示した。高速システムバスの採用により現行製品に比べてシステム性能を約5倍に高めることで、TCO(Total Cost of Ownership)の削減を可能とする。セキュリティキー認証機能を搭載するなど、セキュリティ機能も強化した。
オムロンは、1台の汎用コントローラで3台のロボットを制御する包装システムのデモ展示を行った。このシステムは同社が提唱してきた、あらゆる制御機器を1つにつなぎ、1つのソフトウェアで統合的に制御するためのコンセプト「Sysmacオートメーションプラットホーム」に基づくものである。
東芝は、セキュリティサービスへの取り組み強化の一環として、産業制御システム向けセキュリティサービスを開始する。
システム性能と操作性の向上によりTCOを削減でき、セキュリティを強化した。現行シリーズのプログラムの流用も可能。
安川電機がACサーボドライブ新シリーズ「Σ-7」とマシンコントローラ「MP3300」などモーションコントロール新製品を発表。近年の外部環境の変化に適応させた装置性能と付加価値を用意、いま現在で盛り込める“究極の性能”を目指したという。
「システム コントロール フェア(SCF)2013」と「計測展 2013 TOKYO」が、2013年11月6〜8日に東京ビッグサイトで行われる。今回は2つの専門展示会が同一会場での開催となり、統一コンセプトとして「オートメーションと計測の先端技術が集う」を掲げた。共同で企画した基調講演/特別講演やアトリウムステージなどを通じて、「日本のモノづくり」に焦点を当て最新の情報を発信していく。
シーメンス・ジャパンはSCF2013で、基本設計を19年ぶりに一新したPLC「SIMATIC S7-1500」や、統合エンジニアリング環境「TIAポータル」を発展させたPLC/HMI設計支援ツールの新バージョンなど、生産性と効率性を向上させるさまざまなソリューションを展示する。
「超高速・高同期・省配線の統合型PC制御ソリューション」をSCF2013のテーマに掲げるベッコフオートメーション。ブースでは、EtherCATの“生みの親”による統合型PC制御ソリューションが体感できる。
機械全体の制御を1つのコントローラで実現する“Sysmacオートメーションプラットフォーム”を基盤に「人と機械が共生する生産現場」を掲げるオムロン。SCF2013の同社ブースでは、それを実現するのための新技術・ソリューションが紹介される。
フエニックス・コンタクトはSCF2013で、産業界で標準化の可能性を秘めた「プッシュイン接続」対応製品や、「産業用Ethernet製品」「太陽光発電用接続機器」などをテーマにした実践型ソリューションを紹介する。
システムコントロールフェア2013に出展する日本モレックス。「MOLEXのEthernetソリューション」を展示テーマに掲げ、機器/装置メーカーのEthernet開発/対応に貢献するための豊富な製品群を紹介する。
シーメンス・ジャパンが、外部からの不正アクセスを防ぐ制御セキュリティに対応したPLC「SIMATIC S7-1500 ファミリー」を発表。中/大規模の制御向けコントローラとして、19年ぶりに基本設計を刷新した。
組み込み市場向けにマイクロソフトが打ち出す「Intelligent Systems」。東京ビッグサイトで開催された「システム コントロール フェア 2011」では、パートナー企業のデジタルとオムロンのブースで、Intelligent Systemsを具現化したコンセプトデモが披露された。
FA・制御システムの専門展「システム コントロール フェア 2015(SCF2015)」と計測・制御の先端技術展「計測展2015 TOKYO」が2015年12月2〜4日で開催される。今回の共通テーマは「第4次産業革命―つながる化」だ。
産業用オープンネットワーク「EtherCAT(イーサキャット)」をご存じだろうか。工場などの産業用オートメーションにおいて、フィールドネットワークのオープン化が進む中、なぜEtherCATの存在感が増しているのか。誕生背景やメカニズム、活用シーンなどを詳しく解説し、その秘密に迫る。
製造現場における画像処理技術とは何か? その特徴や導入時のポイントなどをきちんと理解し、生産性向上に役立てていきましょう。連載第4回のテーマは「画像処理製品の導入」についてです。カメラと画像処理ソフトウェアを例に、生産現場で失敗しないための製品選定のポイントを解説します。