従来は電流/電圧で0.5%、有効電力で1%だった計測精度を、電流/電圧で0.2%、有効電力0.5%と簡易電力計としては高精度の計測を可能にした。
パナソニック デバイスSUNXは2013年8月5日、簡易電力計の新モデル「KW9M エコパワーメータ アドバンスドタイプ」を製品化し、受注を開始したことを発表した。
従来のスタンダードタイプでは電流/電圧で0.5%、有効電力で1%だった計測精度を、電流/電圧で0.2%、有効電力0.5%と簡易電力計としては高精度の計測を可能にした。新たにTHD(全高調波ひずみ)や電圧・電流不平衡度などの電力品質の計測に対応し、これらの電力品質トラブルを事前に察知する警報機能を備える。各計測データをロギングしており、設備トラブル発生時の不具合箇所の特定が容易になるとしている。
電力料金削減のため、ピーク電力を抑えるためのデマンド監理に有用な、デマンド計測機能も備えている。
省エネを図る上で必要な情報となる高精度での「電力の見える化」と、工場の生産効率はそのままに設備トラブルの予防保全に役立つ「電力品質監視」を1台で実現できるという。
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