ステッピングモーターとボールねじを一体化して直線動作を実現した「DRL IIシリーズ」。FLEX位置決め機能内蔵タイプとパルス列入力タイプを用意した。
オリエンタルモーターは、コンパクトリニアアクチュエータ「DRL IIシリーズ」を発売した。
新製品は、ステッピングモーターとボールねじを一体化し、直線動作を可能とした。ドライバは、システム構成の自由度が高いFLEX対応位置決め機能内蔵タイプと、パルス列入力タイプの2種類を用意した。ローターを中空化して、その内部にボールねじを収納する構造になっており、カップリングやボールねじ軸受けなどの部品が不要となるため、装置の小型化と軽量化に貢献する。また、中空ローターにボールねじナットを結合。カップリング剛性などの部品の組み合わせによるバックラッシの影響が少なくなり、高精度の位置決めが可能となった。
DRL IIシリーズはボディ内に著駆動機構を集約してあり、ユーザーが部品を自作で用意する必要がなく、組み立てや取り付け精度調整にかかる時間を削減できる。
価格は、転造ボールねじ駆動が4万9800円(税別)で、研削ボールねじ駆動が8万6200円(税別)である。
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