三菱電機、使いやすさを向上した汎用インバーター「FREQROL-A800」シリーズ発売FAニュース

高速応答化、駆動性能の向上、USBメモリを使ったパラメーターの監理など使いやすさを向上。欧州安全規格PLd、SIL2に標準で対応した。

» 2013年10月18日 09時53分 公開
[MONOist]
三菱電機

 三菱電機は2013年10月15日、現行のインバーター「FREQROL-A700」シリーズをフルモデルチェンジし、駆動性能と使いやすさを向上させ、安全規格にも適応させたインバーター「FREQROL-A800」シリーズを同年12月9日に販売すると発表した。なお、同年11月6〜8日に開催さえる「システムコントロールフェア2013」において同シリーズの展示が予定されている。


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 FREQROL-A800は、リアルセンサレスベクトル制御時で応答速度50Hz(同社従来機種20Hz)、ベクトル制御時では130Hz(同社従来機種50Hz)と高応答化を実現しており、紙、糸などの巻き取りライン制御の高精度化に貢献できる。運転周波数は、リアルセンサレスベクトル制御・ベクトル制御時では400Hz(同社従来機種120Hz)、V/F制御時では590Hz(同400Hz)と高速化し、工作機械の切削・研磨など広い用途にも対応する。また、USBメモリにパラメーターのコピーが可能で、PCを使って設定の監理やトラブル発生直前の運転情報を解析できる。さらに、欧州安全規格PLd、SIL2にも標準で対応しており、オプション使用でさらに上位の安全規格に対応できる。

 標準価格は、入力電圧三相200Vの「FR-A820-0.4K〜90K(計17機種)」が10万2000円〜39万円(税別)、三相400Vの「FR-A840-0.4K〜280K(計24機種)」が14万円〜1026万円(税別)である。なお、「FR-A842-315K〜500K(計5機種)」については、2014年1月に発売される。

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